季節の変わり目、自律神経失調症気味の私にとっては、気温の変化に体がついていかない感じで、少々辛い日々が続いている。
そんな私とは打って変わって好調なのが、阪神タイガース。
現在のところ、7カード連続の勝ち越しで、一時は絶望的とも思えたクライマックスシリーズ進出も、十分に射程圏内というから面白い。
そのシーズンの順位に関係なく、秋口になると好調なのは伝統的。だが昨シーズンは、その伝統が破られた形で、終盤に思わぬ失速となってしまったタイガースだったが、一転またまた今年の秋口は強い!
先月、そんな快進撃中の3カード目となる対広島戦を観に、京セラドーム大阪へ行った時の話。
先発は、妻が大ファンである下柳投手。
初回に2ランホームランを浴びた下柳投手ではあったが、その後要所要所を抑え、5回まで2失点のみ。まずまずのピッチングであった。
そして5回の裏。ランナーを2塁に置いて、下柳投手に打順が回ってきたところで、代打が告げられる。ここで、妻の顔が少し曇る。
そして「代打ブラゼル」がコールされる。怪我で数試合先発起用から外れていた大砲の登場に、球場が沸く。妻の顔にも笑みが戻った……、が、しかし……。
ブラゼルは、敬遠……。
どよめくスタンド。ブーイングの嵐。妻の顔は再び曇り、一気に恐ろしい形相へと変化する。噴き出る汗を忙しくハンカチで押さえる妻。そうして……。
ブーイングの嵐がようやくフェードアウトして、重い静寂が訪れたその瞬間、妻は、ドームの天井を突き抜かんばかりの大声で、叫んだ。
「ふざけんなぁぁぁ~~~」
次の瞬間、周り数十メートルの観客席に、水紋のような小さな波が、失笑とともに広がっていったのは、言うまでもない……。
妻は紛れもなく、タイガースと共に、ますます強く強く成長している。
そんな私とは打って変わって好調なのが、阪神タイガース。
現在のところ、7カード連続の勝ち越しで、一時は絶望的とも思えたクライマックスシリーズ進出も、十分に射程圏内というから面白い。
そのシーズンの順位に関係なく、秋口になると好調なのは伝統的。だが昨シーズンは、その伝統が破られた形で、終盤に思わぬ失速となってしまったタイガースだったが、一転またまた今年の秋口は強い!
先月、そんな快進撃中の3カード目となる対広島戦を観に、京セラドーム大阪へ行った時の話。
先発は、妻が大ファンである下柳投手。
初回に2ランホームランを浴びた下柳投手ではあったが、その後要所要所を抑え、5回まで2失点のみ。まずまずのピッチングであった。
そして5回の裏。ランナーを2塁に置いて、下柳投手に打順が回ってきたところで、代打が告げられる。ここで、妻の顔が少し曇る。
そして「代打ブラゼル」がコールされる。怪我で数試合先発起用から外れていた大砲の登場に、球場が沸く。妻の顔にも笑みが戻った……、が、しかし……。
ブラゼルは、敬遠……。
どよめくスタンド。ブーイングの嵐。妻の顔は再び曇り、一気に恐ろしい形相へと変化する。噴き出る汗を忙しくハンカチで押さえる妻。そうして……。
ブーイングの嵐がようやくフェードアウトして、重い静寂が訪れたその瞬間、妻は、ドームの天井を突き抜かんばかりの大声で、叫んだ。
「ふざけんなぁぁぁ~~~」
次の瞬間、周り数十メートルの観客席に、水紋のような小さな波が、失笑とともに広がっていったのは、言うまでもない……。
妻は紛れもなく、タイガースと共に、ますます強く強く成長している。