バクダードを過ぎると、山岳地帯に入ってくる。
巨大な生物の背骨の、化石のような山並みが続く。
地球の荒々しい素顔を見るような気がして、目が離せなかったのだが、
残念ながら、この後シリアからトルコにかけて、雲に覆われ、地上が見えなくなってしまった・・
成田を出て既に18時間。
睡魔に襲われる・・
次に視界が開けたのは既にトルコの西、イスタンブルを過ぎたあたり。
北側に黒海が広がる。
そしてブルガリアへ。
レオン・スピリアールトの絵のような海岸線が美しい・・
中東からヨーロッパへの変化は劇的だった。
美しい田園地帯が眼下に広がる。
しかし、ここからまた雲に覆われて、地上が見えなくなる・・・
次に地上が見えたのは、既にドイツに入ってからだった。
そして、フランクフルトが見えて来た。
ここまでで、22時間の旅である。
帰りは結構揺れて、大変でした・・・
でも、確かに地球を見渡せるのは、楽しいですね!