西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

春分の日

2006年03月21日 21時56分00秒 | Weblog
今日は祝日、春分の日。我が家の玄関には、日の丸が掲げられた。

思い起こせば15年前のこの日、私は父の入院する病院にいた。そこで父の主治医の口から出た言葉は「あと2、3日…」、つまり死の宣告であった。
3月1日の入院以降、スポーツ好きの父には、大相撲春場所での貴花田(当時)の快進撃を毎日病床に伝えた。そして「センバツはまだか?」と春の甲子園を心待ちにしていた父であったが、奇しくも選抜高校野球大会の開会式の日が、父の告別式の日と重なってしまった。

間もなく父の命日、3月24日。今年の墓前への報告には、王ジャパンの世界一や私のドイツ渡航など、明るい話題がいっぱい。今は亡き父の喜ぶ顔が、目に見えるようである。

合掌。南無阿弥陀仏。

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