最近のアニメというのは目が大きいので抵抗があるかもしれない。
キャラクタは人間風なキャラをメイクして強調させて、
さらに目の部分を大きくしたことでよくなってきたと思う。
MSXなどの低解像度のパソコンでも目の微妙な雰囲気を出すことができる。
アニメの複雑な目の形は個性がある、
まぶたを縦に引き伸ばしたりもしている。
アニメの目のまぶたのラインをよく見れば
人間のまぶたの横のラインはよく似ている。
当時の画像と比べると質が向上したように思う。
ボロクソ言われているアニメもあるが、
昔のアニメと比べればかなり良くなっていると思う。
さて、
PCでグラフィックを描くときに消し残しがどうしてもできてしまう。
これをゴミと呼ぶが、このゴミ集めもかなり大変だ。
そこで、下書きの色とペン入れの色を変えて使うことで
下書きの色のみを消すことができる、消しゴムいらずの魅力がMSX2にはある。
画像変換プログラムだが、赤と黄色を黒にしたりということもできる。
もちろん、黒地に白の文字を反転させることもできる。
画面は変換中のものだが、このように色が変わる。
背景色を変えたことで色の効果でやさしくなった感じがする。
このように色で大きくイメージを変えることもできる。
次に体と背景の境界線を作ったので、
MSXBASICでおおざっぱに背景のみを黒(コード0)で透明化させる。
これで背景画像を取り込めるようになった。
確認してみると背景はとりあえずストライプにしてみる。
下塗りのカオスな感じがなくなり、段々と現実化してきた。
描くか描かない領域を作って作業をしやすくする。
絵を塗るときに輪郭線からはみ出てしまう事はよくあるだろう。
パソコンではこのマスクを使うことで誰でもラクに描くことができる
というものだ。
100 'save"mask.bas"
110 COLOR15,1,0:SCREEN5:SETPAGE1,1
120 COPY"b:c2.cp5"TO(0,0)
130 I$=INPUT$(1)
140 PAINT(10,10),0,14
150 I$=INPUT$(1)
160 SETPAGE0,0
170 FORI=0TO180STEP6
180 LINE(0,I)-(180,I+3),7,BF
190 LINE(0,I+4)-(180,I+5),5,BF
200 NEXT
210 COPY(0,0)-(180,180),1TO(0,0),0,TPSET
220 I$=INPUT$(1)
画像はBドライブのC2.CP5ファイルにしてある。
110行でページ1に画像を取り込む。
140行はコード0で透明化させている。コード14が輪郭線の灰色だ。
160行のページ0でストライプを描いている。
170行はストライプの描く領域を指定、ストライプの比率を設定
210行でTPSETを使うことでページ1の画像と合成させる。
こんなことも★
レイヤ、マスクなど機能を加えるとプロパティが当然必要になる。
そこまでのプログラムを作るとなるとかなり時間がかかってしまう。
そこで、GWではなくCSで図形情報をMSXBASICに委ねることにした。
こうすればプログラムによって正確な情報が表示され
新たなインターフェイスを覚える手間が省けるのだ。
CSは実行するとクロスカーソルが表示されるので、
だいたいの位置を指定すれば、後は数値を微調整するだけで
図形を描くことができるようになる。
今までのMSXBASICでは実行して表示しての繰り返しだったが、
大幅にデバッグ時間を短縮できることも期待している。
アニメーションは背景をスクロールさせることを試しにやってみた。
2ページを使って砂浜から対岸までのイメージを動画にしてみた。
http://www.geocities.jp/fullmsx2/u-yan/msx-scene.wmv