VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

トステム、キッチン新商品「VITE ONE」

2009年05月26日 | 住宅業界
江東区のトステム本社で久しぶりに、新商品発表会。
大竹副社長、吉田住器事業部長、佐藤住器事業部課長が揃って参加(右から)。
 木寺広報宣伝部長が司会進行

今回の商品開発の方向性は‘シンプル化’。その第一弾がシステムキッチン『ヴィートワン』。(6/1発売開始)
(今後、サッシなど他商品もシリーズで発売予定)
 
何といっても価格が一律【80万円】というのがシンプル化の象徴。普及品の「プラータ」の代替となる。
 
同じ間口幅であればIHクッキングヒーターとガラストップガスコンロに価格差がなく、24色の扉も同価格。
I型255cmベーシックプランの場合は、80万円(税別)の分かりやすい価格設定。
キッチンの高さ(80・85・90cm)吊戸棚(50・60・70cm)も3種類同価格。
 新しいデザインの取手
人気の鏡面仕上げ扉面材のカラー展開。
 
食洗器だけはオプションに、20万円プラス(キッチン研究家の黒田先生と)。ガスは全コンロセンサー化でIHと価格差が無くなった。
 
機能を集約し‘80万円’の分かりやすさで販売数の拡大を狙う、販売目標は50000台/年。 

発表会終了後、宣伝の石橋課長にお声掛けし(逗子友デス!)
好評のICカードキー「カザス」防犯窓ロック「カクス」のCMキャラクター堤真一さんと記念撮影!


住生活グループとして経営統合したINAXに加え、先日、資本提携を発表したサンウェーブ工業と
今後、キッチン商品をどのように統合し商品開発・製造・販売してゆくのか、動向が気になるグループである。

旭化成ホームズ「家族の生活時間のバランスとリズム調査」

2009年05月25日 | 住宅業界
旭化成ホームズ住生活総合研究所が、首都大学東京と共同研究で
夕食や洗濯などを行う時間帯(リズム)の実態調査を実施し、住まい方の分析・研究を行い記者発表した。

今回のテーマは「家族の生活時間 ~そのバランスとリズム~」。
共働きかどうか、親と同居しているかどうか等の条件別に
家事・育児時間と睡眠、娯楽時間などの生活バランスの変化を調査。

住まい手の条件による食事時間の違いは理解できるが、洗濯時間の差が興味深かった。
同じ専業主婦でも、親と同居すると夜の洗濯が増える!? 親世帯が朝するので、親のしない時間帯にするかららしい。
併せて子育て期や共働き夫婦は室内干しのニーズも高い。
今後、そんな生活リズムに対応した住宅設計の提案をヘーベルハウスで展開してゆくようだ。

熊野住生活総合研究所長(右)と今回の調査を担当した松本主席研究員。

共同研究者の首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科の伊藤史子准教授は
「このような生活時間分析の手法は生活科学だけでなく昨今、建築学でも再度見直されている」と
ライフステージから空間設計を提案する動きが増えていると語ってくれた。


国土計画局長が語る、国土政策の課題

2009年05月22日 | 住宅業界
国交省の川本国土計画局長を日本不動産ジャーナリスト会議にお迎えし
「国土政策の当面する諸課題について」というテーマで講演頂いた。
      (私は川本局長が住宅局審議官であられた折に勉強会でご一緒させて頂いた)

省の先輩も参加者にいらっしゃって話辛そうではあったが、
全国総合開発計画と国土形成計画の位置付けや変遷を解説し
国土形成計画(全国計画H20.7.4閣議決定)に掲げられている
新しい国土像のキーワード[広域ブロック][自主的な発展]を4つの戦略的目標と共に紹介。
●東アジアとの円滑な交流・連携 ●持続可能な地域の形成 ●災害に強いしなやかな国土の形成 ●美しい国土の管理と継承

その4目標を推進するための横断的視点として[「新たな公」を基軸とする地域づくり]も。
公の限界も認識し、公的サービスを民間や住民に開く事できめ細やかなサービスの実現を目指す。

全国計画を基本とした広域地方計画が2以上の都府県の区域で構成された
広域地方計画協議会で計画協議されていく。地元の経済団体なども加わっている所が特徴。

国土政策の課題としては、
その地方ブロックの自立をどう実現するか。と、過疎集落問題を当面のテーマとして上げられた。
広域ブロックが強調して成長できるよう‘税の還流’も視野に入れて政策勉強会を進めていると。
 
一極集中する東京圏と地方の賃金格差は拡大する一方、約30%も東京圏が高い。
ただ過疎地在住者へのヒアリング調査(職員自ら全国行脚した)で見られたのは、
30才代の住民でも将来も引き続き住み続けたい意向が強い事実。それに応えられるサービスのあり方を考えさせられたと。
地方ベンチャー企業を育てるしくみを米国事例などでも研究されているようだ。

サンスターの本社がスイスに移管されるなど、日本国内での選択に留まらない動きを紹介し
各都市が魅力を出せるような国土政策を省内外で研究し推進されるという事であった。

大和ハウスの決算報告会にて

2009年05月14日 | 住宅業界
大和ハウス工業が東京・水道橋の東京支社で決算報告会を開催。会長・社長はじめ幹部が勢揃いした。

村上社長はマイクを持てば右に出るのものは無いほどのカラオケ上手(今日は歌は歌いません・・・) 
樋口会長がカメラ・クルーに追いかけられていた・・・某局「カンブリア宮殿」の取材らしい。

決算の方は、連結で売上が前期比▲1.1%の1兆6909億円、営業利益が同▲17.4%の735億円と厳しい状況。
事業セグメント別ではメインの住宅の売上が同▲4.5%(9590億円)に対し、商業建築が同+6.3%(5451億円)と補う形。

住宅の中でも落ち込んだマンション事業、今後の事業も付加価値のある大型物件へ集約。
一方で成長領域として、リフォーム事業や環境エネルギー事業(大型リチウムイオン電池など)に人員投下する。


発表会後の懇親会ではお食事をしながら、会長・社長はじめ皆さんと情報交換。
右、この度の人事異動で東京広報に就任された濱グループ長。

発表会を終えた村上社長と、いつもダンディです。社長からご紹介頂いた、凄腕のお姉様はモルガン・スタンレー証券の大槻啓子女史。


今期の住宅販売戸数の予想については、39600戸(▲8.4%)と更に縮小。
内、戸建販売が7500戸(▲12.6%)、業界の中でも厳しい市場をリアルに反映した数字を出している。
リフォーム事業はまだ本格的な展開がこれからなので、その可能性と環境事業などの多角経営がどう実を結ぶかに期待したい。

旭化成ホームズ決算報告

2009年05月14日 | 住宅業界
旭化成(株)の住宅セグメントの事業会社、旭化成ホームズが決算報告会を開催。
波多野社長と森経営管理部長が発表。            (司会進行は岩本室長)
   
旭化成全社では、売上▲8.5%(1兆5531億円)・営業利益▲73%(350億円)・純利益47億円と
かなり厳しい結果になったものの、ケミカル系他社が赤字を出す中も健闘したことになる。
全社が輸出減・円高で収益が悪化する環境を、国内産業である住宅セグメントが踏ん張った形になった。(昨年と逆)

その旭化成ホームズは連結で、売上4099億円(+6.1%)・営業利益219億円(+2.2%)とプラスで終えた。
売上の戸数は14017戸(+3.1%)で健闘したが、受注戸数は12458戸(▲6.2%)と下期の悪い様子が伺える。

都市部を中心に建替え戦略を強化し、[街かどヘーベルハウス]を中心に地域密着営業を展開中。
「営業のチーム力を大切に、人を育てる風土を取り戻している」とソリューション営業に力を入れる波多野社長。

この決算では、大型分譲マンションの引渡しがあったり、リフォーム・金融事業の好調さがプラス要因であった。
次期予測は、連結売上3980億円・営業利益180億円の減収減益となっている。

建築だけでなく、モーゲージローンやメンテナンス・リフォームから中古販売にも
独自の道筋をつけ『ロングライフ住宅』の世界を構築する。
1月からは「発電ヘーベルハウス」のキャンペーンも積極的。ヘーベル・ファンがどう反応するか楽しみだ。

住宅長寿命化大作戦@住宅総研

2009年05月12日 | 住宅業界
我が、リクルートの住宅総研にて[住宅長寿命化大作戦]と銘打った調査報告を発表した。
八重洲にあるグラントウキョーサウスタワーのオフィスに記者の方々をお招きし発表会。新しく総研担当になった久保田さんが受付。

岡崎所長の後任、矢部所長もご挨拶デビュー。  (Vivien研究員が司会進行)

調査担当の島原研究員がプレゼンテーション、記者の方と意見交換を。報告書に寄稿した清水研究員も飛び入り参加しディスカッション。

住宅長寿命国である英国と消費者意識を比較した調査を中心に、長期優良住宅制度の受容度なども調査した。詳しくはHPにて。

住宅業界美女達によるハーレム企画

2009年05月11日 | 住宅業界
住文化研究協議会で出会った仲間で、似た年ごろの女性4人が
会とは別で集まって(住文協は現在休止中)、情報交換するお食事会。
意識の高いキャリア女性達(?!)は、より広く深い知識を得る場にしたいと、
今回から男性ゲストを迎えて情報交換をすることに(笑)
今回の場所はリクルートの社員食堂レストラン「空箱」(41階)へ。

今回のゲストは入澤さん(旭化成ホームズ、写真左)によるご紹介。東洋大学の今村肇教授
ご夫婦でお付き合いのあるご友人という事で、このような場に気楽にお出で頂けた。
 
経済学部の総合政策学科で[社会経済における社会資本形成と組織のガバナンスの国際比較]などを研究されている。
この不況下での雇用や格差問題に、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)形成の重要性などからアプローチされている。

スウェーデンの親保育協働組合の事例も教えて頂き、まちづくりにおける団地の自主管理に共通するものを感じた。

熟女4人によるハーレム。嬉しいというより、やっぱり怖いかも・・・
しかしながら、日頃は若い女学生を相手にされているだけあって、女性に囲まれても冷静&マイペース!

資料までしっかりご用意頂き教授頂いた内容は・・・後でしっかり拝見することにして
とりあえず、意気投合した会話で盛り上がり
第一回のハーレム企画は、お勉強もした気になって大成功でした!

TOTO・大建工業・YKK AP、[TDY]7周年

2009年04月28日 | 住宅業界
TOTO大建工業YKK APの3社はリモデル事業における[TDY]アライアンスを組んで7周年を迎えた。
3社で開催する『リモデルスタイルフェア』が東京ビッグサイトで開催するのに合わせて、3社社長が共同記者説明会を行った。
          ※左から、大建工業:澤木社長・YKK AP:吉田社長・TOTO:張本社長

TOTOリモデルクラブ店の売上はこの5年で143%の売上拡大。今後は【グリーンリモデル】をテーマに
リフォームのBefore/Afterで[グリーンリモデル診断]を行い、その成果を顧客に可視化してゆく新サービスを展開する。
CASBEEの指標も活用

会見の後、『リモデルスタイルフェア』を見学した。今年は全国7会場で9万人が集客目標。朝からかなりの人!

会場にも【グリーンリモデル】、環境を意識した展示。実験住宅でのリモデル前後の成果を数値でアピール。


そして、実物のリモデル展示が戸建3タイプ、マンション1タイプ。(国交省の超長期住宅先導的モデル事業)
団塊世代を想定してリモデル前の築20年の戸建、畳の茶の間に鎮座する大型テレビ。ガスコンロ台もリアルに。

Afterリモデルの実物大モデルは、洋間への間取り変更も提案。アプローチに緑化できるフェンスでグリーンリモデル。

モデル内は人でごった返す!写真撮れません・・・ 洋間になったリビングに壁面収納システムと音響効果のあるボードも。

アイランド型キッチン(キュイジア)にも人だかり。会場構成、実物大モデル展示の次は各社の展示ブース。
   
TOTOブースには、トイレ・バス洗面・キッチンなど水周り商品が並ぶ。山本寛斎とコラボのカラフルな「NEOREST collection」も。

協賛会社のブースも見られた。こちらは燃料電池などをアピールする東京ガス。 休憩にはフェア用にデザインされたドリンク。

東京電力ブースではIHクッキングの実演の他、太陽光発電の紹介も・・・電力さんが展示するのは珍しい。

犬の口?大建工業ブースはペットとの生活を提案、本物のワンチャン達も展示?され。(ジャックラッセル可愛い!)

制震技術や内装材の提案では、和紙で造られた畳も。エコな商品としてグリーンリモデルに提案。
カラーも多彩な和紙畳
YKK APブースで人が集まっていたのは、バリアフリーな玄関ドア。指紋錠と電動でアシストするスライドドア。

主力の窓・エクステリア商品の中で、アクリル製のガラスブロック風商品に目が行った。こんな商品もやってたんだ。

フェア見学後、記者仲間の塚目さん(プレハブ新聞)と頂いたお食事券でレストランへ。


このリモデルスタイルフェアは2年に一度、大々的に行われるものであるが
初日の今日も、リモデル加盟店や設計や施工業者、販売会社などに混じって一般ユーザーも来場。
今年の来場目標9万人のうち、お客様は3万人強(37%)が目標という事。
毎回お客様率が高まっているようで、3社アライアンスの成果とも言えるワンストップでリフォームをアピールできるフェアである。

三井ホーム、大開口窓の新商品「GLACENA」

2009年04月16日 | 住宅業界
今日の発表会は、成城学園前にある総合展示場内に建てられた三井ホームのモデルハウス。
右には同じ三井ホームの「Laisonte」が見える。(三井ホームの得意エリアという事もあり「MYREVE」も含め3棟も出展)

こちらが新商品の「GLACENA(グラセナ)」。高さ約5m・横幅5.8mの大開口が特徴の外観。(最大は高さ6m・横幅8m可能)

その大開口・大空間を木造の2×4工法で実現した新技術が、‘GフレームZ’と呼ぶ大断面集成材による構法。

プレゼンテーションは、その大空間リビングルームにて。 右が‘GフレームZ’の構造体。

上の写真のスクリーンを開けると・・・下のような大開口、所謂カーテンウォ-ルを住宅でも実現。(サッシはYKK-APと開発)
リビングに座ると空が一面!
この開放的な設計に適した立地は、大きな庭で外から見えないような敷地やリゾート地などに絞られるが
富裕層で建築家に取られがちな顧客を、このように自由度の高い設計で獲得するのが狙い。
窓だけでなく、ガレージの設計や室内・中庭設計の空間自由度も高まる構法として魅力的。

インテリアでは、トイレにINAX「レジオ」のブラックが入っていた。グリーンのタイルとの組み合わせがRichだけどFresh。


「GLACENA(グラセナ)」の価格帯のイメージは、坪単価100万円以上7000万円クラス。
ここ成城モデルハウスと関西では芦屋にギャラリーを構え、富裕層の取り込みに挑戦する。

関西の住宅情報OBが集う・・・

2009年04月14日 | 住宅業界
久しぶりに、リクルートの住宅情報・関西OBが銀座に集まった。
今日は大阪から蔵野さん(右:元常務・大阪支社長)が参加するという事で、約15名が顔を揃え近況報告や世間話に盛り上がる。
米国でレーシックした眼鏡無し蔵さん!?

銀座「玉亭(ぎょくてい)」は元月刊HOUSING編集長の渡辺尚子ママが経営する小料理屋さん。
(左、一番奥で立つ和服美人・・・見えない!) 住宅業界の紳士達から今もご贔屓頂いているようです。

お料理は、新鮮なお魚を中心に季節を楽しませてくれるヘルシーな御献立。


デザートはカシスのゼリー
いつもながら、上品で美味しいお食事に反して話題は・・・・イロイロ世間は面白いものですねぇ~

木村元リクルート専務(左)が1980年代に関西の住宅情報事業部部長をしていた頃のメンバーなので
リクルートを早くに退職したOBが殆ど。退職してもその当時の序列が踏襲され、

今では立派なリクルートの土田君(右)も未だにペーペー扱い。「土田くん、幹事ご苦労様!またヨロシクね!!」


TOTOの新社長

2009年04月10日 | 住宅業界
TOTOが新社長就任の記者懇談会を開催。木瀬前社長からバトンタッチした張本邦雄新社長、右は岩崎広報部長。
 
就任に合わせてTOTOのミッション、以下3つの中でエコロジーに関する表現を「地球も暮らしも環境だから」と
‘地球’規模の視点に変更。

事業戦略では、張本社長もH10年から関わったリフォーム事業[リモデル]を重点活動の筆頭に挙げた。
‘全社一丸リモデル創出’を掲げ、ショールームだけでない左下のような場
グループの工場や、販売代理店などのチャネルも含めたリモデルフェアを開催し総動員で需要を創造する。

新規事業の強化では、燃料電池へのセラミック技術応用の他、光触媒[ハイドロテクト]を環境技術として世界に供給してゆく。

またグローバル展開については、好調な中国・アブダビ・インドに加え欧州へ‘環境’を強みに本格的展開を図る。
(左、売上が前年落ちたのは為替の影響) 海外では右の【高機能&高デザイン・品位】ポジションを狙う。

この3月は欧州展開のお披露目的イベント、ドイツ・フランクフルトでの見本市ISHに出展。
20万人が来場する世界最大の水回り+空調設備の展示会。
TOTOは最大規模800㎡のブース展開で、今年の最注目企業だったという事。節水や防汚機能は環境感度の高い欧州で強み。

バスは和風提案も。 各国のディーラーから取引希望が殺到したらしい

張本社長は早稲田大学卒で首都圏の営業からリモデル企画部を経て販売推進グループの役員。 
趣味は‘料理’「読書とかゴルフって書くと面白くないでしょ」と、結構作れるらしい。
そのプロフィールで一番驚いたのは・・・・生年月日昭和26年‘3月19日’私と一緒だ! 
年は一回り違いでは無いです!?  強運の持ち主かも知れませんねぇ~~

ミサワホーム、ゼロCO2・ゼロエネルギー住宅

2009年04月08日 | 住宅業界
今年はグリーンディール政策やら、日本の政策でも環境対策の投資や助成が大きくなっている。
住宅業界もその政策に合わせた環境対策商品で消費者の需要喚起を狙う。
今日は、ミサワホームから太陽光発電システムを搭載した商品3モデルの新商品発表があった。 
「ゼロCO2・ゼロエネルギー住宅、SMART STYLE-ZERO」@ウェスティンホテル東京
竹中社長から
「1992年に業界初で太陽光発電による売電契約した住宅を建てるなど、環境住宅への取り組みは早かった」と

近年‘エコ住宅’の取り組みで他社に遅れを取っていた事も反省し、この新商品で巻き返しを図る。

コストパフォーマンスの高いSMART STYLEシリーズに、太陽光発電パネルを効果的に搭載できるフォルム‘急勾配・大屋根’。
白い外壁も高い日射反射率を考慮した選択。(この角度はムジの家っぽい・・・)右、子供用に絵本も用意。
 
建物表面積を少なくすることなどで、Q値(熱損失係数)を1.66~1.77K/㎡Kに低減。室内に土間を採用し蓄熱・蓄冷効果も。
  
今回はエコ効果を段階別で3モデル提案。ゼロCO2・ゼロエネルギー・ゼロコストという「トリプルゼロ」を達成するモデルから
年間の光熱費の収支コストゼロのモデル、光熱費半額を目指すモデルまで初期コストにも考慮して選べる。
左は、光熱費半額レベル「ECOモデル」のコスト収支。 モデルハウスには風力発電の家庭用が登場。(外灯は賄える)
 
他にも雨水タンクやパーゴラを使った自然なエコ機能のエクステリアで工夫。
 
価格はトリプルゼロのモデル(43坪タイプ)で約坪63.6万年円~ECOモデル(32坪タイプ)で約坪59.8万円。
現在キャンペーン中の企画商品では、約7年で初期コストが回収できる太陽光発電オール電化モデルもあるという事。
国・地方自治体などの補助金が充実してきたので、今後、売電価格が上がってくると相当勢いがつく太陽光発電モデルである。

TOYO KITCHENは新ショールムOpen

2009年03月26日 | 住宅業界
トーヨーキッチン&リビングが新ショールーム「トーヨーキッチンスタイルTOKYO」をOpen。 
創業75周年を迎え、スタジオ南青山と六本木のTOYO KITCHEN STYLE meubleを統合し新たなスタートの場とした。
(以前はダ・ドリアデ青山(ヤマギワ)のショールームだったビル) 会場の前から大勢の人で賑わう。
 
提唱してきたキッチン+シャンデリアのスタイルで22台がプレゼンテーションされている。
                     (中、アールのデカイ、シャワー水栓に注目!)
  
『キッチンに住む』をコンセプトに、トーヨーキッチンでは家具~照明に加えてモザイクタイルでキッチンをコーディネートし販売。
           (ショールームのフロアもモザイクタイル、キッチン壁にアメリカンなアニメのモザイクタイル!)
   
「前衛的な提案も含め、建築家やデザイナーに見てもらって‘この先のTOYO’について意見を交わす場にもしたい」と
ショールームの戦略を語ってくれた、マーケティンググループ長。業界注目のショールームに仕立て上げた。
   
デザイン性の高いパーツもTOYOらしさの象徴。右はリンナイとの共同開発によるガス&IHクッキングヒーターコンロ。

社長の趣味コーナーも!?BE@RBRICK(ベアブリック)がイッパイ・・・ チェアはA・ガウディのデザイン。私と等身大ガンダム。
   
こちらが渡辺孝雄社長(左)、キッチンコンサルタントの黒田氏と。 ご案内頂いた広報の後藤グループ長(右)。
    シャンデリアのように輝く笑み!

TOYO KITCHENでは、海外からもWebサイトでキッチンのオーダーが舞い込んでくると言う。
昨今、国内需要が先細る中、グローバル展開が住設各社の戦略となっているが
海外の方からわざわざ日本までデザイナーや顧客が訪れて来るようになれば、日本企業の未来も楽しみである。

住宅総研も送別会

2009年03月25日 | 住宅業界
年度末、我々リクルートの住宅総研でも退職や組織異動でメンバーが変わる。
と、いう事で今日は退職される岡崎所長の送別会。日本橋の「やぶ久」という蕎麦屋で宴会に集まった。
                 (お食事は、そば稲荷と先付けに始まり・・・)
  
先に転職された和田さんや、総務に異動した野口さんなども集まり・・・大賑わい。育児休暇中の杉浦さんも参加!
 
お鍋は鴨鍋、つくねを投入する原田さん・・・来期からは別の組織へ異動。オーッ!美味しそう。
  
最後に盛り蕎麦、蕎麦屋らしいの宴会メニューでお腹一杯。 3末で退職する岡崎さん、心機一転エキサイティングな春になりそうですね!
 お世話になりました!

INAX新宿ショールーム、「CL」でインテリアも提案

2009年03月25日 | 住宅業界
INAX新宿ショールームが新たに「CL stage」と名付けたフロアを4階に増床、28日のOPENに先立ち記者内覧会が行われた。
ショールーム入口  
まず、野村東京支社長・小島マーケティング企画部長・鈴木新宿ショールーム館長からショールーム戦略についての説明があった。
顧客は商品単価的にもボリュームゾーンが二層に分かれ、その上位層に対するアプローチを強化するのが目的。
  
その‘こだわり消費選択者’25%の中で、‘自分志向・情緒的価値観’を重視する層は15%。(INAX調べ)
そのニーズに応えるべく、今回は新しい試みでインテリアショップ「TIME&STYLE」とコラボレーションした空間展示。
   

4階に新設された『CL stage』を見学。 40人居るショールームアドバイザーのうち現在は6人が『CL stage』の提案を担当する。
 
当フロアのデザインを監修したのは若手設計事務所の「void」。約130坪の広さに4セットのみの贅沢な空間提案。
 
「CL(コンパクト・ラグジュエリー)」はキッチン・サニタリーに共通のデザインコンセプト。
 収納力が自慢のキッチン「レビラス」
照明商品も充実の「TIME&STYLE」。
 
見学後はショールームで懇親会。エクスナレッジの佐藤さん(左)とキッチン・ジャーナリストの本間さん。(本間さんの近著)
  
こちらが鈴木館長「インテリアの提案までできる人材を増やしていきます」。 何気なく使われていたタイルに目が奪われた!
  イモリ?ヤモリ?カワイイ!

4階は今までオフィスだったというので、「人員削減でスペースが空いたのかしら・・・」と思ったら
そういう訳では無く、別の事務所に移動させて純増で拡張したという事。INAXの「CL」に賭ける意気込みを感じる。