VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

上海見聞録:無事、帰宅!

2008年03月03日 | 上海2008
最後の夜は[RENDEZVOUS(MERRY HOTEL SHANHAI)]に宿泊し、朝食ブッフェで見つけた〝茶タマゴ〟。
昨夜、コンビニで日本のおでんのように売られていたのを「結構、美味しいですよ」とMr.佐藤に聞いていたので
一つ取って食べてみた。お茶で茹でられているので香ばしい香りはするが煮タマゴのような味は付いていない。健康的?
 和洋中の中、お粥など中華系を取って食べた。

浦東空港へ向かう車の中から、早朝の上海の風景を楽しんでいたら「IKEA」が見えた。上海でも人気とマダムFloraが言ってたなぁ・・・
さて、帰りも当然ノースウエスト航空〝1万円〟の往復チケットで搭乗。帰りは2時間半程でエライ早かった。
  
ノースウエストの良かった点は、成田経由便なので日本で降りる日本人は少ないので入国審査には列無しスルー。
 
自宅に戻ると、玄関でBethが目をむいてお尻振り振り大興奮のお迎え!

さて、この上海の旅で実感したことは住宅産業の現場や不動産NewRichの実像など沢山あるが、
何よりも、庶民の労働者達がキラキラしていたことが一番印象に残った。
布市場から美容室、お茶屋、ラーメン屋とどこに行っても・・・特に若者の目が日本と違う。最低賃金は未だ約12000円/月というのに。

〝頑張れば良くなる〟という確信。これが経済成長時代のパワーなのだろう、今の日本の豊かさが色褪せて見えた。 


上海見聞録:最後の夜は雑技団

2008年03月02日 | 上海2008
一日中、上海の住宅見学にお付き合い頂いたMr.佐藤オススメの上海雑技団を見物することにした。
上海の雑技団は2つ有るようで、私は共和新路にある会場で『ERA Intersection of Tim』という演出をしているものを見た。
  
円形の会場は満員では無いが、白人の団体観光客が多かった(欧州人のようだ)。
飛んだり跳ねたり、間近で見るので迫力がある。最後はお決まりの金網バイクShow!この方々がライダーです。(女性も)
 
私は180元の席でしたが、中国文化の一辺を十分楽しんだ気分になります。




上海見聞録:中国茶を買うべし!

2008年03月02日 | 上海2008
お土産には何と言っても中国茶が良いと、上海通に勧められていたので
紹介されていた繁華街の有名店に行った所、試飲のサービスが無いし無愛想だったのを見てMr.佐藤が
「私の知っているお店の方が良いと思います」と、地元の小さなお茶屋さんに連れて行って下さった。

「暁(?)敏茶庄」(準?鎮?路323号) ※中国漢字が読めず変換できず・・・間違っている可能性大

カワイイお嬢さんが出てきて、手際良く試飲の為にお茶を次々と入れてくれた。茶葉が沢山並んでいて楽しい!

「これは?」と聞くと気前良く、商品の袋を破き入れて見せてくれる。
お目当ての鉄観音とプーアール茶に、ジャスミンの花茶と、健康茶のような「八宝茶」も面白そうなので買ってみた。
  
鉄観音はクオリティレベルが幅広いので迷うが、35~40元/50gで結構良いものが味わえると聞きそうした。
(翌日、空港で見た同じ「八宝茶」がかなり高かったので、こちらの価格は地元価格でラッキーだった)
Mr.佐藤のご紹介という事もあって、とても親切にして頂き中国茶ショッピングを存分に楽しんだ私は

中国の食品不安を微塵も感じず、ついでにコンビニでお土産を買おうと中国製のスナック菓子を見に行ったが
インスタントラーメンの方が、とても美味しそうに見えたのでそちらを購入。
(既に帰宅後食べたのですが、麺はしっかりピリ辛で量も多く美味しかった!!)




上海見聞録:ダウンタウンの賃貸住宅

2008年03月02日 | 上海2008
住宅見学、最後はダウンタウンへ戻ってきて賃貸住宅として出されているお部屋を見せてもらった。

まずダウンタウンでも人気エリアのマンション。海外の駐在員ファミリーなどが多いようだ。
築6年、106㎡、約18万円のお部屋。家具は装備されている。
  
 中華のターンテーブルだ!
 
午前中に見学した戸建でも感じたことだが、住宅の賃料レベルは低めである。
やはり投資買い住戸が多く、賃貸住宅が供給過多なのだろうか?
しかし収入レベルから考えると賃料も安くは無いので、住宅の物件価格だけが高騰しているような現状だ。
人口流入が多いといっても農村からの労働者であり、住宅供給と需要がアンバランスであることの一因か。

繁華街の外れで、面白い物件も見た。築5-60年かなり古い3階建て住宅を、半共有のような形で賃貸貸ししている。
見学したのは左、右はお隣

オーナーが1・2階に暮らし、そのお宅を内階段で通って3階が貸家。2LDK、60㎡、約12万円。(中華鍋付き?)
  
かなり庶民的で暮らしやすそうな雰囲気。オーナーとの人間関係次第でしょうが。

今日は一日ながら佐藤氏&白女史のお陰で、様々な上海の住宅を見学することができた。
昨日のインフィル建材設備・内装市場と今日のスケルトン住宅および中古、賃貸住宅市場の現場を見ることで
日本の住宅産業のこれからに、少し閃きを得ることができ今回の上海の旅がグルメツアー以上のものになったのであった! 

上海見聞録:新興住宅開発地

2008年03月02日 | 上海2008
次にやって来たのは、新天地から車で南に2-30分ほど走り上海植物園より南のエリアにある面開発された新興住宅地にやってきた。

モデルルームへ入ると、恐ろしく高層低層住宅が立ち並ぶ完成予想図が。(15年くらい前まで、日本のニュータウン販売センターもこんな風だったなぁ) 右は3階立て戸建の外壁がシースルーになったミニチュアモデルハウス。

戸建の新築住宅を見学した。 街並みはヨーロッパ、スペイン調。

戸建もスケルトン販売なので、コンクリート打ちっ放しで階段もとりあえずの板が置いてあるだけで不安定・・・・

分譲@1.5~1.7万元/㎡なので、約7500万円以上。 サラリーマンの月給で30万円が高い方というので
日本人の感覚では1億以上の物件になり普通のファミリー物件では無い。投資用に買い増す層がまだ多いようだ。

昨今、不動産価格高騰の調整で投資買いを抑制するような政策(頭金率を高めたりセカンドハウスのローン金利を上げたり)が
導入されているが、まだまだ有る所には有るようで3軒4軒と運用しているサラリーマンも少なくないという話だった。


上海見聞録:新天地「鼎泰豊」の小龍包

2008年03月02日 | 上海2008
朝から精力的に住宅見学をし、すっかりお腹も減った所でMr.佐藤オススメの「鼎泰豊」の小龍包を食しに
路地建築の再開発商業地として名所になったトレンディ・スポット[新天地]へ行くことにした。

右に「STARBUCKS COFFEE」、左に「PAUL」と日本でも御馴染みのオシャレなショップが入口を飾る。白人が圧倒的に多い。

路地建築名残りの門も新しい建築物と調和。レンガ造りの建物には人気のライブハウス、高級レストランなどが軒を連ねる。
 
その新天地、奥のビルに入っている「鼎泰豊」へ。台湾が本店で日本にも新宿・汐留などに支店があるようだ。
2-30分待ちで入った店内は、キレイな店員さんと共に清潔で気持ちの良い雰囲気。
日本人を良く連れて来る事が多いようで、メニューを良く御存知のMr.佐藤にオーダーをお任せ。
   
前菜数種と豚のスープを食べていたら、待ってました!ウワサの小龍包!!
 袋から流れ出る肉汁・・・ 
他にシュウマイも数種と、またまた食べ過ぎ~~ っと思ったら、最後のデザートにアンコ入り小龍包が!
 甘いのは別腹にて。
上海、食道楽な旅はまだまだ続くのである・・・・



上海見聞録:中国NewRich 層に遭遇!

2008年03月02日 | 上海2008
次に案内して貰ったのは、中心の一等地にある超高級物件。
高層マンションと中庭で隔てた奥に、四階建て+地下一階の戸建て(連棟型)。幸運な事に丁度、内覧できる家が一つあった。
  
5層建ての438㎡、2001年分譲時は約9000万、それが今や約6億円の相場らしい!
内装は約3000万円かけたという事で、海外メーカーの設備建材を中心に充実していた。
 
右上、メインベッドルームが上階で天井の高い一番良い部屋というのは、米国っぽい発想。
 熱源はガスが主
シャワーブースも付いた、大理石のバスルーム。      地下にはカウンターBarのあるシアタールーム。
  
賃料は約90万年/月、先日まで外資系のCEOが借りていたという…と話を白さんの通訳で案内の女性から聞き
「オーナーはどんな方?」と聞いた私に、「彼女がオーナーです」と白さん。
案内担当の女性と思い込んでいた私は、開いた口がふさがらなかった。スッピンの可愛い女の子…オーナーだったんだ。(下左)

「買った時は高くて無理をして買ったの。」でもキャッシュ買い…サラリーマンの夫婦で小さなお子さんと郊外で暮らしている。
「私達にはここの生活スタイルは合わない」と無邪気に話してくれる彼女には好感が持てたが、
この様に不動産投資をして成功している20代や30代の若いNewRich層があちらこちらに居るようだ。
生活スタイルは違うが、どちらもNewRich物件検討に来たカップル

当初は親世代が払い下げられた住宅が始まりだったりするのだろうが、転売転売でキャピタルを得、
合わせて株でも儲けていれば、こんな〝Chinese Dream〟も生まれる訳である。
株価の下落に不動産価格もイマイチ勢いつかずのJapaneseな私は、
「これもいつクラッシュするのかしら」と悲観的な事しか考えられない程、Dreamを見れなくなっている。


上海見聞録:住宅物件の見学開始!

2008年03月02日 | 上海2008
今日でお世話になったマダムFloraとお別れし、お仕事モードにスイッチON!
上海にコネクションのある北本氏にご紹介頂いた方々が、中国語の話せない私を全面サポート。謝謝!!

運転手付きお車を用意下さったのは、某現地法人のMr.佐藤。私の住宅見学要望に「どこから回れば効率良いかなぁ・・・」と思案中。
 もう一方、野村総研の白英華女史は
上海不動産事情のプロ、日本留学・勤務経験があり日本語完璧な頼れるSmartキャリアウーマン!不動産屋に交渉中。

お二人は互いに初対面にも関わらず、私の「マンションも戸建も新築も中古も見たい!」という勝手な要望に手際良く応えてくれた。

まず、上海の原風景住宅とも言える〝路地建築〟をMr.佐藤が紹介してくれた。
築90年前後のものが多く、フランスなどヨーロッパ建築様式を模して建てられた情緒ある街並みが保存されている。
 
近くの不動産屋に空室募集の内容があり、[南22㎡、炊?2合]とあるのはキッチン・トイレが2軒で共有という事らしい。
賃料2000元(約3万円)/月、中心地なので安くは無い。歴史的建造物なので感覚的には日本の同潤会アパートというところだ。
 

さて次は、今回私が楽しみにしていた‘スケルトン売り’の新築マンション見学だ。
こんな風に上海では昔の低層住宅を壊しながら、どんどん超高層マンションが建ってゆく。
 販売センターのお兄さんが指を指しながら
この物件の位置を、マンションがニョキニョキ生えてるような街の予定模型で教えてくれた。

竣工済み32階建て、197㎡・4LDKのスケルトン売りで700万元(約1億500万円)。
同物件の半年前分譲住戸より、30%以上も値上がりしているらしい。何故か1階ロビーに水路?池があり鯉が泳ぐ。
  
玄関ドアは付いているが、それ以外何も内装が無いスケルトン売りを始めて見学。
コンクリート、配管むき出し状態。右は洗面浴室ゾーン。天高は2・9mと高い。
  
総合設計のような空地率で、プレイロットも見える。地下駐車場は100%収容。
警備委員が敷地内を行き来しているセキュリティ。
ちなみに上海の治安は良く、市内では強盗よりスリが多いということであった。

現在行政はスケルトン売りを内装済み(日本同様)‘全装修’で販売するよう指導しているが
トータル価格が高くなってしまうので普及し難く、高級物件を中心に約3-40%に全装修は留まっている。

スケルトン売りは竣工後、2年以上もどこかで内装工事が続くのでエレベータなど共有部分の保護シートも取れず
先の入居者にとっても迷惑な話だし、施工効率はかなり悪いはずだ。(

購入者が自分の好みにしたいという欲求と、投資目的の購入が多いので何しろ安く済ませたいニーズからは
なかなか全装修には向かわないが、日本企業含めてチャレンジが続いている。

上海見聞録:ご存知?こんな火鍋

2008年03月01日 | 上海2008
冷凍餃子事件で中国食に不安を抱く方もあると思うが、上海では食事も大満喫中の私。
今夜はマダムFloraがハマッているという【火鍋】を食べに、南京西路まで地下鉄にトライして行くことにした。

地下鉄は現在1~9号線まであり、2010年上海万博に向け13号線まで新線や延長計画がどんどん進行中である。
カード型の切符(1回乗車券ですが大きい)を買って乗り、中山公園で乗り換えて南京西路駅に到着。
 設備は新しく乗り心地も良し。

お目当ての【新概念火鍋料理「789」】というレストランに到着。
インテリアはモダンで想像とは違った雰囲気、綺麗な学生らしい女の子達のグループなどで満員だった。

「この火鍋は一人づつの鍋なので安心でしょ」とマダムFlora。好みの鍋ダシ汁を選んで楽しむ形。
そう言えば、日本にある火鍋は大きな鍋を2つの鍋ダシ汁で仕切られ皆で箸をつついて食べる形式。
  
豚肉と牛肉(タオル干しのようなものに架かっている)に、家庭菜園のような四角い箱に盛付けられた6種類の青野菜や
きのこ、コーンなどお野菜イッパイ。サイコロ大の油揚げも美味しかった。3色の中華麺は食べられないくらいの量オーダーしてしまった!
 見よ!10種類はあるタレに豊富なトッピング

タレを辛味噌系や酢醤油系などでイロイロ楽しめ、お野菜タップリ頂ける火鍋。マダムがハマルのが良く分かった。 

上海見聞録:これが建材街

2008年03月01日 | 上海2008
今回は上海の建築を見るのと共に、日本のメーカーが多く進出している住宅設備関連の現状も知りたかったので
建材設備関連の会社が集まっている、その名も【建材街(宜山路)】へ繰り出した。

その中心にショールームを構え、中国でハイエンド・ユーザー向けの高級ブランドとして確立しているTOTO
(衛生陶器の中国ハイエンドマーケット約500万個/総5000万個の約30%はTOTOのようだ)

現地法人の川村市場開発部部長を訪ねて、お話を伺った。昨年夏に改修したという展示。こちらの新商品は約300万円也!海外向けの製品で上海ではマンションの高層階などに出ているようだ。
 
高級マーケットの競合にはKOHLER(米)などがあるが、このブランドポジションを獲得できた理由の一つに川村部長は「CMも中国で制作するなど現地のニーズに則した戦略が良かっのでは」と。

ここのショールームは上海の販売会社が経営するもので、施主がここで直購入できる。
TOTOの中国売上高はおよそ25億元、ディーラー売りと小売りが半々。米国での売上をしのぐ規模に成長している。
こちらの販売会社社長(左)。かなり儲かっている御様子で・・・思わずピース。
 
土曜日だったこともあり大盛況のショールーム。人気の現場を確認できた。

INAXも追随すべくショールーム展開、先述のダイキン工業も雑誌に大型宣伝を展開していたし、松下電工も中国最大のデベと提携など、国内需要減少に日本企業の中国・アジアマーケットへの期待は高まるばかりだ。

さて建材街のモールを覗いて中小の設備建材店も見学していたら、気になる店舗に出くわした。
Boloni」やフランスのガラスメーカーsaint-gobain系の「La Maison」というインテリア設計・施工・販売会社だ。
    
通りに面した大きなショールーム店舗を構えている「Boloni」に入ってみた。
住宅のスケルトン売りが主流の中国で、内装を請負うのは小さな工務店・内装業者のようだが
なにやら、ここは富裕層向けにイタリア人設計デザイナーを前面に出したトータル・インテリア・ソリューションの会社。
若くてカワイイ中国人女性の販売員が、丁寧に広いショールームをグルット案内してくれた。
 ミラノ・サローネ級のインテリア展示
イタリア人デザイナーを使った高級版は@5000元/㎡(ドイツ人だと@1500元/㎡、中級は@300元/㎡から)。

このような、内装インストールを設計から施工・管理、家具販売までトータルに提案しながら
㎡単価で費用を明示できるのが中国式の内装業のようである。
日本のリフォームよりは費用が単純、依頼先も高級層から低価格層と明らかに別れていてユーザーには分かりやすい。
今後、日本のストック住宅市場には参考になる業態に思えた。

上海見聞録:やっぱり飲茶!

2008年03月01日 | 上海2008
私は香港やシンガポール、ロンドンでもチャイナタウンで大好きな飲茶を必ず食べる。
もちろん上海でも飲茶へGO! マダムFLORAが選んだのはトレンディーなエリア、南京西路にある
[恒隆広場PLAZA66]ビル内の「ZEN」と和食のような店名の飲茶レストラン。
 
高層ビルの大きな吹き抜け空間にテーブル席が配置された高級感のあるお店で
飲茶もワゴンが回ってくるのではなく、メニューから選ぶ。マダムにオススメをチョイスしてもらって楽しむ!
 大根餅は角切り炒め
これまたデザートまでタップリ・・・食べ切れませんでした~!
大食いの私が残すほど食べて、2人で160元(約2500円強)と嬉しいお会計。やっぱり中国、食は充実してマス!


上海見聞録:美容室にて

2008年03月01日 | 上海2008
マダムFlora御用達のシャンプー美容室に連れて行ってもらった。(ちなみにマダムFLORAのカットは日本帰国時に有名スタイリストが手がける。まだまだ中国のヘアメイクは洋服ほど先進国に追いついておらず中国らしさが残ってしまう…)

しかしながら、この洗髪サービスはなかなか使えるとのことで、ご近所の「文峰」というチェーン店て゛私もトライ!
 
金色が目に付くものの広びろ清潔な店内。私を担当のお姉さん(中)は地方から出てきた感じの二十歳前後。
にこやかにカラオケ画面に合わせて歌いながらシャンプー…えっ、椅子に座ったまま洗うの?!
  
驚く私を尻目に「あ、そうなのよ。上手にするわよ」とマダムFlora。
瞬く間に私の頭に泡の山が立った!しずくを落とすこと無く、ホント気持ちよくキレイに洗ってくれた。
洗い流しは日本同様、フラットに仰向けで。
(日本に遊びに来たフランス人がコレに驚いて、写真を撮って帰った事を思い出した。お国柄の出る洗髪台?)

シャンプーの後、入念なマッサージ。肩首だけで無く腕・指先 まで、幸せ~!
  
ブロー担当は男性スタイリストにチェンジ。イケメン風だが腕はイマイチ…チャイナ・マダム風に仕上がってしまった。

しかし確かにこれはオススメのサービスだ。料金はシャープ10元+マッサージ10元+ブロー10元=30元を
この<VIP会員指南>とある様にプリペイドカードを買う事で、50~60強%offまでになる。
 まぁ~此処でも驚かされたのは、
お支払をしてくれたマダムに店員が寄ってたかって「1000元の割引率が高いカードにしろ」と猛セールス。
マダムは慣れたもので「500元で結構。」とあしらうものの彼らはいつまでも粘っていた。

押し売りにも見えるセールスだが、妙に微笑ましい光景だった。あんなに一生懸命に、必死に仕事をする若者を久しぶりに見た。
そして思い出したのは、私が20数年前に駆け出しの営業マンだった頃。
クライアントから「何故そこまで頑張れるの?」と不思議がられた。
「このサービスは本当に良いんですもの」と、その時思い込んでいた私と上海で頑張る彼らが重なったのであった。

と、店員の働きに感心しながら担当お二人とチャイナ・マダム風藤井で記念写真。


上海見聞録:「a + u 中国語版」三周年記念

2008年02月29日 | 上海2008
今回の上海行きのキッカケである、新建築社主催の「a + u 中国語版」三周年記念イベント。
まず講演会が、同済大学の建築学院ホールで開催された。 (広いキャンパスの奥の方だった)
  
冒頭、御挨拶をされた吉田新建築社社長(右)と中国版「a+u」編集長の馬衛東さん。
  
講師は日本から、建築家の塚本由晴さん(アトリエ・ワン)と佐藤オオキさん(nendo)がやって来てプレゼンテーション。
同済大学生を中心に建築関係者などで、ホールは満員。
講演終了後の質問は王教授が調整しなければならない程、熱心な発言(特に女子)が続いた。

そして場所をダウンタウンの外灘(Bund)のトレンディなレストラン・バー「SUN with AQUA」に変えて懇親会が行われた。
講演者ほか中国の建築家や日本の建築関係者などが集まった。今日は朝食も御一緒した吉田社長と西野さん「お疲れ様でした!」
  
こちらは講演者の東京工大の准教授でもある塚本由晴さん(左)と、次はミラノと大忙しのnendo佐藤さん&伊藤さん。
 背が高い!
中国版を成功に導いた馬編集長(左)、右は三菱レイヨン上海事務所の筏さん。
 日中入り混じって懇親の場も盛り上っていた。

日本企業が中国でビジネスを成功させるには現地でのパートナーシップが重要である。
「a + u 中国語版」に於いても、当初は印刷など難しい事が多々あったようだが
馬編集長を中心に今や中国スタッフで回る本になったと、吉田社長はその成果と3周年の感謝を述べられた。


上海見聞録:一般市民の生活

2008年02月29日 | 上海2008
車通りを横道に入ると、私が想像していた中国らしい界隈があった。背後には高層ビルが見え上海らしい風景。

バイクも自転車も人も無造作に行き交う。洗濯物は竿が建物から直角に路上へ突き出した中国干し。かなりの高層マンションからも突き出していたけど、落ちて来ないのだろか?
  屋台の焼き芋・トウモロコシ

肉屋に八百屋、サトウキビ売りのお姉さんはナタのような包丁で皮を削ぎ落とし小分けして売っていた。若い女の子が買っていたので、ジュースにでもするのだろうか…美容にも良さそう。
  
店頭に並んだ野菜をその場でチャオ炒めて、路上のテーブルで食べる。
 

ところで‘冷凍餃子問題’の最中ではあるが、中国の伝統的な食生活は見習いたい所が多い。
いつも温かいお茶を飲み(冷たい烏龍茶は日本の習慣)、温野菜を食べる。
朝起き抜けに一杯の白湯は、マダムFLORAが中国人マッサージ師に教わった整腸方法。私もやってみて水よりイイみたい。

中国のワンちゃんたち、ほとんどリード無しで飼われている無法状態? こちらは素敵な木の鳥籠にメジロみたいな鳥。
  

雑誌は主に露天のスタンドで売っている。欧米のメジャー雑誌の中国版の中に、「25ans」など日本のファッション誌も。
 
 住宅・インテリア誌も豊富。
特にインテリアはマンションがスケルトン売りという事もあってか、日本より充実している感じ。

勉強がてら「ELLEDECO」と「瑞・・家・・」を2冊(各300円強)買ったところ、両誌にダイキン工業の同じ別冊付録が挟み込まれていた。
‘大金’ダイキン工業が頑張っていると聞いていたが、これを見てなるほどと納得した。



上海見聞録:野村総研の葉さん

2008年02月29日 | 上海2008
今回の上海行きに「現地で頼りにすると良い・・・」と上海万博のお仕事をされている北本氏から、ご紹介頂いたお一人は
野村総合研究所(上海)で日本企業などにコンサルティングをされている葉さん(副総経理、Vice President)。
長く日本で勉強、お仕事もされていたが、上海の大学御出身で地元に戻られたようなかたち。(日本語は完璧!)

布市場界隈のレストランまで出向いて頂き、ランチを御一緒した。「生活時尚大酒店」にて。
 
こちらのレストランは、野菜や肉・魚の素材をサンプル展示および生簀で見ながら
料理方法をアテンドするお姉さんに聞いて発注する流れ。 葉さんにお任せ!でもヘビは遠慮しました・・・
 
そして、次々とテーブルに運び出された数々のお料理にビックリ! 
ナツメのもち米詰めなど初めてのものが多かったが、サスガ中華料理、どれも美味しい!!
 大きな白身魚は丸ごと 
 烏骨鶏(うこっけい)スープ!

テーブル上は「これ3人前?!」っという量になっている。デザート、かぼちゃのお餅パイもおいし~い。
「美味しいのに残っちゃうね・・・」とマダムFloraに言うと、「中国では完食するのは良くないの、‘足らなかった’という意味になって。」
へぇ~ 日本だと残されると「お口に合わなかったかしら?」という雰囲気ですが、同じアジアでも違うんだ。

伺うと、中国人は面子(メンツ)が命。会社や学校でも先生は公衆の面前で怒ったりしないらしい。
そんな所も日本企業のマネージメントを難しくしているのかも知れませんね。

ということで、こんなにお腹イッパイ上海料理を御馳走になった葉さんから
上海の住宅事情や日本企業の動向を伺ったところ、価格が高くなりすぎた上海では
まだまだ経済型住宅と言われる一般庶民が住める住宅が足りない状況。
戸建や広い面積のマンションは建てられない規制もできたが、制度ができれば対策があるという中国社会、抜け道も多いようだ。

そんなお話と共に、葉さんは野村総研『[2015年の中国] 胡錦涛政権は何を目指すのか』という
中国の近況や消費者マーケットを勉強するのにピッタリな本を贈呈して下さった。

紳士な葉さんに初対面ながらすっかりお世話になり、楽しく勉強になる一時を過ごさせて頂いた。
有難うございました