VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

住団連、今年の住宅市場

2010年01月27日 | 住宅業界
住宅生産団体連合会(住団連)が臨時総会後に役員が揃って記者会見を行った。
樋口会長からは、「H22年度税制改正や緊急経済対策によるエコポイントなど住宅への支援による効果を期待する所だが
住宅だけで日本の経済を牽引するには厳しく、全体の経済対策が重要である。」と、まだ景気回復の道が見えない事を指摘。
また新築需要に代わるリフォーム市場の規模がまだ6兆円前後で低迷しているが、10兆円規模への成長を早期に達成したいと意欲を語られた。
   
3副会長が今期の着工戸数を予測するが、引き続き80万戸割れから90万戸超えあたり。
国内需要への期待薄に記者からは各社のグローバル戦略への関心が高い。
国交省の川本住宅局長が来賓御挨拶(関西ご出身の虎ファン!)。 

懇親会乾杯のご挨拶は、住宅業界50年!評論家の加藤憲一郎氏。左から国交省橋本住宅生産課長・樋口会長・私・佐々木住団連専務理事。
 寅年の樋口会長! 
中締めを矢野副会長(住友林業社長)。

昨年度の最悪期を脱した感のある住宅市場であるが、本格的な需要回復には建替え層の動きがカギを握る。
シニア層の眠る資産を住宅に呼び込めるか?贈与税の非課税枠1500万円の効果も株価次第。
本格的に建替え層が動くまでを、エコポイントのリフォームでしのぐ前半戦になりそうだ。


「ただのいぬ」って?

2010年01月26日 | 湘南・逗子の暮らし
友人が参加している逗子の市民グループ「One☆Paw」が逗子市内で
『ただのいぬ。展』を開催中ということで市民プラザギャラリーに行ってみた。 
写真集「ただのいぬ。」(服部貴康氏)の写真がパネル展示されている。
 
「ただのいぬ。」とは、名も無き「只の犬」と「無料の犬」をかけている。
保健所や動物愛護センターに収容され、飼い主が迎えに来なかった犬たち。
保護期間を過ぎれば殺されてしまう犬たちを、収容施設が里親探しをしたり
ボランティアの人達が引き上げ里親を探したりすることで、新しい人生を送ることになった犬たちの姿を写真で紹介し
人と犬、社会の在り方を問う「ただのいぬ。プロジェクト」の一環で企画された写真展。
 処分される日が・・・
新しい家族が見つかり、幸せになった犬と家族の写真が心を和ませてくれる。 逗子でも里親を待つ犬たちが↓
  
友人One☆Pawの三浦さん、スタンダード・プードル2匹のママ
この企画展に合わせて、広報「ずし」でもペット問題を特集。
なんと、保護犬(ただのいぬ!?)であるBethこと我が家のエリザベス女王と飼い主が紙面に登場!
 
クレオパトラ女王も片隅に登場(銀座の捨て猫でした)
ちなみに、収容猫はほとんどが処分されるようです。
犬の3割が飼い主の放棄による収容、7割が迷い犬という。(神奈川県動物保護センター)
最近無責任な理由による放棄が多くみられるのは、
動物を物のように売り買いするペットショップの存在やネット販売の影響が少なくはないだろう。
また不幸にも迷い犬になってしまう事態の為に、鑑札札やネームタグを付けるのも飼い主の責任である。



INAX・トステム共同開発のバス「La・BATH」

2010年01月26日 | 住宅業界
住生活グループ傘下のINAXトステムが新システムバスルーム「La・BATH」の発表会を合同で行った。
まずトステムの野村部長が、経営統合した2001年からの共同開発の歩みを紹介。

‘困りごと解決’を開発ポリシーに「くるりんポイ排水口」や「キレイ床・ドア」などで売上を伸ばしてきた。
今回も「キレイ鏡」「デッキプッシュ水栓」を加え、更に‘eco’で環境と節約を実現

‘リフォーム’強化として1624・1318サイズを投入し、幅広く対応できるようになった。


続いてINAXの深尾部長から、トステムとの共同開発ならではの「キレイドア」を紹介。
(カビの生えやすいパッキンと横ガラリを無くしたドア)

また、ユニバーサルデザインのYタイプについて、
安定性の高いフラットサポートバーを採用しバスルーム一周に設置した経緯を解説。

細やかな機能充実とタイル・パネルのバリエーションで6タイプの展開。

La・BATH」メーカー希望小売価格:62.37万円~211.365万円(税込)

建産協の「カタラボ」

2010年01月15日 | 住宅業界
(社)日本建材・住宅設備産業協会(建産協)の富田専務理事から「是非、取材してみて」とお声掛け頂いた
建産協の住宅設備電子カタログサイト「カタらボ」。運営御担当の伊藤氏(TOTOより協会出向)にお話を伺った。
 
元は2000年から「KISS」という名称で運用されていた建材設備データベースサイトを昨年(10月21日)抜本的に再構築し新オープンしたもの。
12月時点のカタログ掲載企業数は108社・カタログ数295冊と充実。
12月月間アクセスも620万ページビューを超え、電子カタログ利用者は毎月倍増の勢いで広まっている様子。

利用者というのは現状、設計事務所や工務店のプロユーザー。
ただ利用に登録など一切いらず操作が簡単なのでエンドユーザーにも浸透する可能性は十分。
紙のカタログを一杯もらって嬉しい世代と鬱陶しい世代、そろそろ施主の主流が入れ替わる時期かも。

このサイトを運営する建産協の目的は、協会会員である建材・設備メーカーのコスト削減と業務効率のUP、またこれを利用する建築設計・企画者の利便性を上げて売上に貢献すること。
各社のHP等に掲載されている電子カタログのコストは、大手企業(カタログ50冊・7000頁/年)が自社単独で運用してきたものと比較して年間700万円以上のコスト削減と試算。
今まで電子カタログを提供していなかった中小企業(カタログ10冊・200頁/2年)であれば年10万円でスタートできるという社団法人ならではの価格設定で掲載会社の裾野を広げたい意向。

併せて、ある建材・設備会社1社を見ても年間に使用するカタログ用の紙は6000トンにも上るとの事、紙カタログを減らす環境対策としても各社に促している。
今後はCADデータとの連携やEDI(Electronic Data Interchange電子データ交換)も推進し設計、受発注段階における業務効率向上も目指すという事であった。

気に入った各社の商品ページをマイバインダーに取り込めば、自宅検討用の設備カタログが完成!
リアルリード機能でページ展開しユーザビリティも高い「カタらボ」は今後も利用者は増えそうだ。

プレハブ建築協会、H22年賀詞交歓会

2010年01月15日 | 住宅業界
プレハブ建築協会の賀詞交歓会に会員会社はじめ関係者が集まった。
和田会長(積水ハウス)がご挨拶。国交省から川本住宅局長、経産省から平工製造産業局長が来賓。

和田会長はエコポイントや税制優遇措置に対するお礼と共に「環境をキーワードに良質な住宅を提供する」とプレハブ住宅の方向性を述べた。
川本局長からは「高齢者が安心して住める住まいをサービス(厚生省)と共に考え、その資産を活性化させたい」と住宅産業に期待し
平工局長は住宅のCO2削減対策と「‘直流電力のDCハウス’など新らしい住宅インフラや、新興市場への進出も期待したい」とも。

左から菊田協会専務理事・樋口大和ハウス会長・立花トヨタホーム会長・竹中ミサワホーム社長。矢野住友林業社長と村上大和ハウス社長
 
左から国交省の橋本住宅生産課長と樋口大和ハウス会長。住団連専務理事の佐々木(現在)&浅野(前任)両専務理事。木住協の熊専務理事と2×4協会の池田専務理事。
  
 

TOTOの2010年、リモデル&グローバル

2010年01月14日 | 住宅業界
大阪から直行で虎ノ門へ。TOTO主催の記者懇談会。
張本社長、木瀬会長はじめ役員勢ぞろいでマスコミ関係者を迎えて頂く。

リモデル’と‘海外’が2本の柱と張本社長。リモデルは自身が手掛けられた事業であり市場を熟知。
「全社一丸リモデル」と銘打って全国の工場や物流センターでで週末に従業員総出のフェアを展開し
リフォーム市場の創出に向け、TDYアライアンスだけでなく社内身内からも仕掛けている。
中里マーケティンググループ執行役員はリクルートの担当者達と懇談

それでも新築市場の落ち込みをリフォームで穴埋めできる規模では無いと
TOTOは‘海外’市場の開拓に余念無く、住宅業界でも最も積極的に動いている。

中国ではトップブランドの地位を確立、欧州へはドイツの見本市IBHに出展し足掛かりを付けた。
今後、インド・ブラジルなど新興国へアプローチしているようだ。
その担当役員、田端専務執行役員(国際事業グループ・レストルーム事業部)に今日は沢山お話を伺えた。
ドイツIBH会場に中田ヒデを呼んじゃうサッカー通。




大阪ミナミ、美人おかみの「銀平」

2010年01月13日 | 住宅業界
久しぶりに大阪出張したので、高校&住宅業界の大先輩である船津ダイワラクダ工業会長にお声掛け。
ミナミ道頓堀界隈で御馳走になった。  @「銀平」(和歌山が本店、銀座にもあるらしい)
  
寒ブリのお刺身など海の幸を中心に、てっちり(フグ鍋)をヒレ酒と共に頂き大満足。
最後に鯛飯をおにぎりにしてお土産と、食べきれないほど。
船津さん御贔屓の理由は、若くて美しく気前の良い女将さん!なるほど。 今夜は私の友人に囲まれハーレムでご機嫌の船津会長。
 
今夜はリッツカールトンホテル(最近はリーゾナブルな価格のプランも有り)。やっぱり重厚なヨーロッパっぽい所が好きです。
  
さて夜も遅いし、あの鯛めしを食べるかどうか悩む。御漬け物もメチャ美味しそうなのだが・・・・

住宅広報連絡会、記者懇談会は大盛況

2010年01月12日 | 住宅業界
毎年、住宅会社の広報連絡会(16社)が開催して下さる、記者懇親会。
今年は参加者もマスコミ関係が約70名・住宅会社側が約50名の約130名も集まって大盛況。
高原代表幹事(積水ハウス)

冒頭、マスコミ側を代表して池上住宅産業新聞社長がご挨拶。
「贈与税非課税枠1500万程度じゃダメ。経済全体への波及効果を上げる為にも、住宅にテコ入れ策がもっと欲しい」

マスコミと広報両者が取材の場以外で人となりを知る良い機会(知り過ぎも問題・・・?!)

さて、この懇親会の目玉でもある、各住宅会社ご提供賞品による抽選大会!今回は旅行券まで加わって、豪華賞品がズラリと並んだ。旅行券をGETした某住宅会社の女性! 

私も選べるギフト券(大和ハウスさんご提供)を頂き大喜び!(後日、「滋養豚の味噌漬け」選びました)
創樹社の古川社長から締めのご挨拶
2009年の住宅着工戸数が80万戸割れという厳しい市場の中、今年こそ広報も盛り上げて頑張る!という意志が感じられた会。
我々マスコミも情報発信に頑張ります!

ヘーベルハウス3階建てで攻める!  

2010年01月07日 | 住宅業界
なかなか今年も厳しい経済環境であることは変わりない住宅業界であるが
そろそろ、守りから攻めへ舵を切る年になる気配も。
デフレからの脱却、‘テキサスバーガー’で話題のマクドナルドに負けず住宅業界も単価UPを目指す企業が出てきた。

住宅で単価が高いと言えば3階建て。そこに新商品を投入してテコ入れする動きが
今日の旭化成ホームズ、ヘーベルハウスの発表会。
波多野社長は「満を持した建替え戦略」と重量鉄骨3階建ての新商品投入に意気込みを語られた。

新CMも始まるようで、都市部の3階建てに強いヘーベルハウスが先陣を切って需要開拓する姿勢に期待が高まる。
既に構造改革によるコストダウン効果により減収でも増益の体制が整い、受注が上向いて来た中で建替え戦略に着手できるという背景も。
これにより「現在50%を切っている建替え比率を60%まで引き上げて行きたいと」う事だ。

新商品『FREX G3』の紹介は山岸商品開発部長。15年前の阪神大震災時にも耐えた実例で耐震・耐火力の高さをアピール。
                       ※私は当時、神戸市東灘区岡本で被災!早いもので15年・・・

都市密集地の建替えに対応できるよう20坪程度の敷地プランから用意。
重鉄のシステムラーメン構造ならではの、ワイドスパン構造(最大6405㎜)による大開口が特徴。

3階にリビングルームを設定し‘スカイリビング’とネーミング。
ファサードには蔓性植物をつるす‘グリーンフレーム’で省エネ・環境景観を創造。(太陽光発電4.4kw搭載可能)

このように緑化されたファサードが揃えば、街並みとしても美しい・・・・分譲地で展開する予定は無いというので
1軒受注したら、お隣に「お宅もいかが?」とドミノ式に建て替われば、この街並みが実現するかも!

プロトタイプ(述べ床41.47坪)3870万円 ※エレベータ含む・太陽光発電無し

3階建ての市場規模は約14000棟(H20年)、旭化成ホームズがトップシェアで8-9%。これを15%にと
「市場は減少しているがニーズが無い訳ではない」という意志を込めた目標である。 

「打ち初め」はヒルトン小田原にて

2010年01月03日 | Tennis
今年もテニスに燃える1年になりそうな私。早速今月もシングルス大会に出場予定。
そのテニス打ち初めは、藤原和博さんと愉快な仲間達でヒルトン小田原リゾート&スパに集合。
 
お正月という事で、藤原さんのお子さん達も参加。私はお兄ちゃんとペアを組んで奮闘! 
 
レッスンに通って、短期上達して現れた船橋さんと剛速球サーブの住友さん。深田夫婦は奥様も登場し和気アイアイ。
 
終了後、賞品のシャンパンを片手に一杯やりながら、また面白いプロジェクトを進めている藤原さんの話に盛り上がり
2010年も私達は、色んな出会いや感動に遭遇できそうな年になりそうデス!

2010年に思う@逗子海岸

2010年01月01日 | 湘南・逗子の暮らし
年越しそばを食べて、紅白歌合戦を見、除夜の鐘を聞きながら近所の熊野神社へお参り。
そんな典型的日本人の‘行く年、来る年’が例年の私達。
  
お神酒を頂き、今年は氏子さん達がお手製の絵馬(分厚くデカイ?!)に“健康”の願いを込めて。
 
どんと焼きの傍で、甘酒を配ってくれる。今年はそんなに寒くも無いが、このホッコリ感がたまらない・・・

ひと寝入りしてから、おせち料理&お雑煮で新年をささやかに祝う。
昨夜紅白歌合戦を見ながら仕込んだ。ご近所で採らしてもらった柚子を使って‘柚子釜の紅白なます’など。
お花も蘭は買ったが、スイセンは裏の里山土手に自生しているを採って飾った。部屋中に春の香り。
 
夕方、海岸にBethとお散歩。富士山もクッキリ見えたし(写真では巧く撮れない!)、何と言っても海に沈む夕日は美しい。
 
そんな夕日を見ながら、今年の抱負は?と自問自答。「焦らず、慌てず、ゆっくりと」 
40も後半になって、体にガタが来てるのにも関わらず無理をしがちな私への戒め的抱負である。