去年あたり、こゆきの下腹部にふくらみを見つけて診ていただいたところ、腹腔ヘルニアで脂肪が出ているといわれました。
まぁ 脂肪だけなら問題なく経過観察で良いということでした。
それが、先日の土曜日 診療中におしっこがあふれ、それで触診したら
「膀胱が出ていますね」
肥満ウサギの腹膜は薄くぺらぺらになっていて、そこが裂けて中身が飛び出すというわけで、それがヘルニア。
その穴が少し広がったのか?で、今度は膀胱が一部出てしまった。
その時は、ちょこっとやったら戻ったので、「本人が痛みがあるなら手術しますが、ウサギの場合はまた飛び出す可能性があるので、このまま様子を見ますか?」ということで、帰宅したのですが・・・
実は検診のたびに、帰宅後ご機嫌斜めにナーバスになるこゆき。
まぁ長くても翌日くらいまでで、普通に戻るのですが、今回はなかなか戻らない。
あの食欲魔人が、「ごはん いらない~」ってすねています。
おなかを触るのを嫌がるみたいだし。
月曜には、また膀胱が出ているみたいだし。
・果たしてこの「ごはんいらない」は、飛び出した膀胱が痛いのか?
・先生が手技で膀胱を戻したのが怖くてトラウマになって、触るのを嫌がるのか?
・単に、消化器系が不調なのか?
このあたりが、なんとも分からない(--)
単純なヘルニアなら、手術も比較的体に負担にはならないだろうし。
手術は
・皮膚を切開して、飛び出した膀胱を戻して、また出ないように内部で止めて、腹膜を閉じて、何ならメッシュで覆って補助して、皮膚の縫合
というのが、かなり乱暴な説明ですが、まぁそんなところ。
はらはらドキドキするなら、いっそのこと若いうちにやってみようか???
「曽我先生なら、どうするのかな~?」ってつぶやいておられたので、メールでセカンドオピニオン♪
曽我先生なら「早いうちに手術する」とおっしゃるだろうと思ったのですが、やはり「状態がいいうちに」とのお返事。
そうよね まだ若いし、数値がわるくならないうちの方がいいし、何かなければ比較的体の負担はない手術だろうし・・・
術後の管理的にも、暑さ寒さが厳しくない今は良い時期だし。
と、かーさん 「やれるうちにさっさとやる」方に傾く。
幸いにも、今朝は皿投げで「さっさとごはん よこしなさいよ~」とおきてきた娘ですが(^^;;
というわけで、今日日曜からこっちの様子と、考えたことを書いて、先生はお休みなので病院にFAX。
まもなく、先生から「看護婦が知らせてきた」とお電話をいただきました。
いつも すみませんm(_ _)m
・膀胱が飛び出して、それが何かの折に周囲の脂肪で穴がしまって炎症を起こしたり、破裂したりはしないだろうか?
・手術は良いけれど、こゆきは首回りにたっぷり脂肪がついていて、仰向けの術中気道の確保が大丈夫なんだろうか?
>うさぎの場合で、トラブルになった経験がない。今も何匹か経過観察している子がいるけれど、みんなそれなりに暮らしている。
>逸脱した部分の排尿が不十分になることがあるが、飼い主さんの中には、今では上手に排出させることができるようになった人がいる。
>気道の確保は心配要らない。
>体の補完機能として、逸脱した膀胱を守るように袋のようなものができていることがあり、そうなると開腹手術になって、決して侵襲(ダメージ)が軽いものではなくなる。
>以前他の病院で避妊手術をして、その時うまく治らず膀胱が逸脱した子が来たが、手術をしても、また逸脱してしまった。(何しろウサギの腹膜は、薄い)
>10歳過ぎて、これ以上では万が一手術ということが難しいというならともかく、まだそれほどのことではない。
>今の穴の位置には盲腸があるので、腸が逸脱することは考えにくい。
(ウサギの盲腸は大変発達した大きな臓器なのです)
長々お話したのですが、お話しているうちに「手術しないデメリット」と「手術のリスク」の比率が、頭の中で変わってきました。
何より大変デリケートでストレスに弱いこゆき。
術後の食欲の回復には、かなりてこずることは必至。
下手をすると、トラウマになることも考えられる。
(何しろこの間の診察で膀胱を戻されたことすら、敏感になっているくらいです)
先生の頭の中では、今までの経験に照らしても、あえて踏み切る必然性を持っておられない様子が感じられました。
ならば・・・膀胱脱のエキスパートになればいい♪
>朝晩 時間を決めて、軽く触ってみて、時間経過による感触を覚えてください。
>逸脱した部分の尿は、残尿することがあります。必要なら、それを排出できるようになればいい。
>ウサギの尿にはカルシウムが多いので、膀胱の底にたまることがあります。
ビニール袋に泥水を入れると、時間が経過するほどに下に泥が沈殿するイメージです。
その底を、軽くぽんぽんとたたいてやると、泥が舞い上がって水に混入する。
それを排出するといった感じです。
下半身麻痺で、強制排尿が必要なウサギもいます。
それを上手に排出する飼い主さんもいます。
いざとなれば、それができるようになればいい。
本当に何か弊害が出てきたら、改めて考えてみればいい。
やっと頭の中が整理できて、もやもやしていたものがすっきりしました。
どうやら外にお出かけの様子ですが(外の道路の音が聞こえる)、そこを押して連絡を下さった先生。
いつもながら、頭が下がります。
本当を言えば、ただいまあれやこれやで気持ちも体もいっぱいで、そこに手術だとアップアップになるのは必至でした。
手術をしないとなれば、後は根気良く付き合って、徐々に覚えていけばいい。
とても気が楽になりました。
ヤレヤレ・・・・・
それにしても、いつまでたってもベテランにはなれませんね。
次から次へと、ウサギ道は困難がいっぱい。
ぼける暇がありません。
これも ウサギの神様の後押しなのかもしれませんね(^^;;
今夜のこゆきどん。
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あれこれいじられて、かなーりお冠です(^^;;
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こゆきをひざに乗せてあれこれしている間、かーさんの足をつついたりバリバリしていた息子。
何で焼きもちやくのかなぁ~
ひざに乗せたら、ひたすらバリバリして文句を言っておりますよ(笑)
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まぁ 脂肪だけなら問題なく経過観察で良いということでした。
それが、先日の土曜日 診療中におしっこがあふれ、それで触診したら
「膀胱が出ていますね」
肥満ウサギの腹膜は薄くぺらぺらになっていて、そこが裂けて中身が飛び出すというわけで、それがヘルニア。
その穴が少し広がったのか?で、今度は膀胱が一部出てしまった。
その時は、ちょこっとやったら戻ったので、「本人が痛みがあるなら手術しますが、ウサギの場合はまた飛び出す可能性があるので、このまま様子を見ますか?」ということで、帰宅したのですが・・・
実は検診のたびに、帰宅後ご機嫌斜めにナーバスになるこゆき。
まぁ長くても翌日くらいまでで、普通に戻るのですが、今回はなかなか戻らない。
あの食欲魔人が、「ごはん いらない~」ってすねています。
おなかを触るのを嫌がるみたいだし。
月曜には、また膀胱が出ているみたいだし。
・果たしてこの「ごはんいらない」は、飛び出した膀胱が痛いのか?
・先生が手技で膀胱を戻したのが怖くてトラウマになって、触るのを嫌がるのか?
・単に、消化器系が不調なのか?
このあたりが、なんとも分からない(--)
単純なヘルニアなら、手術も比較的体に負担にはならないだろうし。
手術は
・皮膚を切開して、飛び出した膀胱を戻して、また出ないように内部で止めて、腹膜を閉じて、何ならメッシュで覆って補助して、皮膚の縫合
というのが、かなり乱暴な説明ですが、まぁそんなところ。
はらはらドキドキするなら、いっそのこと若いうちにやってみようか???
「曽我先生なら、どうするのかな~?」ってつぶやいておられたので、メールでセカンドオピニオン♪
曽我先生なら「早いうちに手術する」とおっしゃるだろうと思ったのですが、やはり「状態がいいうちに」とのお返事。
そうよね まだ若いし、数値がわるくならないうちの方がいいし、何かなければ比較的体の負担はない手術だろうし・・・
術後の管理的にも、暑さ寒さが厳しくない今は良い時期だし。
と、かーさん 「やれるうちにさっさとやる」方に傾く。
幸いにも、今朝は皿投げで「さっさとごはん よこしなさいよ~」とおきてきた娘ですが(^^;;
というわけで、今日日曜からこっちの様子と、考えたことを書いて、先生はお休みなので病院にFAX。
まもなく、先生から「看護婦が知らせてきた」とお電話をいただきました。
いつも すみませんm(_ _)m
・膀胱が飛び出して、それが何かの折に周囲の脂肪で穴がしまって炎症を起こしたり、破裂したりはしないだろうか?
・手術は良いけれど、こゆきは首回りにたっぷり脂肪がついていて、仰向けの術中気道の確保が大丈夫なんだろうか?
>うさぎの場合で、トラブルになった経験がない。今も何匹か経過観察している子がいるけれど、みんなそれなりに暮らしている。
>逸脱した部分の排尿が不十分になることがあるが、飼い主さんの中には、今では上手に排出させることができるようになった人がいる。
>気道の確保は心配要らない。
>体の補完機能として、逸脱した膀胱を守るように袋のようなものができていることがあり、そうなると開腹手術になって、決して侵襲(ダメージ)が軽いものではなくなる。
>以前他の病院で避妊手術をして、その時うまく治らず膀胱が逸脱した子が来たが、手術をしても、また逸脱してしまった。(何しろウサギの腹膜は、薄い)
>10歳過ぎて、これ以上では万が一手術ということが難しいというならともかく、まだそれほどのことではない。
>今の穴の位置には盲腸があるので、腸が逸脱することは考えにくい。
(ウサギの盲腸は大変発達した大きな臓器なのです)
長々お話したのですが、お話しているうちに「手術しないデメリット」と「手術のリスク」の比率が、頭の中で変わってきました。
何より大変デリケートでストレスに弱いこゆき。
術後の食欲の回復には、かなりてこずることは必至。
下手をすると、トラウマになることも考えられる。
(何しろこの間の診察で膀胱を戻されたことすら、敏感になっているくらいです)
先生の頭の中では、今までの経験に照らしても、あえて踏み切る必然性を持っておられない様子が感じられました。
ならば・・・膀胱脱のエキスパートになればいい♪
>朝晩 時間を決めて、軽く触ってみて、時間経過による感触を覚えてください。
>逸脱した部分の尿は、残尿することがあります。必要なら、それを排出できるようになればいい。
>ウサギの尿にはカルシウムが多いので、膀胱の底にたまることがあります。
ビニール袋に泥水を入れると、時間が経過するほどに下に泥が沈殿するイメージです。
その底を、軽くぽんぽんとたたいてやると、泥が舞い上がって水に混入する。
それを排出するといった感じです。
下半身麻痺で、強制排尿が必要なウサギもいます。
それを上手に排出する飼い主さんもいます。
いざとなれば、それができるようになればいい。
本当に何か弊害が出てきたら、改めて考えてみればいい。
やっと頭の中が整理できて、もやもやしていたものがすっきりしました。
どうやら外にお出かけの様子ですが(外の道路の音が聞こえる)、そこを押して連絡を下さった先生。
いつもながら、頭が下がります。
本当を言えば、ただいまあれやこれやで気持ちも体もいっぱいで、そこに手術だとアップアップになるのは必至でした。
手術をしないとなれば、後は根気良く付き合って、徐々に覚えていけばいい。
とても気が楽になりました。
ヤレヤレ・・・・・
それにしても、いつまでたってもベテランにはなれませんね。
次から次へと、ウサギ道は困難がいっぱい。
ぼける暇がありません。
これも ウサギの神様の後押しなのかもしれませんね(^^;;
今夜のこゆきどん。
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あれこれいじられて、かなーりお冠です(^^;;
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こゆきをひざに乗せてあれこれしている間、かーさんの足をつついたりバリバリしていた息子。
何で焼きもちやくのかなぁ~
ひざに乗せたら、ひたすらバリバリして文句を言っておりますよ(笑)
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