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晩秋の太平洋にハヤブサを追う

2016年11月25日 12時45分21秒 | 1.猛禽_11_ハヤブサ

前回の投稿から10週間も経ってしまいました。

その理由は、

①息子一家の一時帰国に備えた大掃除(7月初中旬)および接待(7月下旬~8月上旬)のストレス⇒親不知歯の化膿悪化(8月中旬~)⇒除去手術(10月18日、2時間かけて日帰り施術。以後定期的消毒継続中)、と

②熱中症(9月半ば、野球練習中にて。胸部不快感が主症状であったが、循環器・内科等々該当せず。最近漸く症状が治まった様子。真相は、低栄養状態だったかも…)、とであると考えられます。

③加えて、いつの間にか子育てシーンも終わり、人目を避けた狩猟に移っているようです。

 

思い還せば、夏の終わりに、野鳥情報に詳しい知人から、「県北の太平洋岸にハヤブサの穴場を発見。定時に出現。他言無用」との情報が入り、9月5日に出かけてみましたら、予告の時間に、2羽が右手の枯木に、ジャレ合い、啼き合いながら随分賑やかにお出ましです。

短い枝止まり後、飛び立つところを撮ってみると、少し成長したもの(次図)と、幼鳥(次々図)で、親子か、兄弟姉妹かは不明でした。

 

 

なお、運悪くハヤブサの出ない日が有り、その時は代わりにかなり派手な模様の鳥が近寄ってくれました(次図)。もう周辺には直射光が無く、かなり地味に映っていますが、ハマヒヨドリだと、例の知人が判定してくれました。

 昨日は、地元にお住まいのT氏が、長い薀蓄話の中で、「向かいの林にカップルが巣くっている」と教えてくれました。(偶然か、この日も、左手の断崖の上から数本の釣り糸を垂れる釣り人がいたせいか、結局ハヤブサは出ませんでした。)

 

 

数日後、2度目に見たときには、左手の崖の高い所の僅かな窪みに、窮屈そうに留っているのを、偶然気付いたのです。よく見ると、2~3か所で岩が白くなっており、そこに停留する時の脱糞痕だと思われます。そこからは、正面の小島の林に遊ぶ野鳥たちがよく見えるはずで、襲撃の好機を計っているものと期待しましたが、いつまで経って(少なくとも1.5時間以上)もその気配が有りません。むしろ、…

 

 

 …壁側を向いたりすることが多く、その際、左足の指・爪部分がダラリと垂れて見えることが多く、何かの原因で傷めているのではないか、早く治らないと、採餌・食餌に支障が出て、生き残れないのではないか?、と案じられたものでした。

 

 

次の機会は、体調もほぼ快復した11月5日でした。正面方向でカラスが騒ぐと思ったら、右手方向に1羽飛んで来て、例の松枯れの古木に留りました。これは成鳥の模様です。

 

 

次の4回目の邂逅は1週間後でした。

珍しく、我々の目線の真後ろ方向の内陸の林でカラスが騒ぐのが不思議でしたが、見ていると、そのうち逆光気味に1羽飛び出し、左手崖の上の林に消え入り、それまでと諦めました。・・・暫らくして例の崖に目を遣ると、居る居る、いつもの所にひっそりと留っています。林の中を突っ切って海へ出、それから回り込んで崖に下から接近し、留ったようです。崖部分の高さが30m(林の根元から海水面まで)で、上から5m(海面から25m)ほどの所です。

 

この時は後からもう1羽飛んで来まして、最後には2羽揃って、北方面へ飛んで行きました(次々図)。県境に近い崖に巣くっているのだろう、とはこの頃の想像でした。

 

 

知人や、地元T氏の話では3羽いるようですが、腹部の模様で判断すると、成鳥、亜成鳥、幼鳥の各1羽ずつのようです。(11月27日脱稿)

 

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