uparupapapa 日記

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「日本は一夜で核開発可能」 米副大統領、中国の習主席に

2016-06-26 04:51:00 | 日記
【ワシントン共同】バイデン米副大統領が中国の習近平国家主席に対して

「日本が明日にでも核を保有したらどうするのか。

彼らは一夜で核を開発する能力がある」と発言、

北朝鮮の核開発阻止に向け影響力を行使するよう求めていたことが

23日、分かった。米公共放送(PBS)のインタビューで語った。

 
バイデン氏は習氏との会話の時期については言及していない。

米政府が日本を含むアジアでの核拡散を懸念していることが裏付けられた。

 
バイデン氏は、中国は北朝鮮に影響を与えることができる

「唯一最大の能力」を持つ国家だと指摘したという。



-共同通信社 2016/6/24 11:12-








イギリスのEU離脱の一報と共に、

日本にとって見過ごすことができないニュースが飛び込んできた。


副大統領というアメリカ政府の要人が、

日本の核武装という決して看過できない

タブーの仮想戦略を中国にぶつけた。


先日オバマ大統領が広島から世界に向けて発した演説が

核廃絶の一歩になればとの強い思いが込めらてれていたのに、

何と云う心無い発言だったろう。




アメリカが北朝鮮・中国の動きをけん制するのは分かる。

でも何故日本が核武装しても良いのかとの発想になる?


オバマ大統領に何かあったときのリリーフにならねばならない人が、

大統領の広島宣言を踏みにじってどうする。



それでなくても中国は、日本の再軍備の動きに対し、

過剰な反応を示している。



尖閣諸島や南沙諸島など、領土拡大の野心をあらわにし、

理不尽な行動で周辺国を力で圧迫する中国。


そのやり方に世界が手を焼き、

誰も止めることができないでいる。


しかし、そこに日本の核武装を持ち出し

宛て馬に据えようとするのは、

アメリカの狡猾な本音とも受け取れる。




日本が本気になれば、確かに一夜にして核爆弾の製造ができるだろう。


『アトミック・ボックス』池澤夏樹・著(2013年)と云う小説がある。

毎日新聞に連載された、

日本が秘密裏に行った核開発を背景にした内容の話題作だ。


原子核爆弾の研究が進行しつつある中、

その事実がアメリカに知れ、中止する。

小説の中でアメリカは、日本の研究を阻止した。



現実に起こり得る事が小説の中で描かれている。

主人公の父親が手掛けた核爆弾の研究の証拠が波紋を広げ、

日本人にとっての核爆弾の存在意義を深く掘り下げた問題作だ。



日本が核を持つと云う事は、日本以外の国が考えるほど

簡単で単純ではない。


世界史上唯一、広島・長崎に原爆を投下した国の要人が

軽々しく日本の核武装を口にしたことに

深い憤りを感じた。


日本を噛ませ犬にしようとしたアメリカに更なる不信感を持った。

果たしてこんな国と、安全保障条約なんて結んでいて

本当に役に立つのか、疑問を感じるオヤジが一句。





本当に  造ったろか  思う僕





お粗末。