松江バッティングセンターの向かいに工場がある。
この度、工場を壊して規模を縮小するそうだ。
バッティングセンターに行くたびに、その工場に生えている樹木が立派だったのが印象的だったので、解体工事を見ていたそこの多分社長らしき人にあの樹は何なのか聞いてみた。
私は、某大学の林学科卒だけど、その人は私の正体なんて知らないので恥ずかしげもなく聞いてみた。
樹齢45年のイチョウの木だそうだ。いつもは工場に隠れて上しか見えなかったので、これでやっと分かった。
「切ってしまうのですか?」
と聞くと、「切る」という答えが返ってきた。
「もったいないですね」
というと
「切った後の板いらんかね。まな板にでもするといいらしいよ」
言われたがちょっと迷ったが辞退した。
数日後、切り株だけ残してイチョウの木は無くなっていた。
よく見ると二株あった。
45年。
よくよく思うと、結構同い年・・・。
ちょっと複雑な夏の思い出である。
2ne