月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

夕映之色

2010年09月02日 21時44分21秒 | 仏々相念(住職日記)
ワァ~・・・

私みたいな者でも感嘆の声を上げることがあります。

昨日、今日と松山の道後教堂にて愛媛県の布教大会が行われました。
昨日、坊守が出講させていただいたのでもういいやろって思っていたのですが、
「ご院さんもご縁に会われては如何ですか? きっと皆さん、喜ばれますよ!」
って動かない背中を坊守が押して下さります。
何処までも出不精でいけません・・・

皆さん、真面目に大切にお話しくださいます。
私も決して不真面目って訳ではないのですが、普段のお味わいをさせていただいたことです。

去年と今年と続けて坊守と同じ場所に立たせていただいたことです。
もっと言えば先々住も大切にしていた場所・・・
そこに今立ち、私が話をさせていただくことの勿体なさ・・・

心地いいひと時をいただいたことです。

ご縁が終わり、坊守に電話すると何事もないとのこと、
「じゃ、ちょっとキスケ温泉入って帰りま~す」
8月の疲れなのかいつものペースでサウナに入れません、
信じられない早さで直ぐにしんどくなり座っていることができません・・・

これはいけんわ・・・
で、最近できた炭酸温泉にて足を伸ばします。
ぬるめのお湯に身を浸していますと無数の泡が・・・
その泡と一緒に疲れも取れるようでした!

2時間半程ゆっくりさせていただき帰宅に・・・
松山インターに上がる時、表現できない空の色。
「きれいなもんやな~・・・」
これは写真を撮らなければ、と思い急いで伊予灘パーキングに寄りパチリ!

おっ、メールが入っています、
「はよ帰っといで~」
私にも帰るところがありました・・・幸せです。

今生のいのちも「帰れよ、必ず救う」の声に解決済み・・・有難い。

泣いたり笑ったりのはなし

2010年09月02日 19時29分30秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日は、40歳代にして突然のご病気でお別れされた息子さんの四十九日法要のご縁にお参りさせていただきました。
わたしのすぐ隣でお母さんがお礼についてくださっていました。
おつとめの間、時々目頭を押えられたり、こらえきれずに流れる涙を拭かれたりされていました。

それこそ「まさか」のお別れでした。
頼りにしていた息子さんの死を、お母さんはまだまだ涙いっぱいの中に受け止めきれないでいるのかもしれません。
涙、また涙の49日間であったろうと、肩を小さく落とされたお姿からお察し申し上げたことです。

三部経のおつとめでしたので、間に2回お休みをいただきます。
さあ、そのお休みの時間は、お隣にお住まいのSさんがにぎやかにお話をしてくださいます。
甲高い声で陽気な話ぶりなのですが、話の端々に人を思いやる言葉が出てきます。
Sさんの話に、おつとめの間涙されていらっしゃったお母さんも、妹さんもクスッと笑われました。
ああ、いつもこうやってご近所で支え合っていらっしゃるんだなあ、と思わせていただきました。

みんな、それぞれに辛い別れを経験し、悲しみいっぱいの涙が止まらないことをわかっているから、寄り添ってあげることができるんですね。

「悲しみって、寄り添えばどことなくあたたかくて・・・」(YUI『to mother』)

ありがたいご縁でした。

ちょっと休憩のはなし

2010年09月02日 06時12分07秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます。

夜中にふくらはぎが、びーってつりまして…
起きた時もまだ若干痛みはあったのですが、
まあいけるかな?とウォーキングに出掛けた次第。
しかし歩くにつれ、だんだん痛くなって、くじけそうに…
でも、進まなきゃ家に帰れないし…
ただいま、石材店さんの石のベンチでひとやすみ。
あーあ…とお空を見上げると、白くて半分のお月さまが、わたしの頭の上から応援してくれているようにまだ残っていました。

さて、願生(がんば)って、歩みを進めましょうか!

みなさまも、お大事に!