冬枯れの笹薮にアオサギの集団が戻って営巣を始めてから、もう一ヶ月にもなりましょうか…。今では、チュウヒが執拗に急襲していますから、ヒナの誕生はまだでも、産卵くらいは済んでいるかも・・・。
一足遅れて、今では白いサギの群れも復活しつつあります。間も無く、ゴイサギの群れも戻ってくることでしょう。それで、オオタカ(幼鳥)の餌がそろうわけです。
時は折しも、春真っ盛り。巣材集めは、爛漫の菜の花の香りに包まれて、という優雅さです。
私は思わず、60年以上前、遥か彼方の九州山脈の麓まで続く菜の花畑で、噎(む)せ返るような香りに酔い痴れた子供の頃を思い出します。
アオサギの名誉のためにもう一枚追加します。
いつも花の中で優雅に巣材探しをしているわけではなく、たまにはこのように大きく重い木の枝を運ぶときもあるのです。
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