あついあつい

2008-07-31 15:31:46 | 雑事
仕事が片づきそうで、なかなか片づかず、それでもお客さんのところへ行けば、なんだか夏休みの雰囲気です。

酷暑が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか。暑さに負けぬよう無理はせず、栄養をつけて、疲れたら、どうぞ休んでください。どうぞご自愛ください。

東京チンドン

2008-07-29 12:43:40 | 音楽
日曜日は東京湾船上でチンドン興行でした。埠頭の立ち入り禁止区域に車で乗りつけ、扮装軍団が意気揚々と。

乗船のお客さまを昭和歌謡で迎え、船上イベントで八木節披露、下船時には天然の美でお送りしました。

埼玉から友人も駆けつけてくださり、いつにない雰囲気に疲労しながらも楽しみました。ありがとうございました。

群馬沖縄

2008-07-27 11:58:52 | 音楽
水曜日は群馬県の居酒屋さんで、演奏でした。暑さに負けず沖縄な音楽を奏でてきました。久々な方々にもお会いできて、楽しかったです。共演者の皆さま、お客さま、ありがとうございました。

『細野晴臣インタビュー』

2008-07-24 23:32:29 | 雑事
THE ENDLESS TALKING。細野晴臣、北中正和編、平凡社ライブラリー、2005年。細野晴臣、もちろんご存知の方はご存知だと思います。まずは大瀧詠一、松本隆らと、はっぴぃえんどを結成。フォーク畑のなか、日本語とアメリカ的なロック音楽の融合を試みます。この頃の細野の発言として興味深いのは、リズム・アンド・ブルースへの執着でしょうか。狭山のアメリカ村で作られたアルバムの、ファンクへの接近など、黒人音楽が彼の出発点にあったことが窺えます。

その後のソロ活動では、ロック、ニューオリンズ、アジア歌謡、沖縄、ラテン、などの要素を詰め込んだごった煮的で豊穣なアルバムを制作。いっぽうでテクノポリス東京に生きる者の感覚も注ぎ込まれます。それが助走になったのでしょうか、坂本龍一、高橋幸宏とYMOを結成。海外での大きな反響、影響力を獲得し、日本でもポップスターとしての地位を揺るぎないものにします。ところで、多分そうなんだろうなと思っていましたが、先走る人気、ファンの狂騒、マスコミの熱狂にいつしか疲れ果て、皮肉にYMOを演じつつもやがて散開。

解散といわずに散開としたのも、会社サイド、マネジメント側との関係が絡んでいるようです。ソロ活動再開後、イーノのようなアンビエント音楽に傾倒したり、アラブの音楽に没頭したり、いっぽうではっぴぃえんどで日本語の実験をしていた頃のような日本へのこだわり、日本伝統音階への回帰がみられたりと、多彩で多面的な音楽を生み出しています。江差追分という民謡から、三味線、能、などへと言及が進んでいく終章は筆者の関心領域とも重なりとても興味を惹かれました。

音楽マニアとしての細野晴臣は、まったく常人の追随を許しません。音楽のことをまったく知らずに音楽をすることは可能でしょう。歴史についても、世界についても、理論についても。しかし少なくとも自分がどこに立っているのかは、知る必要があるように思います。羅針盤も持たない航海は闇雲で健気ですが、冒険にはなりえません。筆者にとって耳そば立てられるような音楽は、苦しくも着実な新しい一歩を感じさせてくれる音楽です。そのような意味で細野は、現代日本においてとても突出した傑物です。

音楽の予定

2008-07-22 23:46:47 | 音楽
えー、週末はいろいろと。ブログ書かなかったですね。気を取りなおしてと。金曜日は、埼玉でサックス吹いてきました。お世話になっている、とある方の誕生会。ボサノバの方たちと楽しい演奏でした。とてもお世話になりました。ありがとうございました。明日も急遽、太田で演奏。沖縄音階の曲をやってきます。さらに日曜日は東京にて浴衣でチンドン。暑い日が続きますが、ボサノバ、沖縄音楽、チンドンと涼しげな音楽が続きます。演るほうは、大汗かくほどあっついですが。

進め、サックス道

2008-07-17 23:20:07 | 音楽
最近思うのですが、サックスという楽器に練習は必要ないなと。特に、演奏メンバー顔を揃えての音合わせは不要だなと。ジャズばかりか、サックスという楽器の可能性を一気に拡大したチャーリー・パーカーも自分のバンドというのは持たず、多くは不特定メンバーとのセッションが音源として残されています。チンドンでも、たったひとり楽士として、いろいろな楽団の要請に応じて演奏するフリーの演奏者「出方」が存在したりしていました。

メロディ奏者であり、あくまで上物のサックスは、それほどコード進行にも縛られず、裁量の効く範囲が大きいです。これは、単旋律楽器奏者としてバンドに加わればすぐに分かることです。で、そうすると、いろんな演奏者、いろんな音楽と共演したくなるのですね。なんとなく奏者自身の意思というよりは、サックスという楽器の特徴、構造が、そのような演奏を要請しているように思います。つまるところ、おれの相方はどんな男とも寝たがる実に男好きで尻軽なやつなんですな。

困ったやつです。ロック、フォーク/アヴァン、チンドン、ジャズと、筆者はサックスの汲めども尽きぬ性欲が赴くまま、東京北関東とひとりツアーを敢行せねばならぬのです。

いろいろこいこい

2008-07-15 23:59:40 | 雑事
ま、いろんなことがあるわけで。ひさびさといえば、ひさびさではあるんですが。人の気持ちはうつろい易く、夜空に浮かぶ星たちの百三十億年にくらべれば、またたく間もなくあっという間の人生をただただ懸命に生きるだけ。光のような直進性も持たなければ、重力のような遠達性も持たず、しかし光よりも儚く、重力よりも苦しい。毎日に歩みを進めることは。

しかし、だから、かけがえなく、また、うつくしく、とても、やさしい。そんな気もします。

栃木弾き語り

2008-07-13 14:19:04 | 雑事
昨日のジャズ、出来は良くなかったです。残念。でも考えようによっては、まだまだ広大でとても深い上達への可能性があるという事でもありますね。来月も挑戦予定、わくわくします。
今日はアコースティックギターと演奏してきます。ゆるめながら、閃光のような一瞬も醸し出したく。

『法と芸術』

2008-07-09 23:56:06 | 書籍
著作権法入門。小笠原正仁、明石書店、2001年。著作権関連シリーズ。とはいえ、創造的行為と著作権の関係について、あまり突っ込んだ議論はなされません。芸術大学、音楽大学などに通う学生向けの著作権の手引きでした。すこしがっかり。

しかし若者向けらしく、身近な事例を著作権問題として取り上げてもいて、勉強になりました。漫画において、通説上キャラクターは著作権保護の対象にならないようです。これは文学の考えを敷衍しているらしく、たとえば自分の小説に三毛猫ホームズを登場させても問題にはならず、ストーリーを盗んだ場合のみ著作権侵害となります。それと同様、自分の漫画にハクション大魔王を登場させても今のところ著作権上、問題ありません。

では、ハクション大魔王まくら、なるものを作って販売してよいかと言うと、それは商標法などで規制すべきとのこと。また、キャラクターを使って著しく原作を損なうような漫画を書いた場合、原作者から損害賠償などの訴訟を起こされる可能性もあります。あくまで、著作権という権利にしぼった場合の事例です。もっとも、キャラクターの無断利用は複製権の侵害であるとする判決が出るなど、判例も変化しているようです。

著作権とジャンルの関係も興味深く、業界との力関係によって保護の度合いも異なったりします。映画には、映画会社のみに認められる頒布権という独自の著作財産権が設定されます。音楽では、作詞者作曲者のみが著作者となるわけですが(だからシンガー・ソングライターは儲かります)、歌手や演奏者には著作隣接権という著作権に準ずる権利が発生します。同様、レコード会社には原盤権が与えられます。では、書籍における出版社はどうかといえば、これといった著作権も隣接権も有しません。なんてことだ。

プログラム、データベースといった新著作物、デジタル化の進展とともに進むマルチメディア化、メディアミックス戦略。著作権法は改正を重ねつぎはぎだらけですが、もっと根本的な変革を迫られているように思います。個人的には終章の「表現の自由と自主規制」といったテーマをもっと読みたかったです。

音楽へのたくらみ、オリジナル楽曲への助走

2008-07-07 23:58:41 | 音楽
音楽について考え考えて、いくつかのアイディアとともに音楽ができました。以下、各楽曲のタイトルです。

#1 騾馬電子的Let It Be あるいは脳裏と世界について
#2 暫時変化 DMへといたる険しい道のり
#3 逆流 L/Rの複合と時間への考察
#4 色彩のうつろい ボサ・ノバを補助線とした持続音の展開
#5 ニュース速報 タイガー・ローチ(FZ)への賛辞

歌詞もメロディもありません。ただ、言葉と音はあります。だから音楽。音と言葉と人間と世界と、テクノロジーと著作権と歴史と心と、自由と約束と記録と時間と。もう少し考えを整理すれば、ライブで演奏できそうな気がします。あとは共鳴してくれる仲間を捜すだけだな。

『めろめろ』

2008-07-03 23:54:27 | 書籍
犬丸りん、角川文庫、2001年。バンド小説シリーズ「ダイナマイト姉ちゃん」。サトシは幼い頃からおとなしく、四歳年上のエキセントリックな姉のいつも言いなりです。中学生になった姉がロックにはまると、むりやりサトシはギターを買わされます。いつしか彼のギターテクは上達し、姉から歌詞を渡されます、「サトシ、曲つけてよ」。

「五○円ひろった ヘイヘイついてる あたりを見渡せ 誰もみてない ヘヘヘン 口笛吹きながら アキ缶蹴れば ナイスシュート Jリーガー並み! 心の中で大絶叫 パヤパヤパパヤ 春はすぐそこ」。双子のベースとドラムを仲間に入れてバンド『オニオンヘッド』は、姉の野望のままコミックバンドとして大成功を収めてしまいます。しかし、サトシには誰にも言えない密かな悩みが。ツアー最終日、武道館ステージ、姉が大観衆を前に唐突な告白を始めます。

短編集です。ファンタジックな登場人物や設定もありますが、いっぽうで海外からの出稼ぎ外国人、風俗嬢など、実に現代的な人物も登場します。しかし、どこか、夢のなかのようなイメージ。少しだけ暖かくも哀しい夢のようです。作者、犬丸りんは、NHK「おじゃる丸」のシナリオ作者にしてキャラクターデザインを手掛けました。過去形なのは、犬丸は自殺したからです。仕事上の悩みを綴った遺書が残されていたともいいます。

「おじゃる丸」が継続しているのは、視聴者の強い要望があったからだとか。まるで彼女自身がこの短編集の登場人物のようです。自ら死を選んだ人間の心境は、たぶん決して誰にも知りえないでしょう。個人的には、自殺した人間は軽蔑することにしています。あの世に行っちまうのは勝手だけども、残されたおれたちは、生きている間いつまでも、おまえのことを思い出しては何故かと問い続けなければならないからです。忘れられない。


いろいろ

2008-07-01 23:59:32 | 雑事
夕食後、ぐっすり寝入ってしまい、がば、と起きました。トイレトイレ。部屋に戻り、落ち着いた瞬間、この世のものとは思えぬ大音響。ドアの風圧で、アルミニウムの城が大崩壊を起こしました。あーあ、なんてことだ。このブログを書き終えたら、片付けます。洗濯もしなきゃな。

今度、草野球チームの練習に行ってきます。同業者のチーム、ひょんなことで誘われてしまいました。実は小学生の頃から十年間、野球をやっていたんですよ。ま、その後、十五年ほどブランクがあるわけなんですが。試しに、仕事後バッティングセンターに行ってみたら、思いのほか打てました。問題は体力持久力ですな。

もっとも、今の状況ではチームに入って本格的にやるのは不可能でしょう。仕事が忙しいですし、それより音楽がありますしね。夜中の遊び、酒に呑まれて、音楽に酔う。最近のそんな感じから、ひさびさの昼間の運動、楽しんできます。