月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

小包のはなし

2009年11月06日 21時26分46秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
明日は姪っ子Fちゃんのお誕生日。
心ばかりのプレゼントを用意したので
宅配便で送ることにしました。

ダンボール箱に
Fちゃんへのプレゼントやら
お兄ちゃん、お姉ちゃんへのおまけやら
いろいろ詰めちゃいました。

明日、みんなでワイワイ開けてくれるかな?

学生時代、母が折々に小包を下宿に送ってくれていました。
ダンボール箱を開けると
箱いっぱい、ぎっしりと、あれやこれや詰め込まれています。
手作りのお惣菜や保存食、お野菜、果物、お菓子、
隙間には、タオルやら日用品やら、
本当にぎっしりと、
ふるさとの香りと、母の思いいっぱい・・・詰まっていました。
そして、
広告紙の裏にササッと書いた短い手紙が
いちばん上に乗せられていました。

うれしかったなあ。
ほんとうにうれしかったなあ。

なんとなく、
荷造りをしながら学生の頃のことを思い出しちゃいました。
小包って
送るのもうれしいし、
受け取るのもうれしいものですね。

そうそう、この場を借りて・・・
いつも爽やかに荷物を運んでくださる宅配便のお兄さん、
ありがとうございます。いつもご苦労さまです。
小包+お兄さんの笑顔で、うれしさ倍増です!





喜色満面

2009年11月06日 20時23分58秒 | 仏々相念(住職日記)
引退を決意した時の円楽さん・・・

落語に人生を賭け直走ったという・・・

私は笑点での司会の笑顔しか知りません。
本当に優しそうに微笑まれていました。
でもそのような顔ばかりではなく、
やはり厳しい面も持たれていたとか・・・

「鬼の円楽、仏の円楽」

弟子であり、(円楽)の名を継承される楽太郎氏がおっしゃっていた。

脳の病気から晩年言葉が縺れる・・・
高座で思うように言葉が出ない・・・

顔はいつものように微笑んでいたが、
ものすごくさびしそうな眼・・・

引退を決意した瞬間だとか・・・

話すことが仕事の彼にとって
辛かっただろうな~とテレビを見ながら思っていた。

私も吃音があるため言葉が出難い時があります。
辛いんです、結構・・・

一生懸命の笑顔でごまかすのが関の山・・・
ものすごく心では傷付いているのに・・・

でもポツポツと出て下さる言の葉に感謝しています。

毎朝、目が覚めると真っ先に「あ」っと呟く・・・
良かった、今日も出て下さると
一人喜んでいます。

こんな住職とのご縁を結んで下さる皆様に感謝しています。