VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

フランスの旅を終えて

2006年09月03日 | France2006

とうとう、フランス2週間の旅を終えて、ガステル夫妻ニコルとジルにもお別れ。

今回は彼らのリタイア&銀婚式の祝宴や、その暮らし、会話を通じて
たくさんの感動を頂いた。

本当に皆が、積極的に時間を、人生を楽しんでいた。
実は夫妻の家にはテレビが無い。それも20年以上。
庭での時間、本や音楽、また旅をする事が大好きな彼らの生活に、テレビの必要性は無いようだ。

“C’est la vie!”(これが人生よ!)と言ったニコルの言葉が心にしみた。


最後の夕食をシャルル・ド・ゴール空港で、英会話のお供をしてくれたジルの姪っ子マーレーンも一緒に楽しんだ。
ひさしぶりに、帰るのがつらくなる旅になった・・・

今度はガステル夫妻が、シベリア鉄道&船を使って大陸横断し日本へ来る予定!?
それまでに、私のフランス語が上達するよう頑張ると約束し

Gros Bisous & Au revoir

見本市、Maison & Objet

2006年09月03日 | France2006


フランス最終日、ガステル夫妻が用意していてくれたプランは
日本でも知られている国際見本市「MAISON & OBJET」に私を連れて行く事。

今回、仕事の事は一切忘れていたので、この見本市が同じ日程にあったなんて知らなかった!

たまたま出展者にガステル夫妻の知人(南大西洋の島に住んでいるアーティスト・・・)が居て、
丁度会いに行きたかった所、私の仕事にも関係あるだろうという事で考えてくれたのだ。

そのOneiros氏の出展ブースは、木を使った繊細なワークで照明は伸縮し光量が変化する幻想的なランプ。
その他、最近はアイアンワークにも力を入れているという事、大変魅力的なものだった。

ガステル夫妻は、その中で一番高価な●●万円のテーブルセットをご購入!
私も黒いミラーを探していた所で、この思い出に丸いミラーを買った。
         (送って貰うのは、展示会が終わってからなので楽しみに待っている!)


他、4月に行ったミラノ・サローネとは違って、テーブルウエアなど小物(Objet)があるので素人でも楽しめる。
「ELLE DECO」カフェで、世界各誌が展示されていた。
中に私がパリに持っていった号が日本代表で展示されていた。【写真中下】

パンを買って・・・

2006年09月02日 | France2006

先日、サプライズのおまけをして下さった、パティスリーにパンを買いに寄った。

フランスで、お菓子&パンを買って外れた事は無い。
アメリカとは違って、甘さも控えめでフルーツなど素材を生かしたものが多い。

帰りに、近所にあるボート乗り場の運河へ連れて行ってくれた。
川と川を結んでいるようで、日に4便だからパリ行きの電車より多いじゃん!

戦争Cavern博物館

2006年09月02日 | France2006


ガステル夫妻が住むVauxaillonのある、ピカルディ地方はドイツ国境に近く
中心地のSoissons含め戦争で大破されている歴史を、この祝宴などで教えられたが

今日、Laonからの帰りに「Cavern/洞窟戦争博物館」に連れて行ってくれた。

正しくここに、仏VS独の最前線があったらしく
お互いが掘り進めた洞窟が残されていて、その内部を数キロ通れるように博物館にしてある。

新しく建築された博物館らしく近代的な建物。
【写真左中】はドイツ軍の帽子、その右はフランス軍の軍服(カラフル過ぎて、後に変わったのだが)

洞窟内部について、沖縄の防空壕のイメージがある私には
芸術的過ぎとも思えるプレゼンテーションだったが、兵士の手紙など、その哀しさは万国共通であった。

中世からのお宅訪問

2006年09月02日 | France2006


ジャクリーンさんのお宅は文化財のようなもの、一部は中世からの建築物で築6-700年が経っているのだ。

3階分の石を掘り起こすのに、地下を3階分掘って6層階の建物になっている。
リビングはモダンな椅子や照明、木製グランドピアノがあったり
絵も一杯かけられていて、髭の旦那様含め知的なご夫婦の内装である。

ニコルが手作りして持参した、かぼちゃとハムとオリーブのブレッドをつまみにシャンパンで乾杯!

LAON(ラン)訪問

2006年09月02日 | France2006

丘の上にある、中世の城砦都市LAON(ランと発音)に、Gastel夫妻の友人を訪ねる。
学校の先生でもあった、ジャクリーンさんが私の為に文化遺産を案内してくれるという事。

中世(12世紀)の頃から“Crown Hill”と呼ばれて、敵を寄せ付けなかった街。
中世のお城らしいゲートを抜けて、街中へ入る。

丘の上に立つ、ラン大聖堂【写真中】は近代まで世界で最も高い地点にある建物だったらしい。
そうだ、パリのノートルダムにあったゴシック様式・大聖堂の変遷にあった
あの、Laon大聖堂なんだ!

城壁の上に座って、眼下を眺めるNicole【写真右】。


お隣さんJackyを訪問

2006年09月01日 | France2006

祝宴でも、仲良くなったお隣さんJacky(仏文の先生)宅にお邪魔した。
3人の息子さんを持つ、40代のご夫婦。

ロックガーデンもあるお庭に、ハンモック小屋もあって面白い。

ブロンド髪の綺麗なクリスティーン夫人が、面白いものを見せてあげると・・・
3台あるガレージから、颯爽とオープンカーに乗って登場!


ご近所の‘生’牛乳

2006年09月01日 | France2006

Gastel家の牛乳は、ご近所の畜産農家から直接頂く‘生’牛乳。

牛を間近で見るのは、15年ほど前の小岩井農場ぶりか?
  (【写真左下】こぼれたミルクをなめる猫ちゃん!)
子牛が3頭生まれていたので、「触ってもいいよ」と農業技術を専攻している学生の娘さん。

お味は、低脂肪牛乳ばかり飲んでいる私には、少し甘くて、薄めの生クリームを飲んでいる感じ。
朝も、コーヒーに入れるのはもったいなくて、冷えたミルクをそのまま飲んだ。

自家製の鶏卵

2006年09月01日 | France2006
フランスの田舎らしい景色を堪能しながら1時間ほど進み
ひまわり畑では、私の顔より大きくなった花から種が落ちそうになっていた。

お家の庭に戻って、ニワトリ小屋へ立ち寄った。
「今日の収穫は?」とジルが卵を確認。(丁度、産卵中の鶏が座っていた)
5つほどしか無かったが、今日の夕食には十分だ。

野生のバンビ!

2006年09月01日 | France2006

お庭を抜けて丘の上に出ると、お隣の農家のビーツ畑(砂糖の原料、生でかじらせてくれた。甘い!)

地面には、野生のイノシシや鹿の足跡が残っている。ここの森に、ハンティングに来るらしい。

イバラの道もあって、足首を出していた私はカスリ傷だらけになった。
オーク(ナラ)の樹が好きというニコル。神聖な樹としてヨーロッパでは大切にされている。
低く枝を広げて、森を守っているように見える。

【写真右】家への帰り道、庭の敷地内に野生のバンビ発見!!
私に見せたくって、居そうな所を一生懸命探してくれたジル。
お陰で、奈良の鹿に見慣れた私も、息を呑むほどビックリして感動した。


Vauxaillonに帰って来た!

2006年09月01日 | France2006

丸3日くらいしか滞在しなかったパリ。今回は、こんなもんで充分だった。
列車でパリから北東120km、Vauxaillonに戻ってガステル夫妻と再会し
畑仕事中の友人に、ご挨拶。

お宅に戻り庭にある池の中洲で、ケーキを食べる事にした。(池に錦鯉がいて驚いた!)
駅前のパティスリーで買ったのだが、開けてビックリ!?【写真中右】
一つショコラ・ケーキが余分に入っていた・・・お店の方からのプレゼントだ。
     (彼らの周りには、素敵なお友達がイッパイ居て幸せそう)

さて食後は、お庭から丘を超えてウォーキングに出ることにした・・・・

モンマルトルへ

2006年08月31日 | France2006

今日は、リンダがユーロスターに乗ってロンドンに帰る日なので、私は一人でバスに乗ってモンマルトルへGO!

前回、激安の素敵な洋服を見つけ虜になってしまった店に、今回も突撃。大満足!!
今回は「TATI」という有名激安店にも入って、インテリア雑貨などを買い込んだ。

その足で、サクレクール寺院の前を通って、グルット周りテルトル広場まで出た。
お馴染みの似顔絵描きさんがイッパイ、アジア系の画家の多いことに驚いた。
「10分で1枚、EUR50。でも学生価格EUR40にしてあげるよ。どう?」と英語で勧誘するオジサン。

高いよ! 私は既に、そのEUR40さえサイフに無かったのだが・・・・・

モネ ー睡蓮ー

2006年08月30日 | France2006

そして何といっても、ここ「モネ -Les Nympheas(睡蓮)-」の間。

2間に渡って展示される曲線卵型の部屋では、モネに眠り薬を飲まされたようにモウロウとなる・・・

以前、モネの家&庭を訪ねてジィベルニーまで行った。
睡蓮の時期には少し早かったが、「日本橋」が架かった柳の茂る池は幻想的だったのを思い出した。

オランジュリー美術館

2006年08月30日 | France2006

リンダと待ち合わせしたのは「オランジュリー美術館」。2004年からの改装が終わったので、楽しみにしていた。
宮殿風の古い外観を残したまま、内装は鉄骨とコンクリートで近代的に生まれ変わった。

日本人が大好きな印象派のコレクション。
セザンヌ、ルノワール、ゴーギャン・・・・そして

グラン・ルーブル

2006年08月30日 | France2006

今年は「ダ・ヴィンチ コード」のヒットで、米国人と日本人観光客が押し寄せているパリ。
その訪問に欠かせない、ルーブル美術館。

なので今回、私はルーブルをスキップして外からグラン・ルーブルを撮影して素通りした。
とても天気の良い日で、マレ地区からズーっと歩いてセーヌ川&チュイルリー公園まで来た。