チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

小谷サービスエリアのカープコーナー再訪

2013年08月26日 23時22分15秒 | Weblog
↑このように、お好み焼きがずらっと並んでいるのはわかるんです。広島だから。

しかし、いつ立ち寄っても驚くのは、この山陽道小谷サービスエリア(上り)にある、カープコーナーに並んでいるお菓子のすごさです。


このような、まるで神社のご本尊のような飾り付けのところに並ぶお菓子の数々。


カープ・クレープロール(って何なんでしょうかね?)


こちらは、カープクッキー。たぶん味は普通のクッキーなはず。鯉のエキスとかは入っていないと思います。


プレミアムエクセレントショコラ「カープ」ですって。なぜか箱の色は黒。


チョコクランチ。


ユニフォームデザインの箱の中は、カープサブレ。


カープキャラメル。もう何でもあり、という感じです。


カープふりかけ。好きな選手のものを選んで買うのでしょうか。


これは、「ご本尊」の上の方に飾ってある団扇。やはりマエケンとプリンス堂林のものでした。

借金だらけのすごい成績ながら、Aクラス入りが何となく見えてきたので、カープファンは盛り上がっているようです。それにつれて、ここの売り上げも上がっている……かどうかまでは確かめませんでした。



SNTS2013(6): パースの街散策

2013年08月18日 10時02分01秒 | Weblog
(写真上:オーストラリアの郵便ポスト)

ベルタワー(前回)から降りてきた後は、キャットバス(市内を走る無料ループバス)に乗って街を見て回ったり、歩いてみたり。


どこに行っても、この種のアジア食料品を売る店を見かけることは多いですが、やはりパースにもありました。

パース駅の北側、North Bridge と呼ばれる地域です。近くには西オーストラリア美術館や西オーストラリア博物館などもあります。
  

驚いたのは、寿司バーのような日本料理店、それもテイクアウト可能なお店が街のあちこちにあることでした。
  

これには笑えました。Buddha Espresso。ブッダとエスプレッソというミスマッチ感満載な響きがかえって新鮮です。滞在していたホテルの近く。


もう帰国というその日に日本食を食べる気にはさすがにならず、パース駅近くの Raine Square というショッピングモール(?)地下にあるフードコートで、お約束のケバップで昼食。

  

ケバップもオーストラリア風にアレンジされているというか、バーベキューソースがかかっていたり、ケチャップが添えられていたり、「本物」とは微妙に、いやだいぶん違う感じがしましたが、これはこれでなかなかおいしくいただけました。ビッグサイズで10ドルはちょっと高いとは思いましたが。

お腹が十分過ぎるほど膨れたので、ホテルに戻り、予約してあった空港行きシャトルバスに乗り込んで帰国の途につきました。

(SNTSシリーズ終わり)

SNTS2013(5): ベルタワーに登る

2013年08月16日 18時19分34秒 | Weblog
パースの街は南側にスワン川(Swan River)が西へと流れ、インド洋に注いでいるのですが、その川の方角から、教会の鐘のような音が聞こえるなぁと思っていたのです。学会期間中は確かめる時間もなかったので、帰国する日の午前中、Blue Cat と呼ばれる市内無料バスに乗って、出かけてみました。エスプラネード駅の近くにあったのは、教会ではなく、高い塔でした。この塔から鐘の音が聞こえていたのです。その名も(まんまではあるが)ベルタワー

塔の入口


塔の上まではエレベーターで行き、下りは階段を歩きます。入場料14ドルを払って(なんか高い気もしましたが)、エレベーターで6階(だったかな?)まで上がると、塔の周りにめぐらされた通路に出ることができ、そこからの眺望はなかなかのものです。

北側の街の景色


南側に広がるスワン川の景色


で、足元を見ると


塔の中には18個の鐘があり、音色を響かせているのですが


なんとこの鐘は手動で動かしているのです。その模様がモニターで映し出されていました。鐘につけられたロープを引っ張る形で鐘を180度揺らして音を出しています。これ、録画かと思って見ていたら、後で下に降りたところ、「ライブ」だとわかってびっくり。いったいどんな体力なんでしょう。最も軽い鐘でも240kg、一番思い鐘はなんと1500kgもあるというのです。


18個ある鐘のうち12個は、ロンドンのトラファルガー広場にある教会から運ばれてきたそうで、鐘はいずれも1725~26年に鋳造されたとのこと。(ベルタワーについての説明はこちら。)

ベルタワーは鐘についての博物館の役割も果たしており、塔の内部にはいろいろな鐘が展示されていました。
  

ベルタワー見学の後は、キャットバスに乗って、街をぶらぶらすることにしました。(このシリーズ、次回たぶん最終回)


SNTS2013(4): 教会堂巡り

2013年08月13日 22時47分10秒 | Weblog
出かけた先で教会堂を見て回るのは、もはや趣味のようなものとなりました。パースでもプログラムの合間に、また帰国の日の朝にいくつか教会堂を巡りましたので、紹介します。

一番上の写真は

カトリックの聖マリア大聖堂。


元来は1865年に建て始められ、何段階かの拡張を経て今の形になったのは2006年とのことです。中に入りたかったのですが、あいにく幼児祝福式のような儀式をやっていたので、内部見学は叶いませんでした。

次に訪れたのは、聖アンデレ教会。
 
この教会は、オーストラリア合同教会(Uniting Church in Australia)に属しています。このオーストラリア独自の教派は、1977年に長老派・メソジスト・会衆派が合併して成立したものですが、日本基督教団(United Church of Christ in Japan)と違って「United」ではなく、「Uniting」としているところが、合同途上にあって努力中という自覚を表していて素晴らしいと思いました(そういう意味かと、歓迎会で出会った牧師さんに尋ねたら、そうだと応えていました)。

そのすぐ近くには、歓迎会が開かれた聖ジョージ大聖堂(聖公会)があるのですが、
 

教会堂の横には小さな家が。


近くに寄って見ると、

「The Deanery 1859」という看板が立っています。元来は主教の住まいだったようですが、現在はオフィスになっている模様。

聖ジョージ大聖堂の中は、以前にもご紹介した通りの荘厳さです。

   

さらに街中へ近づくと、別の教会堂が。

 
この「三位一体教会」も合同教会です。

さらに、歩行者天国となっている街の中心部を抜けていくと

 
ウェスレー合同教会。ここにもプロテスタントの教会がありました。

残念だったのは、プロテスタント教会はいずれも(聖公会を除いて)扉に鍵がかかっており、中へ入れなかったことです。内部を撮影する楽しみが今回はなかったので、教会巡りもあっさりと終わってしまいました。短時間でたくさん回ることはできましたが。

SNTS2013(3): Council House はカメレオン

2013年08月09日 08時58分31秒 | Weblog
宿泊していたホテルからは、15分ほど歩くか、またはバスに乗って、Esplanade という駅まで行き、そこから鉄道で大学最寄り駅へ、さらにそこからバスに乗り、大学キャンパスへ、という順路です。


Esplanade 駅まで歩く途中の公園。西オーストラリアでもやっぱりカンガルーでした。実物にはお目にかかりませんでしたが。

朝、ホテルを出て Esplanade 駅まで行くときは気づかなかったのですが、夜になって同じ道を駅から戻る途中、何やらピカピカ光る高層建築が。



しばらく見ていると、その建物は色をどんどん変えていったのです。

  

この不思議な建物にしばらく見とれていると、周囲にも同じような観光客と思しき人たちがおり、写真を撮っているではありませんか。

この建物は Council House という名ですが、市議会の建物として使われていたのは過去の話のようです。現在はオフィスビルとしてどうやら利用されている模様。昼間は一番上の写真の通りで、特段目を惹くようなものではありませんが、夜になると実によく目立ちます。

非常に印象的だったので、ちょっと紹介。

SNTS2013(2): 夜は歓迎会

2013年08月07日 10時28分54秒 | Weblog
(写真上:パースで宿泊していたホテルの部屋。長期滞在用に電子レンジや食器、アイロンが備え付けられていました。しかしネット環境が未発達で、有料で部屋から無線LANにつなぐ必要がありました。もっともスイスで3月に泊まったホテルでもそうだったから、一概にオーストラリアばかりが悪いわけでもないでしょうけれど。日本のホテルだと考えづらいことです。部屋ではほとんどテレビを見ながら寝てばかり。)

国際新約聖書学会の大会は毎年、各地を転々としますが、どこで開催されても、開催校はもちろん、その土地の市長や教会までが歓迎会を開いてくれます。それは、オーストラリア初開催の今回も例外ではなく、朝から夕方までは、研究発表やセミナーといった学術プログラムに明け暮れますが、夜は一転して、食事をとりながら歓談する時間となります。

今回は、初日が大学主催の歓迎会で、大学の宗教センター大ホールを使って行われました。そして2日目はパース市(西オーストラリア州?)主催の歓迎会が、公邸のダンスホールで開かれました。このような場所です。

 

公邸だからといって、かしこまった服装でないといけないわけではなく、結構ラフな格好の人も少なからずいました(写真に少し写っています)。聖書学者は見かけなど気にしないのか、会長などはともかく、服装はどんなときもバラバラでした。

3日目は、市内にある聖公会の聖ジョージ大聖堂を使っての、教会諸派の合同主催による歓迎会でした。

これが教会の外観です。
 

内部はこの通り。
   

当日の様子。立食での歓談の後、オルガンコンサート、聖歌隊による合唱というプログラムでした。



歓迎会での歓談は、色々な人と知り合いになる良い機会ですが、自分のことを何度も、同じ内容で語るので、だんだん面倒くさくなってくるのも事実です。広島で、新約聖書を講じているが、国立大学なので神学部はなく、宗教学としてキリスト教と新約聖書を教えている。学生はほとんどが非キリスト教徒だが、キリスト教に関心を持って授業にやってくる。神学部は私立にのみ存在する。日本キリスト教団は合同教会で、第二次世界大戦の際に政府の宗教政策として強制的に合同させられた。戦後離脱した教派もあったが、多くは残って、「教団」を維持した、といった具合です。

SNTSの開催校を引き受けたら、本当に大変です。学術プログラムの段取りはもちろん、宿泊施設の手配、そしてこのような歓迎会のセッティングも必要ですし、同伴者用プログラム(たいていは観光)も用意しないといけません。日本開催もいつかは、などと冗談半分に言われましたが、冗談半分でも頷けないと思いました。