西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

子供を守る?

2006年02月17日 18時23分00秒 | Weblog
また、幼い命が奪われるという嫌な事件が起きた。
最近このような事件が起きる度、子供の安全について議論されることが多く見られる。しかし子供を守るということは、いったいどういうことなのだろうか?

ある朝、私が駅前通りを歩いていたところ、路側帯の上に一人の男性が立っていた。男性は登校する小学生の安全を見守る、監視員のようだった。そして私が通りかかる時も、男性はその場を全く動こうとしない。仕方なく路側帯から車道側に出て、男性を避けて通った。道幅はそう広くはなく、駅前の交通量の多い道路で車道側に出るということは、ある程度の危険を伴う。こんなことで、果たして本当に子供が守れるのだろうか?例え子供を守ることができたとしても、その替わりに大人の安全を犠牲にしてはいないだろうか?疑問に思った。

ある夕方の帰宅時、私は中年男性の乗った自転車と擦れ違った。辺りはもう薄暗い時間帯だったが、自転車は無灯火。おまけに男性は片手に煙草を持ち、片手運転。そしてそしてこの自転車の前カゴには、「只今パトロール中」のプレートが貼り付けてあった。果たしてあのプレートには、どういう意味があるのだろうか?疑問に思った。

ある日兄が小学校近くを自転車で走っていると、道幅いっぱいになって小学生が歩いていて、自転車が通れない。仕方なくベルを鳴らした兄だったが…、小学生はまったく反応しないという。困惑しながら兄はもう一度ベルを鳴らした。すると一人の男の子が振り返り、兄に向かってこう言ったのだそうだ。
「歩行者優先や!」
学校や親は何を教えているのだろうか?こんな子供を守れと言うのか?疑問に思った。


子供を守るとは、いったいどういうことなのか?改めて大人に問いたい。

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