ここ一月ほど、スタジオの駐車場に、毎夜来訪者がある。
カエルである。
カエルに詳しくはないのだが、どうやらヒキガエル(ガマガエルともいう)らしい。
駐車場なので、スタジオへの行き帰りなどに、踏んでしまうのはとても嫌だし、必然、出入りの時には注意するようになった。
友人に話をしたところ、「カエルは守り神だから、スタジオを守ってくれているのでは」と言う。
益々注目するようになった。
毎晩、必ずいるので、どうやらここを拠点と考えているようだ。ヒキガエルは、雨蛙のように、敏捷ではなく、いわば「のそのそ」と、蛙の特徴と思われている、跳躍も得意では無いらしい。ところが、ツルスタに訪れる彼は、以外と敏捷で、近づき、話しかけると、後ろを向いているときでもすっと・・それは言い過ぎか・・のそっと、こちらに向き直る。そして、つかつかと近づこうものなら、結構素早く、しかも長い距離をぴょん、と跳ぶのだ。
また別な友人は、「誰か、亡くなった知り合いの、仮の姿では」とも言う。
いずれにせよ、今は共存の意識が(こちら側だけかも知れないが・・)おたがいに生まれているような気がしている。
夜、スタジオに帰ってきて、車の窓を下げ、身を乗り出し、 toadの姿を探す、スタジオの壁沿いに、車には踏まれない位置に、彼はいる。それでも、車を慎重に停め、エンジンを切り、外へと出、
「よう、ケロやん、気をつけろよ、僕も気をつけるから」
話しかけるのが日課となっている。
カエルである。
カエルに詳しくはないのだが、どうやらヒキガエル(ガマガエルともいう)らしい。
駐車場なので、スタジオへの行き帰りなどに、踏んでしまうのはとても嫌だし、必然、出入りの時には注意するようになった。
友人に話をしたところ、「カエルは守り神だから、スタジオを守ってくれているのでは」と言う。
益々注目するようになった。
毎晩、必ずいるので、どうやらここを拠点と考えているようだ。ヒキガエルは、雨蛙のように、敏捷ではなく、いわば「のそのそ」と、蛙の特徴と思われている、跳躍も得意では無いらしい。ところが、ツルスタに訪れる彼は、以外と敏捷で、近づき、話しかけると、後ろを向いているときでもすっと・・それは言い過ぎか・・のそっと、こちらに向き直る。そして、つかつかと近づこうものなら、結構素早く、しかも長い距離をぴょん、と跳ぶのだ。
また別な友人は、「誰か、亡くなった知り合いの、仮の姿では」とも言う。
いずれにせよ、今は共存の意識が(こちら側だけかも知れないが・・)おたがいに生まれているような気がしている。
夜、スタジオに帰ってきて、車の窓を下げ、身を乗り出し、 toadの姿を探す、スタジオの壁沿いに、車には踏まれない位置に、彼はいる。それでも、車を慎重に停め、エンジンを切り、外へと出、
「よう、ケロやん、気をつけろよ、僕も気をつけるから」
話しかけるのが日課となっている。