「ツルノリヒロ+Ayako+平沼有梨~For Your Tears」で書き下ろした新曲、”地平の果て~Horizon~”
子供の頃から「行き着く、果て」という存在がとても気になっていた。
生まれ育った阿佐ヶ谷の街で、小学生の頃、学校に通う為に通る最短ルートから、
横に、斜めにのびる行く筋の道が気になって気になって、よく帰り道、通ったことのない路地に入り込んだ。
たいていの路地は曲がりくねっていたから、先がどうなっているかわからない、
だんだん狭くなり、行き止まりになるのでは、という思いにドキドキしながら、
それでも最後に抜けられると、本当に嬉しかった感覚を覚えている。
その感覚は、大人になってからも変わらず、コンサートで訪れた街々で少し暇があると、歩き回り、
細かな路地に入り込むのが楽しみだった。
写真の場所は中国、楡林窟。
敦煌から車で4時間ほどの甘粛省安西県にある、
莫高窟と同じように断崖に穿たれた穴に描かれた仏画や、仏塑像で有名な仏教遺跡。
極寒の時期に訪れたこともあって、まさにここは地平の果て、と感じた。
今になって考えると、人の生きてゆく様そのものが、先の見えない路地を何があるのだろう、
と好奇にかられ進んでいくことなのだと思うし、そういった道を抜けて、また抜けて、
最後には果てがあるのが人生なのだと思う。
はてさてどんな果てが待っているのか・・
どうやら僕は、果てマニアらしい。
子供の頃から「行き着く、果て」という存在がとても気になっていた。
生まれ育った阿佐ヶ谷の街で、小学生の頃、学校に通う為に通る最短ルートから、
横に、斜めにのびる行く筋の道が気になって気になって、よく帰り道、通ったことのない路地に入り込んだ。
たいていの路地は曲がりくねっていたから、先がどうなっているかわからない、
だんだん狭くなり、行き止まりになるのでは、という思いにドキドキしながら、
それでも最後に抜けられると、本当に嬉しかった感覚を覚えている。
その感覚は、大人になってからも変わらず、コンサートで訪れた街々で少し暇があると、歩き回り、
細かな路地に入り込むのが楽しみだった。
写真の場所は中国、楡林窟。
敦煌から車で4時間ほどの甘粛省安西県にある、
莫高窟と同じように断崖に穿たれた穴に描かれた仏画や、仏塑像で有名な仏教遺跡。
極寒の時期に訪れたこともあって、まさにここは地平の果て、と感じた。
今になって考えると、人の生きてゆく様そのものが、先の見えない路地を何があるのだろう、
と好奇にかられ進んでいくことなのだと思うし、そういった道を抜けて、また抜けて、
最後には果てがあるのが人生なのだと思う。
はてさてどんな果てが待っているのか・・
どうやら僕は、果てマニアらしい。