月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

プチ リフォームのはなし

2009年11月18日 22時06分12秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
我が家でいちばん働きものの洗濯機が壊れてしまってから、一週間。
新しい洗濯機が来るまでに、この際脱衣スペースもきれいにしましょう!と急にプチ リフォームを思いつきました。
リフォームといっても、古い洗面台を外して、床と壁紙を張り替えるほどのことなのですが・・・
それでも、いろいろ考えるのはわくわくして、たのしいものです。

今日、3日間の工事が済み、洗濯機も搬入され、ついに完成しました。
今回は、清潔感あふれる白でまとめてみました。
親子でサンプルをあれこれ見ながら話し合って決めた壁紙もいい感じです。
あとは、さんざん見尽くした通販カタログでやっと選び抜いた白いチェストが届くのを待つばかり・・・

6人分の大人サイズの洗濯物をどーんと受け止めて、きれいさっぱり洗ってくれる洗濯機さん、これからよろしくお願いしますね!

今日からは、一日の疲れをお風呂で洗い流したあと、さわやかな脱衣スペースでさっぱりと気持ちを切り替えられそうです!

急な思いつきにおつきあいくださったM工房さま、職人さんや工事の方々、お世話になりました。ありがとうございました。
大事に使わせていただきます。

無蓋大悲

2009年11月18日 19時55分16秒 | 仏々相念(住職日記)
何とかしてくれ~・・・

苦しみから決して逃れることができないこの世。
何とかして逃れたい・・・
何とかして避けたい・・・

あの手この手で考える。
「そうだ、この苦しみの源は他にあるんだ!」
墓参り、ちゃんとしてるか・・・?
年忌、ちゃんと勤めているか・・?

みんな、苦しみの世界に生を受けました。
みんな、苦しみを抱えて生きています・・・
でも、他の人は楽に生きているような気がして・・・
比べては落胆し、比べては嘲笑う・・・

こんな苦しき世界なればこそ支え合いながら・・・駄目ですか・・・?

昨日の坊守のブログじゃないけど、
ドアを開けてくれる優しさ・・・
「気をつけて」の一言の尊さ・・
苦しみの世と言えども、満更捨てたもんじゃないですね・・・
坊守が優しくして頂いて私も嬉しい!!

しんどかったら坊守に当たってしまう。
私を筆頭に娘も息子も・・・

いつもニコニコの坊守・・・
「腹の立つこともあるやろ・・・?」と尋ねてみると、

「そりゃあるよ・・・!」
と満面の笑み・・・

敵いません・・・                

 

あたたかい言葉のはなし

2009年11月18日 00時12分45秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今朝、コインランドリーでの出来事・・・
(うちの洗濯機が故障中のため・・・)
洗濯仕上がった洗濯物を洗濯カゴに山盛りに載せて
コインランドリーを出ようとしたときです。
  うっ、自動ドアじゃないの? 両手離せないんですけど・・・
と心の中で思った瞬間、
「大丈夫ですか? どうぞ!」と中におられた女性がドアを開けてくださいました。
  あ、ありがとうございます。
「お気をつけて!」
見ず知らずの方にあたたかい言葉をかけていただいて
そして親切にしていただいて
朝からとってもうれしかったです。

夜は、I講中のお取り越し報恩講のご縁でした。
ここでも、お宿のご夫妻と息子さんをはじめ
お参りにこられたご門徒さま方々から
あたたかい言葉をたくさんかけていただきました。
たのしく、明るい話が飛び交い、笑い声のあふれるご法座でした。

ご法話で≪無財の七施≫についてお話させていただいているのですが
そのなかに、≪言辞施≫があります。
あたたかい言葉を施すということです。

阿弥陀さまは、そのおこころを「南無阿弥陀仏」のお名号という響きにして
わたしたちに届けてくださっています。
響きとは、音や言葉が何かに当たって初めて「響く」ことになるのです。

「南無阿弥陀仏・・・」のお念仏も
親切なあたたかい言葉も
このわたしに届けられ、心にヒットしているからこそ、心に響き、感動するのでしょう。

近頃は話し言葉も乱れていると言われます。
冷たい言葉や乱暴な言葉もよく耳にします。
昔ほどお念仏の声も聞かれなくなりました。

できることなら、お互いのこころががほっこりするような
あたたかい言葉を使いたいものですね。
なんまんだぶつ・・・あんっ!