この日に関しては、オオタカ成鳥としては、不出来な日でした。
複数回、ゴイサギ幼鳥に狙いを定めてアタックするのですが、どうも一瞬、手遅れなのです。
私流の解釈では、 約100メートル離れた木の枝からじっと見ているはずの幼鳥に見習わせるために、わざと、「これを、こんな風に狙うんだよ!」と教え込んでいるような仕草です。
それは恰も、
狙いはゴイサギ幼鳥。成鳥は手強いし、サギ類は、肉の付き具合がお粗末で、嘴や脚も長くて、反撃を受けたら大怪我をするかもしれないので避ける。
そして、相手にバレない様に、恰もサギを狙うかのように近づいてから、サギに交じって安心しているゴイサギを、一瞬の身のこなしで反転して攻撃する、
その際、相手の後頭部から首にかかる部分を、片方の足でしっかり捕獲することが肝要。そこが陸上なら、両翅も使ってしっかりと押さえこみ、相手を観念させる。また近くに水が有れば、相手の頭部を水中に沈めて、溺死させることを狙う、
とでも教えているかのようです。
その意味で、今回は実利は二の次、上記の三要点を強調するのです。
従って、攻撃のタイミングは少し遅れました、ゴイサギは既に気付いて、逃げの体制です。
接近したときには、すでに空中に飛びあがっています。
水平飛行に移るころには、もうこんなに距離が開いてしまいました。追いつくことはもう無理です。
全ては、最初のタイミングが遅れ、相手に先に気付かれた事に原因が有ります、ということまで教えたかったのかも…。
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