月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

応援のはなし

2009年10月01日 01時27分05秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日は息子の新人戦の応援に行ってきました。
3年生が引退し、新チームでの初めての公式戦です。
選手たちの一生懸命のプレイに
応援席も熱くなりました。

息子が中学に入学して、バスケットボールを始めてから
彼が試合に出る度に応援に行っています。
もちろん、法務と重なった時は泣く泣く断念しますが、
時間のあるかぎりは行きたいのです。

子どもががんばっている姿を見るのはうれしいものです。
試合中は、ハラハラドキドキ、手に汗握り、
気がつけば大声をあげてしまっています。
今まで知らなかった楽しさです。

夏休みにいとこのお姉さんと、
そんな運動部母の楽しみの話をしていました。
お姉さんの息子さんは小学生の時からサッカーをしています。
サッカーを始めた時に、夫婦で話し合ったそうです。
  試合の時は、仕事の都合がつく限り応援に行こうね。
  選手でなくても、ベンチにさえ入れなくても、
  地べたに座って応援しているこの子の姿を見てあげられるのは
  わたしたち親しかいないんだから。
  だから、できる限り応援に行こうね。
それから、小学校、中学校、高校と、
ひたすら、サッカーの応援に行ったそうです。

その親心の広さに感動しました。
自らを顧みて・・・
わたしは今まで、試合に出ている息子を見に行ってたのです。
ということは、選手でなかったら行っていなかったかもしれません。

今日、息子は怪我のため、試合には出ませんでした。
怪我をしてからの10日間、辛かったと思います。
悔しかったと思います。
でも、足を引きずりながら部の荷物を運ぶ姿や
ベンチで声を出す姿や、黙々とシュート練習をする姿を見て
母としては、泣きそうになりながらも嬉しく思いました。
そして、心からチームの応援ができたように思います。

阿弥陀さまは、こんなふうにわたしたちを見ていてくださるのですね。
「認める」とは「見留める」ことだということを、先日の講義で聞きました。
一人ひとりを「見留め」てくださるのです。
子どもの方からすれば、親にはいちばん見せたくない姿かもしれません。
けれど、親はこの子のそのままを、せつなさいっぱいに抱きしめるのでしょう。

明日は決勝トーナメント!
もちろん、応援に行きますよ!
ご院さんの分と二人分、精一杯に応援してきます!