広島空港は、広島市内からかなり離れていて、アクセスが良くありません。JR広島駅から空港へ向かうには、駅北側のロータリーから1時間に3本程度出ているリムジンバス(所要時間約45分、1340円)を利用することが多いのですが、もう一つの手段は、JRで白市(しらいち)という駅まで行き、そこから空港バスに乗る方法です。広島駅から白市駅まではJR各駅停車で41分(760円)、白市駅から空港までは約15分(390円)。リムジンバスよりも時間はかかりますが、道路の混雑に影響されにくいし(とくに連休の時など、山陽自動車道が渋滞することもあり得ます)、値段も若干安いので、こちらを利用する人も少なくありません。広島大学の最寄り駅は西条という、白市の二つ手前の駅なので、大学から東京に出る場合など、広島駅から新幹線に乗るよりも、白市経由で広島空港から行く方が断然速いということになります。
ただ問題は、バスの本数が少ないということで、飛行機の便に合わせて設定してはあるものの(そもそも広島空港から出る飛行機の数がそう多くない)、やはり不便は否めません。まして、JRが遅れでもしたら(これが意外によくある)、バスに乗り損ねて、予定になかったタクシー代がかかる、なんてことも起こり得ます。
先日、そういう(ことになりかかった)ケースに遭遇しました。大学での授業を済ませて東京に出ようと、JRで白市まで行き、バスに乗り込んだのです。JR遅延によるバス乗り遅れのリスクを回避するため、予め1本早いJRで行きました。上の写真は白市駅です。実際に駅に降り立ってみると、本当にこんなところから空港行きのバスが出るのかと思うほど、のどかな光景です。
駅に停まっているバスの中から進行方向を覗いてみると、こんな感じ。まさしく田舎の風景です。遠足に行くバスにでも乗ったような気分になります。
事件(?)はバスに乗り込んだ後に起こりました。バス出発の数分前に白市駅に着くはずのJR各停が、遅れているというのです。
その時バスに乗って発車を待っていたのは、そんなこともあろうかと1本早いJRで来ていた自分一人だけ。すると運転手さんが私の方へやって来て、「何時の飛行機ですか?」と尋ねてきました。つまり、遅れているJRに、このバスを使う予定の乗客がいるだろうから、列車の到着を待ってからバスを出していいか、というわけです。このバスを逃すと、次の便まで30分待たないといけませんから、飛行機に乗り損なう危険が出て来ます。
予約していた飛行機の出発時間までは余裕がありましたから、列車を待ってから発車することに同意しました。やがて、バス発車の定刻を数分過ぎてから白市駅に到着したJRからは、運転手さんの予想通り、慌てたビジネスマンが次々とこのバスに駆け込んできたのです。
バスが少ない白市駅ならではの出来事でしょうが、待ってあげましょうという、運転手さんのその気持ちがのんびりしていて良かったのか、なんとなく楽しい気分になりました。広島空港も乗客が少ないので、のんびりした雰囲気です。その後降り立った羽田空港の慌ただしさとは全く対照的な光景でした。
ただ問題は、バスの本数が少ないということで、飛行機の便に合わせて設定してはあるものの(そもそも広島空港から出る飛行機の数がそう多くない)、やはり不便は否めません。まして、JRが遅れでもしたら(これが意外によくある)、バスに乗り損ねて、予定になかったタクシー代がかかる、なんてことも起こり得ます。
先日、そういう(ことになりかかった)ケースに遭遇しました。大学での授業を済ませて東京に出ようと、JRで白市まで行き、バスに乗り込んだのです。JR遅延によるバス乗り遅れのリスクを回避するため、予め1本早いJRで行きました。上の写真は白市駅です。実際に駅に降り立ってみると、本当にこんなところから空港行きのバスが出るのかと思うほど、のどかな光景です。
駅に停まっているバスの中から進行方向を覗いてみると、こんな感じ。まさしく田舎の風景です。遠足に行くバスにでも乗ったような気分になります。
事件(?)はバスに乗り込んだ後に起こりました。バス出発の数分前に白市駅に着くはずのJR各停が、遅れているというのです。
その時バスに乗って発車を待っていたのは、そんなこともあろうかと1本早いJRで来ていた自分一人だけ。すると運転手さんが私の方へやって来て、「何時の飛行機ですか?」と尋ねてきました。つまり、遅れているJRに、このバスを使う予定の乗客がいるだろうから、列車の到着を待ってからバスを出していいか、というわけです。このバスを逃すと、次の便まで30分待たないといけませんから、飛行機に乗り損なう危険が出て来ます。
予約していた飛行機の出発時間までは余裕がありましたから、列車を待ってから発車することに同意しました。やがて、バス発車の定刻を数分過ぎてから白市駅に到着したJRからは、運転手さんの予想通り、慌てたビジネスマンが次々とこのバスに駆け込んできたのです。
バスが少ない白市駅ならではの出来事でしょうが、待ってあげましょうという、運転手さんのその気持ちがのんびりしていて良かったのか、なんとなく楽しい気分になりました。広島空港も乗客が少ないので、のんびりした雰囲気です。その後降り立った羽田空港の慌ただしさとは全く対照的な光景でした。