月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

ちいさな合掌のはなし

2009年10月11日 17時47分57秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日ご法事のお宅で
とってもかわいい姉弟に出遇いました。

おしゃれでかわいいお姉ちゃん、小学3年生のYちゃんと
好奇心旺盛なんだけどちょっぴり恥ずかしがり屋さんの年長組さんのKくん。

おつとめの間も、ちゃんと座ってくださっていましたし、
おいしいお菓子もお行儀よくいただだきました。
お休みの時間に
毛糸のあやとりで手品をしてみました。
わーい、、大成功!
Yちゃんも、Kくんも不思議そう。
「おうちで挑戦してみてね!」とあやとりをプレゼント。

仏間のまんなかに、YちゃんとKくんがいて、
そして、やさしく、あたたかく、陽気に見守って下さるご家族がいらっしゃる。
この雰囲気がいいんですよね。
やさしい時間が流れます。

おつとめが終わり、ご法話をさせていただくために振り向くと、
YちゃんとKくんが、ふたりならんで
ちいさな手を胸もとにあわせて、合掌の姿をしてくださっていました。

  なんとかわいくて尊いすがたなのでしょう。
  ひいおばあちゃまがご縁となってくださって
  阿弥陀さまのおはたらきが、ほらここに。
  ありがたいなあ。

ご法話で、

  わたしたちは毎日、
  多くの人のお手間と、多くのいのちをいただいて
  大きくならせていただいてるんだね。

  そして、阿弥陀さまはいつでも一緒にいてくださって
  Yちゃんのことも、Kくんのことも、わたしのことも
  大きくならせていただいてる毎日を
  よろこんでくださったり、はげましてくださったりしていらっしゃるよ。

とお話させていただきました。

大きくうなずいてくださるYちゃん
じっと、みつめてくださるKくん
ご家族のみなさま

今日はよいご縁をありがとうございました。

 
YちゃんとKくんへ・・・
    手品のたねあかしは、今度お寺にお参りに来てくださったときにね・・・


  

応法妙服

2009年10月11日 14時23分50秒 | 仏々相念(住職日記)
今年も冬の法衣を出しました・・・

夏の法衣をしまいながら、
あれこれとバタバタした日々を思い起こし
感謝するやら、反省するやらで・・・

こんな私が、これらを身に着けさせて頂くとは・・・

住職を継職させて頂くとき、
不安いっぱいの中で恩師に訪ねた、
「先生、私みたいな者がこの法衣を身に着けていいのでしょうか?」
「T君、僕もそうでしたよ。
 それでいいんだよ、君はお浄土のお荘厳(おかざり)に
 ならせて頂きなさい。」

嬉しかったなぁ~
いつもその言葉を胸に身に着けさせて頂いています。
                             
今年もお取り越し報恩講の季節がきました。        
大切に勤めさせて頂こう!