ボストンに来るのはしばらくぶりだ。
辻仁成のレコーディングで、トラックダウンをニューヨークでやることになり、
その際足を伸ばして、まだ元気だった伯母夫妻の家に泊めてもらった時以来。
綺麗になったというボストン空港。
通関に時間がかかり、出て来れたのは到着の一時間後・・・
伯母の後見人である堀 晴子さんが迎えに来てくれていて、晴子さんの車でまずチェロを借りに向かう。
晴子さんは頭が良く、行動力があり、そしてとても素敵な人だ。
大きな車をブイブイ走らせながら、ボストンのいろんなことを教えてくれる。
まずはチェロを借りに楽器屋へと向かう。
チェロは、国内、国外を問わず、飛行機内に持ち込むことができない。
だが、預けてしまって、ボディーにひびが入ってしまったチェリストを知っている。
なので、国内の仕事も、韓国へ行く時も、一席チェロ用に購入し、乗ることになるのだが、
チェロ席をそうやって買う場合の料金が高い・・・
人間のチケット代の半額なのだが、人間には最近、安いチケットが沢山ある。
チェロにはそんなチケットは無いので、正規料金の半額を払わなければならない。
つまり、韓国まで、人間は往復で4万のチケットがあったとしても、
チェロは片道12万の正規料金の半額、6万×往復、12万かかってしまうのだ・・;;;
今回のボストン行きにはそんな予算は無い。
なので、弓だけは弓ケースに入れ持ってゆき、本体の方はボストンで借りようということになったのだ。
ボストン市内から少し郊外へ。
普通の一軒家のような感じでその店はあった。
早速チェロを弾かしてもらい、選ぶAyako。
3本ほど弾かしてもらい、その内の1本は、悪くはないのだが、音の抜けが悪い。
日本から持って来た自分の弦に張り替えてみる。
抜けも良くなり、Ayakoの音がして来た。
これに決め貸してもらうことにする。
張ってあった弦は、返す時にまた張り替えるため、大事にとっておく。
思ったよりも良いチェロが借りられて、ホッ・・
でもケースはソフトケースでした・・・の図