見知らぬ男の生活

某男(ぼうお)の日記

装甲騎兵ボトムズその9 完成

2022-03-15 | 1/20 装甲騎兵ボトムズ スコープドッグ
2022年3月13日のことだ。
BANDAI SPIRITS『装甲騎兵ボトムズ1/20スコープドッグ』の製作を終え、完成作品の写真を撮った。
写真のコンセプトは、戦うことに虚しさを感じたキリコが武器を捨て、己の血塗られた宿命(さだめ)を呪いながら立ち尽くす・・・という設定だ。
装甲騎兵ボトムズ第1話におけるキリコのモノローグを被せながら見てほしい。
「俺は戦った。始めは生まれ故郷の為と信じて戦った。だが、戦いは長引くばかりで終わりが無かった。俺は疲れた。誰も彼もが疲れていた・・・。」
当初の計画では箱絵のイラストのようにメイン武装のヘビィマシンガンを構えて瓦礫に立つ姿で撮影するつもりだった。
セメントや針金を用いた瓦礫のジオラマも準備していた。(閲覧注意)
しかし・・・。
ロシアとウクライナの戦争の真っ只中の今、メディアにはロシア軍の攻撃で破壊されて瓦礫と化したウクライナの街のようすが映し出されている。
瓦礫の向こうには、平和な暮らしを奪われ、理不尽に殺されてしまった多くの人々の命がある・・・。
瓦礫を見ただけで嫌な気持ちになる人もいるであろう。
災害で生じた瓦礫も例外ではない。
そんなご時世に、破壊された街の瓦礫の上で好戦的なポーズで立つ戦闘兵器(スコープドッグ)のジオラマは不謹慎かもしれないと思った。
だから写真のコンセプトを変更したってわけだ。
戦争はアストラギウス銀河のギルガメスとバララントだけの話にしておいてほしいものだ。

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8 コメント

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神様、仏様、 (某男)
2022-05-15 22:19:41
オッサン様
おひさしぶりです。
お懐かしゅうございます。
オッサン様のブログは非公開なので関係者以外は読めなくなってしまって残念ですが、フォロー設定していると投稿記事のタイトルが表示されるので、それを手がかりに釣果を推理しております(笑)。
例の一件以来、そちら方面への遠征は自粛してますが、もう一度あの海で浮かんでみたいです。
といっても最近は山歩きにハマってしまってカヤックはホコリをかぶっています・・・。
P.S.ほんとなら今年の4月から人生の楽園が始まる予定でしたが、傭兵として戦場に舞い戻り、地獄のような日々にむせております。
おかげでメンタルが不安定になってブログも休眠中です・・・とほほ。
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Unknown (オッサン)
2022-05-15 17:25:04
ものすごお久しぶりです。
ボトムズ、よかったなー。たしかテレ東系で、関東から半年遅れくらいで放映されていた気がします。昭和59年ですね。続きを楽しみにしていたのに、関東の大学に入学してしまい、全編を見ることができなかったような気がしますが、勘違いかもです。「私が異能者だったらー」と叫んでいるヤツを覚えているんですが、レンタルビデオで見たのかテレビで見たのか、忘れました。
DVDにて新作がリリースされたんですが、1話だけ見てやめました。10代の熱量で見ることは、もはや不可能と感じたからです。
プラモ、すばらしいですね。
また海上でお会い出来たらいいですね。
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Unknown (某男)
2022-03-17 21:49:24
hajime様
ありがとうございます。
ゲバルトの失敗をきっかけに、ネットで達人の方々のテクニックを学ばせていただきました。
hajimeさんのウェザリングの技はとても参考になり、かなりの影響を受けました。
油絵の具を使ったのもhajimeさんの戦車の塗装を真似てみたのでした。
惜しげも無くノウハウを公開していただいていることに感謝致します。
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Unknown (hajime)
2022-03-17 18:22:49
完成おめでとうございます。
ウエザリングが決まっていてとてもカッコイイです!
特に使い込まれた感じの汚れとか油ダレがとてもリアルで素敵です。
勉強になりました。参考にさせてください。
素敵な作品が見れて幸せです。
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Unknown (某男)
2022-03-15 23:01:18
nokonoko6341様
ありがとうございます。
キリコの口調で「俺は疲れた・・・」です(笑)。
一つのプラモに3ヶ月近くもかけてしまうとモチベーション的にも維持するのがしんどいものですね。
でも好きな作品なので魂を込めました。
今はデリケートな世界情勢なので気を遣わざるをえないのが苦しいとろです。
瓦礫は平和的活用法を検討中です(笑)。
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Unknown (nokonoko6341)
2022-03-15 20:33:07
お疲れさまです☆錆垂れとあいまった金属感、重量感。とてもプラスチックとは思えない静かな迫力。いいです。私もシュトルモヴィクが大戦期のソビエトとはいえ、少し掲載するのを躊躇しましたが、大翼の空飛ぶ戦車のかっこよさを見てほしく載せました。是非、機会があれば瓦礫の前に立つ作品も楽しみにしております。
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ウェザリングのウ (某男)
2022-03-15 17:48:40
Choro-Poo様
ありがとうございます。
過分なお言葉をいただき恐縮です。
ウェザリングのウの字もわからずにゲパルトを台無しにしてしまった頃に比べたら、少しはマシな塗装ができるようになったかなと思っております。
Choro-Pooさんをはじめ、gooブログのプラモの達人の方々のメイキング記事から学ばせていただいたおかげです。
ありがとうございました。
ただ、油染み感は意図的と言うより、油絵の具を使った際の名残が残ってる偶然の産物かと・・・(苦笑)。
瓦礫は次回作で活用しようと企んでおります。もちろん平和利用です(笑)。
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ウェザリングかくあるべし! (Choro-Poo)
2022-03-15 13:07:12
こんにちは。
こんなにウェザリングが似合うキャラクターモデルも珍しいですね。
改めて拝見して、緻密に計算されただろう錆垂れやチッピングの説得力に驚かされております。
鈍い光沢感と合わさってウェザリングかくあるべしって感じであります。
手首や指先などや大きなライフルの機関部と思しき部分など要所要所のオイルが滲んだような汚れにツボっておりますが・・・。
そう思って拝見すると、全体的に汚れが少し油っぽい感じに見えたりして、そこが説得力の源泉かもしれませんね。
こういう油染みた感、なかなかうまく出せないのです。どうすればこんな風になるのか・・・。
あたしゃ、初心に還って襟を正させないといけないようです(笑)。

瓦礫のジオラマを自粛されたお気遣いはがさすがです。
それでもやっぱ見たかった・・・し、しかし、リアルに鉄筋コンクリート製とは恐れ入りました!。
以前、この鉄筋コンクリート瓦礫の作り方を模型誌で立ち読みして、そのうち作ってやろうと思ってましたが、すっかり先を越されてしまいました(笑!)。
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