チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

「新約聖書学と現代の宣教」講演・シンポジウム記録

2015年10月29日 08時55分48秒 | Weblog
2017年刊行開始の注解叢書「NTJ新約聖書注解」(日本キリスト教団出版局)、その監修者である中野実(東京神学大学)、浅野淳博(関西学院大学)、伊東寿泰(立命館大学)、須藤伊知郎(西南学院大学)、廣石望(立教大学)と私の6名は、注解書の意義や役割を考えるべく、共同研究チームを作っています。

このNTJチームは、本年3月に日本キリスト教団信濃町教会でシンポジウム「新約聖書学と現代の宣教」を開催しました。またそれに先立って、1月には廣石望が「聖書の学び――教会と大学の間で」と題して講演を行いました。

この講演とシンポジウムの内容を収録した冊子『共同研究 新約聖書学と現代の宣教:学問と実践の協同を目指して』(非売品)をこのたび発行しました。こちらのリンクからPDFファイルをダウンロードできますので、一度ご覧いただければ幸いです。

高野でりんご三昧

2015年10月26日 12時22分23秒 | Weblog
広島県最北端の町、高野のことは以前に書きましたが、「道の駅たかの」にあるレストラン「そらら」で、高野りんごをふんだんに使ったスイーツバイキングを開催しているというので、りんごの美味しいこの季節、出かけてきました。

スイーツバイキングは午後3時から。その前にちょっと、道の駅近くにあるりんご園にお邪魔して、りんごを買うことにしました。

高野には、りっぱなりんご園がたくさん。「アップルロード」と命名された、両脇にりんご園を見ながら走る小道もあります。どのりんご園でも、りんごを直売していました(日曜休業のお店もありましたが)。

道の駅から一番近いところにあったりんご園です。



こんなかわいいりんごも。


広い敷地内にこんなりんごの木がたくさんあって、見ているだけで楽しくなります。
 

思わずたくさん買ってしまいました。毎日食べても当分なくなりそうにない数です。ジャムを作ることになりそう。


3時前に、道の駅へ移動し、目的のバイキングへ。



当日のメニューです。りんごを使ったスイーツの他、かぼちゃのチーズケーキやパイ、プリン、栗のブラウニー、意外なところではヤーコン(古代インカ帝国で果物として食べられていたとか。野菜売場に実物が並んでいました)のタルトなんてのもありました。甘いものばかりでなく、もみじ卵と漬けもんのサンドウィッチなんてのも置かれていて、口直しにちょうど良い味です。


西日が入ってきて、ちょっと写りがよくありませんが、どれも味は格別でした。


自然の恵みを満喫できるドライブ&スイーツ、ぜひまた近々訪れてみたい場所です。

酒まつり2015

2015年10月12日 13時45分37秒 | Weblog
広島大学の最寄り駅、西条は酒の都。毎年10月10日前後に開かれる「酒まつり」には、全国の酒が集まってきます。今年は10月10日(土)、11日(日)の2日間開催されました。両日で25万人の来場者だったそうです。

2009年にこの「酒まつり」を訪れた際には、満員電車と飲み放題の「酒ひろば」に圧倒されました(その時の記事はこちら)。それで恐れをなしていましたが、今年は6年ぶりに参戦してきました。

前回は、広島駅で既にものすごい混雑でしたから、それを覚悟して行ったのですが、さすがにJR西日本もサービス向上していました。なんと臨時列車が用意されていたのです。11時過ぎの広島発、西条行の空いた列車で約40分。今回は楽々の到着でした。

「酒まつり」の大イベントはやはり、利き酒し放題の「酒ひろば」ですが、ここに行くと、楽しむというより飲みまくるという感じになってしまうので、今回はパス(ちなみに、6年前は当日券1600円でしたが、今年は2100円)。今回は、西条の酒蔵を回り、試飲を楽しむことにしました。

駅前の様子。


駅前交番の手前を左折して、


路地へと入っていきます。


酒蔵が並ぶ通りは、マンホールもこの通り。


途中には「酒蔵横丁」。すでにここのお店で盛り上がっている人たちも。


まずは「賀茂鶴」へ。賀茂鶴は関西でもよく知られている銘柄でしょう。
  

賀茂鶴では無料試飲が入口付近で振舞われ、
 

気に入った人向けにはさらに有料の試飲も用意されていました。500円で4種類だからなかなかお得です。


しかしここでいきなりたくさん飲んでしまうと、後が続かないのを恐れた我々は、とりあえず有料試飲は我慢。しかしお腹が空いてきました。

そこで買ってみたのが「コメカラ」。西条のお酒と米粉を使った唐揚げです。カリッとしていて非常に美味い。
 

コメカラを食べながら、次に向かったのは「福美人」。ここではお酒は飲まず、ひと通り見学。
  

「酒蔵通り」に出て、一番奥にある「賀茂泉」へ。通りに店を出して、大吟醸と吟醸の有料試飲をやっています。両方試してみましたが、どちらも美味しいとはいえ、やはり大吟醸のまろやかさが優ります。

賀茂泉の蔵へ入っていくと、奥の庭でいろいろな料理を出しているではありませんか。コメカラと大吟醸酒で勢いのついていた我々は、まず「美酒鍋」へ。酒蔵のまかない料理として広まったものだそうで、味付けは、日本酒と塩・胡椒だけのシンプルな炒り煮です。
  

庭では、竹筒に入れたお酒も出されていました。400円で竹筒をまず買い、そこにお酒を入れてもらうという仕組みです。


竹筒の隣に写っているのは「竹べら味噌」。竹べらに塗った味噌をこのように焼いてくれるのですが、これをひと口食べると、酒が進みます。
 

お腹も落ち着いてきました。酒蔵通りを駅方向へ戻りながら、次は「亀齢」へ入ります。中でばったり出会った管理職の先生が、ソフトクリームがおいしいと教えてくれたので、奥へ進むと、長蛇の列。しかし、喉も若干渇いていたことでもあり、その列へと加わって、お酒の香りがするソフトクリームをいただきました(写真を撮るのも忘れて食べてしまいましたが)。

亀齢で、酒まつり用限定販売というお酒を買った後は、「白牡丹」へ。ここでは、にごり酒が無料で振舞われていましたので、早速試飲。甘酒や酒粕の販売もありました。白牡丹も庭で有料試飲をやっていましたが、希望の温度にしてくれるというので、熱燗を頼む人たちも。私は一番冷たいのをお願いしました。
    

最後に入ったのは「西條鶴」。入口から物凄い混み方です。奥の方まで進んでいくと、ジェラートを待つ列でした。無料試飲もやっていたので、我々はそちらの方へ。
 

お酒を飲むとラーメンが食べたくなる、という心理を見て取ったのか、通りには「塩麹ラーメン」の看板が。釣られて食することになりました。
 

ということで、酒蔵巡りは終了。駅前通り(ブールバール)を挟んで反対側にも「山陽鶴」があるのですが、今回は見送りに。酒蔵通りに、広島大学の留学生たちが、餃子とシュウマイの店を出していたので、応援がてら購入し、食べてみると、シュウマイは普通でしたが、水餃子がなかなかの味でした。


こちらが亀齢の「酒まつり限定 ひやおろし」。今度ゆっくり味わうことにします。