VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

三保谷硝子店@AXIS GALLERY

2009年10月27日 | 社会・文化
三保谷硝子店が16組のクリエイターと「三保谷硝子店ー101年目の試作展」を六本木のアクシスギャラリーで開催。
1909年(明治42)に創業し今年100周年、三保谷友彦氏(左、3代目)と4代目襲名の三保谷昌弘氏。
  
倉俣史郎氏の作品で有名な、三保谷のガラス技術を駆使して作品を発表したクリエイターは錚々たる顔ぶれ。
アシハラヒロコ/五十嵐久枝/海藤春樹/川上元美/杉本貴志/杉本博司/高松 伸/トラフ建築設計事務所/橋本夕紀夫/廣村正彰/藤塚光政/堀木エリ子/宮島達男/八木 保/山田尚弘/吉岡徳仁

昨年ミラノでお会いした橋本夕紀夫さん、作品の前で。来年のミラノサローネでは家具の発表があるかも、と。
   
下、流石の吉岡徳仁作。 こちらもミラノ以来のベルギンツ氏に遭遇、イタリアから来日中(電工さんと打ち合わせ)。
  
今日はアシハラヒロコ先生にご挨拶。(お付き合いのあるクライス&カンパニー社からのお花を抱えて)
 作品は茶室の花器風で実用的!
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Moleskineをアーティストが使ったら・・・

2009年10月15日 | 社会・文化
ピカソやヘミングウェイはじめ世界の著名人に愛されてきた手帳Moleskine。(200年以上の歴史、フランス生まれで今は伊ブランド)
そのモレスキンが行う慈善活動である世界巡回展「Detour」が、日本は表参道の[MoMAデザインストア]で行われた。
(ロンドン、NY、パリ、ベルリン、イスタンブールを巡回した)2010年版の「アーティストカバーダイアリー」はマルティ・ギセデザイン。
 
世界で活躍するアーティストや建築家、映画監督などが自由にモレスキン・ノートを使って創作、表現したものを展示。
昨日お会いした、建築家・隈研吾さんや伊東豊雄さんのスケッチノートや
 
プロダクトデザイナー深沢直人さん、私のお気に入り佐藤オオキくんのは下がカットされ3次元に
 
映画監督の押井守さん、プロダクトデザイナー喜多俊之さん
 
こちらのローマンさんは塩がついてフヤケ状態(海に沈めた風)、ロン・アラッドもらしい表現で。
 
会場で注目だったのは、松井えり菜さんのウーパールーパー!?
(ギャラリー山本現代所属、25歳。将来有望視されているアーティストらしい)
 
クリエイター達の様々な発想と、歴史ある欧州企業の興味深い活動に関心し
ワインパーティで混み合う会場を出て、近くのフレンチ・ガレット屋さんで友人と食事することにした。
 
モレスキンにちなんでフランス情緒あるカフェで、ガレットとシードルを。
 
フランスの友人宅で焼いてくれたガレットを思い出し・・・シードルでいい気分になってしまった。
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Wu Hao 絵画展 @吉井画廊

2009年09月07日 | 社会・文化
昨年パリのGalerieYoshiiへ伺った際、丁度、個展をしていたWu Haoさんが
今年は銀座の吉井画廊で開催、来日しているという事で初日のレセプションに伺った。
(左が吉井長三会長) モダンアートは電通(外堀)通りに面したギャラリーの方で展示される。

Wuさんは、1973年北京生まれ。北京の美術学校を出てパリのボザール国立美術学校で学びパリ在住
2002年にはボザールの奨学生として吉井画廊の経営する清春芸芸術村ラ・リューシュに滞在して制作した経験も。
去年よりスリムになったWuさん(今回はパリジェンヌの奥様も来日)

Wuさんの作品のモチーフは‘■四角 Square’唯一自然界に無い形、人間が作った形。それを色使いや筆使いで多彩に表現する。

下の青には宗教本のタイトルが付いていた。今回は小さめの作品も展示、在日フランス人書道家の方も鑑賞に。

Wuさん、また今度はパリで会いましょう!
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Canon、ミラノサローネ帰国展

2009年08月26日 | 社会・文化
カメラから始まったキャノンは、イメージングカンパニーとしてイノベーションに挑戦し続けている。
その表現の場として昨年からはミラノサローネでもクリエイター達とインスタレーションを行っている。

今年、現地ミラノに行かなかった私は六本木での帰国展を楽しみに伺った。 @東京ミッドタウン 
主催のキャノン酒井総合デザインセンター所長と、1年ぶり。
『NEOREAL』がミラノサローネ展示会のコンセプトテーマタイトル。
デジタルイメージングの技術を見せるパワープロジェクター[WUX10]とカメラ・ビデオなどのCanon製品。

今年のメインクリエイターは建築家の平田晃久氏(左)。ご案内頂いた総合プロデューサーのTRUNKの桐山登士樹氏。

右上、平田氏が練り上げたオブジェの縮小版模型・・・これが展示会場の空間「響」に拡大展開される。
オブジェの成り立ちを解説する映像、1本の紐に輪を作り中をくぐらせる動作を12回繰りかえすというアイデア。
展開するとこうなる
紐でできた面に布を張り(伸縮性があり柔らかい)、そこにプロジェクターで海の中のイメージを映写する。

天井イッパイに広がるオブジェを行き交うことができ、海の青や光を感じて幻想的な空間に!
センサーを付ける事で、人が近くに寄って布に触ると‘クラゲ’が現れ近寄ってくる面白い仕掛け。
インタラクティブアーティストの松尾高弘氏が映像を担当。

次の展示コーナーはキャノン総合デザインセンターのクリエイター達が制作した「躍」というインスタレーション。
展示スクリーンの前に立つ人間の輪郭を認識させ一筆書きで映写(真ん中が私)。それをデザインとして色んな形に動かして見せる。

私が動くとデザイン画も変わって、そのインタラクティブさが結構面白くって遊んでしまう!

今年は現地ミラノで昨年より多い3.1万人の見学者があったと言う事。
私も今年の展示の方が洗練されているし、面白い作品だったと思う。
レクサスのように継続する事で、欧州デザイン界からの企業評価も高まっていく事だろう。

さて見学後ワインとアンティパストを頂いたので、メインディッシュをミッドタウンの「オランジェ」にて
イタリア仲間の真美ちゃんと。
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交詢社、日本初の実業家社交クラブ

2009年08月11日 | 社会・文化
1880年(明治13年)福沢諭吉の命で設立された「交詢社」。
日本初の実業家を集めた社交クラブ、所謂、異業種交流会なのである。
銀座の交詢ビルは2004年に建替えられバーニーズニューヨーク銀座店が入った。
 保存された昭和4年築のファサード
私は何度か買い物にも行っていたが、このビルに「交詢社」が残っている事は知らなかった。
実はオフィス向け入口に、重厚な会員(社員)向け専用エントランスがある。9階の受付で出迎えられ中に入ると・・・
  
明治の気高い紳士達の薫りがする空間が広がっていた。(吹き抜けの中庭・右は会員Onlyの談話室)
ステンドグラスや絵画含め内装は保存再生されており、本物の質感が漲る。
 
今日、こちらのレストランにお誘い下さったテクノバの藤田氏。今日は環境活動について情報交換。
「知識を交換し、世務を諮詢する」が交詢社設立のスローガンだったという事なので、正しく良い機会を与えて頂きました。
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清春芸術村&テニス合宿

2009年07月18日 | 社会・文化
かねてより一度訪れてみたかった山梨県(北杜市)にある清春芸術村(1980年開村)。
今年のテニス合宿を「清春のラ・リューシュに泊まってやるよ」と、元和田中校長の藤原和博さんから連絡を貰い
私も清春芸術村に仕事先の甲府から向った。   このラ・リューシュ(仏語で蜂の巣)はパリ・モンパルナスにあるものを
設計者ギュスターブ・エッフェルの設計図を元に再築したアトリエ&宿泊施設。(基本的に芸術創作の場)

テニス仲間である銀座・吉井画廊の吉井オーナーが芸術家支援の為に運営している施設であるが、今回我々にお部屋を使わせて下さった。
16角形の建物は中心に螺旋階段があり、見上げればガラス張りの円錐屋根から陽が射すデザイン。(元は1900年パリ万博のパビリオン)
お部屋はキッチン・バスも備わったメゾネットのステューディオ型。
エッフエルがらみでは、お庭にあるこのモニュメントも→
これはパリのエッフェル塔の非常階段の一部!改装時にオークションに出たものという事で芸術村に。

そして芸術村の主要施設である清春白樺美術館。吉井長三会長と親交のあった建築家・谷口吉郎氏の志を受け継ぎ谷口吉生氏が設計。ルオー・コレクションの他、今回は東山魁夷展が開催されており、館内は静かで幻想的な空間になっていた。

芸術村内は他に、ジョルジュ・ルオー礼拝堂(谷口吉生設計)や梅原龍三郎アトリエ(吉田五十八設計)など建築関係者にも興味深い施設がある。


さて、清春芸術村へ来た目的はテニス合宿!
近くにあるグリーンヒル八ヶ岳(新宿区の健康村)でコートを取ってPLAY。
藤原さん、今年は大阪府の特別顧問で忙しくしていたのでテニスは以前ほど練習していないようだが、ゲームではNiceボレーも炸裂。

吉井篤志吉井画廊社長はハードヒッター、アクションラーニング研究所の古川和代表の美しくパワフルなサーブ、
藤原夫人も登場!
ウィル・シードの船橋力社長は持ち前の運動神経で尻上がりに調子がUp、愛娘の方もノリノリ?!

TBSの住友ファミリーも途中参加、息子を特訓中の住友パパ!  パリ祭のイベント準備で忙しく動かれていた吉井長三会長と。
        

テニスで汗をかいて、大浴場で一風呂浴びて、夜は芸術村内のレストラン「ラ・パレット」にて夕食会。(国内外の画家のパレット)

住友夫人の山内アナも加わって。船橋夫人が一目惚れしたBカトランの前で、Babyと。最後は謎のピアニストも登場し・・・
 
夜も更ける中、丁度近くにあるという事で古川さんの別荘に案内して頂いた。
別荘地なので暗闇の為、外観は良く見えませんが・・・ホンカジャパンのフィンランド製ログハウスです!
広いデッキはアウトドア・リビング。
大きな吹き抜けに蒔ストーブ、絵に描いた別荘~~  この別荘は米国で買ったこのBedを入れたいが為の家だという事でした。


翌日もテニスに励み、高原日焼けでメッキリ真っ黒になった。‘アラ40’とも言えなくなるのに大丈夫かぁ・・・・私。



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所沢市の経済活性化

2009年05月27日 | 社会・文化
所沢経済活性化協議会の上田(北斗ハウジング社長)さんから御依頼を受け、総会後の会員向け講演をさせて頂いた。
「環境交通から考えるまちづくり」と題して
昨年取材したフランスの事例を紹介し、環境に考慮した交通システムをまちづくりに取り入れ
車ではなく人を中心に、人で賑わうまちづくりを考えることを提案した。
加えて、私が逗子市の市民活動として行っている「歩行者と自転車のまちを考える会」の目的などにも触れた。

地元事業者の方々を中心に協議会会員の皆様が熱心に聞いて下さった。

所沢市ではモノレールの導入も懸案事項にあるらしく、質疑応答も活発に会を終了した。

所沢市は人口規模(約34万人)は逗子市と比べれば5倍以上、産業も盛んで西武ライオンズまである中核都市。
そうなると、市民視点以外に事業者や観光客などの視点が複雑に絡み
事業者の中でも地元の古くからある企業や商店と、所沢で歴史の浅い事業者にはニーズの違いもあることだろう。
その中で有志が集まり活性化を推進されている皆さん、ご活躍を!



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「三菱一号館」と「丸の内パークビルディング」 

2009年04月27日 | 社会・文化
三菱地所が取り組む‘丸の内再構築’、1998年~2007年を第一ステージとして丸ビルはじめ東京駅周辺で6棟のビルを完成。
2008年~の第二ステージは、大手町ー有楽町まで広げたエリアを再構築する。その第一弾となるプロジェクトが
「丸の内パークビルディング」・「三菱一号館」であり、30日の竣工を前に内覧会が開催された。
              (5月8日に地下1階の4店舗が先行オープン、商業ゾーンは9月3日にグランドオープン予定)
地上34階建ての「丸の内パークビルディング」と地上3階建て1894年竣工のジョサイア・コンドル作を忠実に復元した「三菱一号館」。 
 丸の内最初のオフィスビル、向こうに丸ビル
内覧を前に、新オフィスビルの5階で三菱地所・清沢広報部長と合場ビルアセット開発部長が概要を説明。
 広報部の石川副長が進行。
750億円のBigプロジェクトは、オフィスも新日本製鐵や三菱商事などグループ企業などで満室稼働でスタート。

まずはオフィス棟を内覧、1000坪あるフロアー面積は丸の内界隈では最大規模。環境対策が強化されたオフィスビルになっている。
 照明も省エネ型
窓は二重で、内窓は引戸型でエアフローウインドウという空気ファンが窓際の空間も快適にする。
 窓の外、線路の向こうにリクルートのグラントウキョウサウスタワーが見えた
ビル屋上には約60kwの太陽光発電パネルが搭載されている。

次に、明治27年竣工の建物を復元した「三菱一号館」に入る。タモ材・ワニス仕上の内装は格式の高い格天井。
  空調設備を巧く格納 
1階にあった銀行の窓口も復元、今回はカフェバーとしてオープンする。銀行当時の写真。窓口も復元された!
  
この「三菱一号館」全体は2010年4月に「三菱一号館美術館」として開館予定。それに先立ち9月には[竣工記念展]も開催。
  ガラス張りで構造を見せる。
大理石のマントルピースはオリジナル、フロアーは松の無垢材。石や鉄の階段にもコンドル・デザインの魅力が。
   
さてクラッシックな美術館棟から、「丸の内パークビルディング」と「三菱一号館」に囲まれた中庭広場に出た。
左は緑化された巨大な柱、そこからドライミストが吹き出るノズル。
  
保水性の舗装などヒートアイランド緩和の工夫が施され、夏にはサラリーマンの憩いの場となりそう。
  
また明治期のガス灯10基を復元、炎のゆらぎで都会のビル空間をレトロに彩る。

ところで、コンドルの設計図を忠実に復元した「三菱一号館」はビクトリア様式のクイーンアン・スタイルという事だが・・・
   
      (赤煉瓦230万個も当時の製法で中国にて製造したという)

実は私の家も、ビクトリア様式の中でクイーンアン時代のデザインを取り入れて設計してもらったもの。
赤煉瓦では無くサイディングだが、尖塔の雰囲気など共通点があって興味深かった。
今はジャスミンが盛り、WコーギーのBeth黄色はモッコウバラ

三菱の中庭にはコンドルが愛した、オールド・ローズなど40種のバラが見れるそう。楽しみなスポットになりそうだ。
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マッサージ・チェアでなく‘ソファ’、Panasonic

2009年04月06日 | 社会・文化
Panasonicがマッサージチェアの新商品発表会を表参道ヒルズで行った。
マッサージチェアは今年、40周年にもなる商品ということ(松下電工)。その変遷がパネル掲示されていた。

パナソニックのアプライアンス・ウェルネス・マーケティングの石井本部長「巣ごもり消費の商品は上質な本物が嗜好される」と。
今回はマッサージチェアとは呼ばず、『マッサージソファ』としてインテリア性の高い新商品を発売(5/1~)しターゲット層を拡大する狙い。
基本4色、カバー10色
イメージキャラクターは主婦に人気の黒田知永子さん(48歳)。購入決定権のある奥様層にアピールする。

パナソニック電工の商品担当、樺山氏(右)とのトークショー。靴を脱いでマッサージしながらトーク!? 
「今の家ならアイボリーかなぁ」と。  (フットマッサージが引出し&収納式でコンパクトに)
 
リアルプロ」のような本格的マッサージ力は得られないものの、この機種ではローラーが腰の下までもぐりこむよう開発
腰のマッサージがしっかりできるという特徴がある。シンプルな手元コントローラー。

発表会では、記者達もお試し。私もコリが気になる肩から上背中部を中心にTry・・・気持イイ~。腰も思いの外、効きます!

カラーの展開を見て、昨年のミラノ・サローネで発表されたウルキオラ女史デザインのマッサージチェアを思い出した。
リビングのソファーともマッチするデザインで、今後流通チャネル含めインテリア市場の開拓にもチャレンジする予定。
‘大きさ半分、お値段半分’を合言葉に、六本木などでもお試し会場を設け販売強化してゆくようだ。
(今年度販売目標10万台。 推定販売価格/足マッサージ有り:約20万円・無し:約15万円)
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「TRAVEL CAFE」がファッションブランドに

2009年04月02日 | 社会・文化
住宅建築者向けに企画されている[アーキテクト・カフェ 青山]で、今日はファッションブランド「TRABEL CAFE」の記者発表会。
左、「TRAVEL CAFE」ブランドをファッション業界10社のライセンシーと立ち上げたY-net planning社の吉澤幸夫社長(大丸ご出身)。
右、「トラベル・カフェ」「アーキテクト・カフェ」などを経営する、インストアメディア社の荒井隆是社長。
アーキテクト・カフェのロゴ前で 

「TRAVEL CAFE」ブランドのファッション・コンセプトは『旅』。ターゲットは旅行を通じて自分自身を高める30代女性、という事。
旅行バッグから洋服、傘など小物、サプリメントまで10社のメーカーが『旅』をテーマに商品開発する異業種コンソーシアム型。
それをまとめるのが、Y-net planning社の坂梨カズ総合ディレクター(左)。 京都・西陣ネクタイさん(右)も参加。
  老舗も『旅』に知恵を絞る
販売はWeb通販を中心にフリーペーパーなどと、各社の流通ルートでも販売してゆく。

ボストンバックが平らに展開でき、スーツケースに納まるようデザイン。右は傘とセットの防水スカーフ。
 モデルは旅行本「ロンリープラネット」の小野さん 

[アーキテクト・カフェ 青山]に常設出展している伊キッチン・サルバラーニの八下田さん(左)も参加。
  
そして何故か、メイクアップ・アドバイスを受ける私・・・メイクアップアーチストの山下純夫さん(右)に眉カットもして頂きました!
こんな唐突な企画含め、業界を超えたコラボレーションが得意なインストアメディア社。次の企画が楽しみである。
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‘トランジション・タウン’活動、英国より来たる

2009年03月02日 | 社会・文化
地元逗子でまちづくり活動をしていると、様々な市民活動をする人達に出会う。
今日は昼間に、今年隣まち鎌倉市の市長選に出られる渡辺光子さん(鎌倉市民フォーラム代表)が
歩行者と自転車のまちを考える会」の事で訪ねて来て下さり、意見交換をした。
秋の選挙に向けたマニフェストへ、同じようなテーマの環境交通政策を検討されているようだ。

そして夜は、逗子市議の松本まちこさんのお誘いで
『イギリスの言いだしっぺに学ぶ「Transition Town 冒険の3年半」』という集まりに参加した。
トランジション・ジャパンの吉田俊郎さんが司会進行し、英国から来日しているNaresh GiangrandeさんとSophy Banksさんを紹介。
 
彼らは‘トランジション・タウン’というコンセプトを、英国のトットネス(TOTNES)という8000人の小さな町で2006年に導入。
アイルランドに始まり世界で既に100以上の地域がトランジション・タウンとして公認され、導入検討をしている地域が1000以上あるという。
ナレッシュさん(左)はトットナムでのトランジッション・タウン創始者であるロブ・ホプキンス(右)氏と共に立ち上げた人。
 
同じくトランジション・トットネスで活動するソフィーさんは心理療法士であり、トランジションの重要性を精神面からアプローチ。
活動の紹介を、まずトランジションの必要性を、①気候変動②ピーク・オイルという2つの社会背景から解説。
 
未来をイメージする2つの典型的映画、左:マッドマックス状態OR右:スターwォーズ状態。
我々が選択すべき未来に向けたステップは?右は石油利用量の推移と4つの選択肢。
資源は無限をベースに成長、現実否定~資源が枯渇、絶望。の間に、トランジション(受容)という道筋。資源は最低限の利用を促す。
 
石油依存社会からの脱却を目指し、ライフスタイルを変えるための意識改革を地域で推進する草の根運動がトランジション・タウン。

トランジション運動の推進方法をトットナムの事例でナレッシュさんが紹介。
2006年にスタートしたばかりの運動は「A~ZのまだC段階」なのに世界に飛び火している状況。
そのC段階までのステップは、地域の有志6-8名で問題意識の共有を4-5ヶ月で行い
イベント公開で仲間を募り、右のようなテーマを討議し地域の英知を結集してゆく。
 
自治体とも協力し活動の市民権を得てゆく事で、メディアにも取り上げられ大きなムーブメントになっていったようだ。
プロジェクトが具体化した例として、カーシェアリングやバイオ人力車、地域通貨、昔の建築技術継承なども。
市民の意識共有が進めば「エネルギー削減計画書」の作成により、成すべき事をまとめあげる。
 
今日のセミナー後にも、トランジション・イベントの雰囲気を体験するワークショップ。「未来から現在に呼びかけるとしたら?」

会場に展示された著書や、トランジション・タウン各地のリーフレットなど。
 
一般的な市民活動と違う雰囲気の運動なのは、その‘ゆるさ’。若者に多く支持されているのはそんな所か。
環境運動派とは違う、ナチュラル志向でスピリチュアルなモノに魅かれるタイプの人達が集まっている様子。
今日の参加者も私が知る市民活動の皆さんとは違う年代・雰囲気の方々・・・取り組むテーマは同じであるのに面白い。

活動の肝と思えたのが、ハート&ソウル(心と魂)というワークショップが重要であるという事を強調された点。
「心を変えなければ、持続可能な行動にはならない」と。全く共感する。とは言え表面的な行動が重要でもある環境活動。
ただ基準やルールを作っても、ライフスタイルを変えるのは簡単ではないし、自分の行動に葛藤や不安も生まれ流されもする。
それを心理療法的に心からフォローする場があるのがこの活動の新鮮な所であった。
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Panasonic、大型TVの今後[VIERA]新商品発表会

2009年02月03日 | 社会・文化
PanasonicがデジタルハイビジョンTV「新・ビエラ」として、3月以降発売する新商品を発表した。
パナソニックの西口本部長から発表
2011年の地上デジタル放送化に向け、これから約6000万台の市場があり
ブロードバンド化による高速ネットワークTVの時代を‘第5の波’と位置づけて攻勢をかける。

私は逆に、約5年間で既に4500万台以上の地デジTVが販売済みなのに驚いた。(新しいもの苦手な私も古TVが故障し昨年購入
全世帯数に近い数字なので、残るは高級大型ゾーンより低額普及型の市場なのかも知れない。

という事か最上位大型シリーズではない、Z・V・Gシリーズから13機種を新発売。

新商品を加え、17インチ~103インチまで6シリーズ24機種42モデルになる。

Zシリーズでは、圧縮せずワイヤレスで飛ばせ壁掛けレイアウトがスッキリ、手元で操作。
それに伴いデッキを置くリビングテーブルやこんなラックにTV台が変わる。

‘ビエラにリンク’も進化した。PanasonicのFAX「おたっくす」とのリンクでは紙を使わずTV画面で確認。これもECOのひとつ。

‘テレビでネット’ではビデオ・オン・デマンドだけでなく『YouYube』の動画をリモコン1つの簡単操作で楽しめるようになった。

省エネ機能も強化され、家電の待機時消費電力の32%がAV機器であることからビデオのリンクも含めた自動節電機能を搭載し
発光効率を高めるなど総合的な年間消費電力を約半減した(42v型の場合、約4400円/年)。

画質は動画解像度1080本に(従来900本)、ネオ・プラズマパネル搭載でコントラスト4万対1で立体感豊かに・・・私には分からない差
(フルハイビジョン液晶も900本で残像が無く、動く文字もハッキリ見える)

左、ネオ・プラズマパネルがフルフラットで約1インチ(2.47㎝)を実現。従来は約9.8㎝。
 
右の写真2つは住宅セキュリティーの実演。センサーカメラを8台まで接続できTV画面は4分割で4台同時にチェックできる。

説明後の質疑応答では「会社の業績関連については明日の発表会で」と質問を商品に限定された。(赤字額が3000億を超える)

そんな中「1月は前年比120%と売上は好調、薄型TV市場は2009年7%Upの1010万台と予測。当社は120%Upを目標に」という。

さて、今回もCMキャラクターの小雪と綾瀬はるかが登場。今回のキャッチは“ビエラ「美しさ」の向こうへ”。
プロポーション抜群の小雪に、今回は可愛いワンピースを着たはるかチャン。(前回は運動着だったもんなぁ)

おっ、2人とも春らしいグリーンのハイヒール!素敵ですねぇ~ 


市場予想価格はZシリーズ54V型が70万円前後、Gシリーズ42V型が約25万円前後・液晶34V型(HD)が14万円前後。
機能・性能か、価格か。厳しい環境の中でテレビ市場はどんな展開になるのでしょう。
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自転車の「走」と「駐」を考える

2008年11月20日 | 社会・文化
自転車まちづくりフォーラム「自転車の『走』と『駐』を考える」というテーマの研究会に出席。
というのも、私は同様のテーマで地元逗子市『歩行者と自転車のまちづくりを考える会』を会長として立ち上げ
この週末、市民に向けたシンポジウムを開催することにもなっている。

今日の研究会は大学教授などの研究者や国交省・行政が制定した推進モデル都市が
10年間取り組んできた経過を共有する形で行われた勉強会。(自治体関係者や研究者の参加が多いようだ)
 
住信基礎研究所の古倉研究理事からは、自転車走行空間が整備される世界の状況が紹介され(ユーロベロは6万キロ!)
日本は一番進んでいる名古屋市が97㎞(人口222万人)と、世界には遅れを取っていると。
 
また海外の自転車走行空間は車との“共用道”がほとんどで、自転車が車道を走ることで事故も増えないとレポート。
(歩道を走ることによる事故の方が多い)
 
欧各国の自転車走行数と事故の反比例状況
自転車が数も増え市民権を得れば、車側に注意意識も高まり事故も減るということのようだ。

交通事故総合分析センターの吉田氏からは、国民の‘66人に1人’が何らか交通事故に合っているという数字!
車の死傷者はシートベルト着用などで減っているが、自転車は数は17%と少ないが増えている。自転車の一時停止違反が多い。
 

自転車利用環境モデル都市(国交省)の各都市から現状報告。
日本一の人口密度という東京都・豊島区では、放置自転車対策について。
「まず放置禁止地区を制定で40%は減る」と。
その後、自転車税の導入からH18年には総合計画の策定と行政施策として参考になるお話だった。
 
次に埼玉県・三郷市の、公営自転車駐車場の設置手法として「自転車駐車場整備センター」を活用し
市の起債無しに駐輪場を運営、放置自転車の減少に効果を上げた事例は早速、研究したい方式であった。
高齢者が運営する「自転車工房」という点検・修理も好評と、面白いお話であった。

最後の事例は神奈川県・開成町の露木町長が発表。「サイクルイティ宣言」をしている。
観光客向けのレンタサイクルは好評。‘子ども自転車運転免許制度’は早くから安全運転を意識付けるのに良い手法だ。
 
5年生が安全乗り方大会の県大会で入賞 

推進者である日本大学(社会交通工学科)の高田教授はじめ、茨城大学(都市システム工学科)金教授、日本大学の小早川専任講師からも
プレゼンテーションの後、事例発表者と共にパネルディスカッション。
 
私は各市に雨の日の状況や対策を聞いてみたが、特に無いという事だったが
バスの連結増車などを検討する余地はあると言うことであった。


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柿右衛門&井上萬二、有田へGO!

2008年11月16日 | 社会・文化
折角、佐賀へ来たので有田焼を見に行く事にした。(佐賀新聞さんに車で連れて行って頂いた)
まずは、何と言っても柿右衛門の窯元へ。敷地内には古民家を残して里の趣きが溢れている。
 
ギャラリーにはお手頃な茶碗から豪華な花瓶まで“The柿右衛門”が並ぶ。
 
 
現在は14代の柿右衛門。こういう土型で作るんだ・・・・江戸時代から伝わるものも。
  

柿右衛門と同じく有田焼の人間国宝である、井上萬二のギャラリーも紹介してもらった。
 
滲んだような緑色がとても上品。
 
真っ白な世界に圧倒

若い頃は海外へ行く度に、陶器を買って担いで帰ってきたものだが
今回、有田焼をじっくり見て、その世界に改めて魅了された。本物の威力!か、年をとって良さが分かるようになったのか・・・
卸売センターで古伊万里などお得なお買い物をして大満足! 

鍋島藩のヒストリーを聞き、佐賀牛や小城羊羹と美味しいものが多い事にも納得。
佐賀県の魅力を、初めての訪問で満喫した出張でした。
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佐賀牛にロゼの日本酒!

2008年11月15日 | 社会・文化
佐賀県に初めて足を踏み入れた(福岡から長崎ハウステンボスへは行ったが)
10周年の佐賀空港。 

今回は、佐賀のプレハブ建築連絡協議会主催の家づくりセミナーの講師として出張。
その前夜、夜の佐賀県庁へ向かい・・・その上階にあるレストラン「志乃」に案内された。
 日中なら見晴らしも良いようだ
 
明日の本番に備えて挨拶を兼ねたお食事会を、協議会の井上会長(左、パナホーム)と佐賀新聞の大串部長と。
 
地酒「天吹」の古代米・黒米で作られた‘ロゼ’の日本酒、冷でワインの風情。

お料理は佐賀牛や地の野菜を、当然、有田焼のお皿で!陶器好きには嬉しいディナー。「明日のセミナー、頑張ります!」 
  
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