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つねさんぽ #87-2 新宿富士

2011年05月07日 | つねさんぽ

眠らない街、新宿。

俺はゴールデン街にある、行きつけのバー「山男闘呼」で安酒に溺れていた。

十代の頃、なぜもっと世の中に対して興味を示さなかったのだろう。

壁にボールをぶつけ、壁野球に打ち込んでいたら、近所のおじさんに「うちの壁でするな」と怒られていたあの頃。

隣の浦安まで自転車をこいで本屋へ行き、いかがわしい雑誌コーナーの前へ着いた途端、店のおばちゃんに「まだ早い!!」と一喝されたあの頃。

そんな思い出が浮かんでは消え、思い出しては、俺の心を激しくくすぐる。

そうこうしているうちに、これまた常連の山岳ガイドISI・ニコル氏が店にやってきた。

「つねさん、若さってやつは切なくハングリーってバーモントカレーのCMでマッチも歌ってたよ。そんなあなたにこんな富士塚があるよ」

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新宿区役所近くの花園神社にある富士塚「新宿富士」ここは芸能にも縁があり、芸能関係の参拝も多いらしい。ここにいただけでも2・3人は富士塚に手を合わせていった。

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高さは1m級です。

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鳥居が地震の為、崩壊してしまった。

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危険です。

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KARAさんでしょうか?いいえ、唐十郎さんです。

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富士塚に並んであった、藤圭子の「圭子の夢は夜ひらく」の歌碑。

富士塚だけに藤さん?藤塚?

15・16・17と私の人生、高校生。(上記参照)まあ、暗くは無かったけど、もう少し大人になったら何がしたいなんて考えても良かったんじゃない!?

これで富士、22富士です。

ДДдд

つづく

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