クリスマスのプレゼントに、素敵で面白い物をもらった。
「Storm Cloud」という気象観測機器だ。
「STORM CLOUDは17世紀のヨーロッパで航海士が天気を予測するために使われていた簡易的な気象観測用の機器です。
天気管やストームグラスとも呼ばれており、18世紀には気象学の開祖のひとりであるロバート・フィッツロイ(Robert FitzRoy)によって、
自身が船長を務めたイギリスの観測船「ビーグル号」の航海で使用され、結晶の現れ方と気象変化のガイドをまとめています」(取扱い説明書より転用)
そのフィッツロイのガイドが「取り説」に載っているのだが・・何とも頼りない説明なのだ。
1)結晶が沈殿し済んでいる=晴れ
2)濁っていて小さな結晶が浮いている=曇り
3)小さな塊状の結晶が生じる=雨/霧
4)大きめのフレーク状の結晶が生じる=曇り/雪
5)上部に筋状の液晶が見られる=強風
6)下部に結晶が沈殿する気温が下がる/天気が崩れる
写真がある訳ではないので、一体どういう状態なのかいまいち分からない。
入っていた箱の外側に絵があった。
説明書きと合わせて見てもよくわからない。
Wikipediaには別な説明の仕方で出ていたので、これも転載させていただく。
- 天気が晴れるなら、ガラス管内の固形分は完全に底に沈み、液体は澄みきる。
- 雨に変わる前は、沈殿物の量が徐々に増え、星のような形のものが透明の溶液中を浮遊する。
- 嵐やひどい風の前には、固形分の一部が溶液の表面まで達し、大きな葉のような形になる。溶液は濁り、発酵しているように見える。この現象は天気の変わる24時間前に見られる。
- 冬、特に雪や霜のときには、管の高い位置まで沈殿物が積もる。内容物はとても白く、浮遊する点状のものが見られる。
- 夏、とても天気がよく暑くなるときは、沈殿物は管の非常に低い位置までしか積もらない。
- 風や嵐が接近してくるときは、接近してくる方向の反対側のガラス管の壁に沈殿ができる。
こちらの方が少し分かりやすいか・・・
何れにしてもスタジオの、気に入った物を載せている棚の一番前においてみた。
ただし、密閉制の高いスタジオの中で、果たして外の天候に影響される事があるのだろうか、と少し不安になる。
さらに飾ってから昨日まで、快晴の日が続いていたので、いつ見ても最初の写真の状態で、グラスの中には変化が無かったからなおさらだ。
それが、今日、いきなり変化し始めたのだ。
シダの葉のような結晶が出来ている。
説明書きから推測するに強風?・・・確かに昨日から風はとても強い。
さらに写真を撮ってから30分後、
あきらかに結晶は成長している・・・
ただし、この状態が何に当たるのかはいまいちわからん。
嵐になるのか?
でも、面白いなあ・・
暫くはスタジオに来たらまず「Storm Cloud」をチェックする日々が続きそうだ。
色んな形を見てみたいなぁ~その後の観察報告も待ってます(笑)
ただ、相変わらず何を指し示しているのかはよくわからない。
観察を続けます!