VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

INAX、2009年度のコンセプトは[CL]

2009年01月29日 | 住宅業界
INAXがキッチン・システムバスルーム・トイレ商品の新シリーズを、パークハイアット東京で大々的に発表した。
川本社長は「経済の状況に関係なく、質の成長はいつでもできる」と、消費者が求める質に
日本的な[収まりや美しさ]、[機能性]だけでなく[情緒性]、長く使って分かる[素材]へのこだわり、[省エネ]などを挙げた。

4月1日から発売される新シリーズのコンセプトは『CL(コンパクト・ラグジュアリー)』。

各機器をコンパクトにして、空間全体を豊かに演出する。華美なものは削ぎ落とす日本の美をコンセプトにした。

新キッチンはINAXの最上位機種「グランピアッセ リュクス」に並ぶシリーズとなる
『Granpiasse LEVILUS (グランピアッセ レビラス)』。 I型2トール収納3450㎜(ウォール型):参考価格295.35万円。

近年、対面カウンター型がメインモデルに多かったが、今回は壁付け(ウォール型)がカッコ良く新鮮だ。
床から浮いていて照明演出が入っている。デザインは「chic」「20th c. mordern」「high design」の3展開。

先般トステムとの共同開発で発表したバスルーム『ALIGN(アライン)』と、洗面化粧台『EMOA(エモア)』も同じデザイン展開で。
 

またトイレ『SATIS』は、清掃性をUp(ノズル・便座)し、超節水トイレシリーズ【ECO5】(5ℓで洗浄=業界NO.1)として発売する。

省エネ暖房便座・省エネ温水シャワーと合わせて、年間約19500円(水道・電気代)節約になるという試算。
環境省が推進する[ECO FIRST企業]としての取り組みをアピール。

発表会の後は、ランチパーティで懇親。川本社長と、今日の新商品に手応えを感じられたご様子。

‘キッチンと言えば’の黒田秀雄さんとキッチン・ジャーナリストの本間美紀さん。
パークハイアットのお料理は美味しかったですね!

サンゲツが30年ぶりの[壁紙]展示会

2009年01月28日 | 住宅業界
サンゲツがカーテンなどとは別に[壁紙]だけで展示会を開催。(福岡、大阪に続いて東京・六本木のショールームにて)
左は東京店長、日比常務取締役。ご案内下さった広報の寺澤課長と。

新たな見本帳『2009-2011 エクセレクト』に収録されている高付加価値ゾーンの商品が展示されている。
いきなり目を引いたのは、漆塗りの手漉き和紙。遠目に見ると鉄のような色合い、渋い高級感。

着物の反物のように素敵な柄。インテリア文化度の高い欧州の方が売れそうな商品(流通が難しいようで輸出売上は少ない)。
日本伝統色の和紙など
こちらはクラシックモダンな柄を立体的なベルベットで新鮮に。   オーッ!スワロフスキーのシャンデリア柄。

インポートの商品は、空間提案をブースでも見せる。大きい花柄など見本帳では分からない雰囲気を実感。

こちらはクロコダイル柄、ブースにもクロコのモチーフで。 モノクロのブースはスパンコールの壁紙なのです。

左は塩ビながらクラシック柄が型押しで。右は金箔のような古典柄が素敵。今回はメタリック・デザインが沢山。
  
見えにくいですが、ガラスビーズが散りばめられている。 機能的には不燃認定壁紙のバリエーションが豊富、商業向けに充実。
   
日本の壁紙がこんなにデザイン豊富になっていること、素材や色も予想以上で驚かされた。

今回、昨7月にグループになった山田照明のスタンドなども展示された。中、LEDでインテリア性の高い「NORLYS」(31290円)


住宅産業がストック市場に移行すると、インテリア産業がヨーロッパのように成熟し
消費者の投資先も住宅そのものからインテリアやアートに移って行く。

設計事務所やデザイナーなど来場者からの商談も活発だったようで、そろそろ日本も商業シーンだけでなく住宅においても
感度の高いハイエンド層には、このような差別化されたインテリア提案が求められているようだ。
一般的には部屋の一面だけ・一部のアクセント程度でも、インテリアデザインの面白さを味わえるのが壁紙なので
そんなお遊び的にトライしてみるのも楽しいと思う。

TOTOは収納アイデアで

2009年01月28日 | 住宅業界
TOTOが‘「収納」に徹底的にこだわった新商品’というテーマで
キッチン・洗面化粧台・バスルームの3水まわり商品の新商品発表会を開催した。 @新宿ショールーム
 
主婦にとって‘収納’は常に大きな悩み・不満度の高いテーマであるが
TOTO・UD研究所調べでは、キッチンを選ぶ時に求めるポイントでも一位が「たっぷり収納」ということ。
今回、キッチン[レガセス]に装備された新しい収納性能が、出し入れがし易いように縦に並べる『フライパンラック』、
一升瓶とスパイス類もセットできる『スパイス・ボトルラック』(そう言えば、このコンビは無かったっけ)。
   
おまけで、このように牛乳パックやペットBを乾かす『エコピン』も開発。

洗面化粧台[オクターブ]では、収納力拡大にボトルラップの形状を変更(特許申請中)し
引き出し収納が約1.5倍になった『奥ひろ収納・奥ひろし』を新発売。
 
UD研究所のシーン検証(左)で取り出し易さを確認。またカウンター上に散乱する小物には『パックンポケット』収納を提案。
   出しっ放し習性を直せるか・・・

バスルーム[sazana(サザナ)]にオプション装備されたのは『お掃除用具収納』。ウ~ん、収納を取るかデザインを取るか? 
コーナーの蓋を閉じると→

今回の発表会は上位機種で無い事もあり、小さな機能Upであったが別の意味で驚いた事もあった。
ナント、今日の発表者は司会の広報:浅妻さん(左)に始まり全てが女性であった。
  
中、洗面化粧台の開発:平井さん。右、UD研究所の原田さん。
 
左、浴室事業部の苅部さん。右、キッチンの開発:徐さん。

最近は女性の発表者も多くなってきたが、若手の女性ばかりが揃ってと言うのは珍しく
TOTOの女性活用やダイバーシティ戦略の発表会かと勘違いしそうな発表会であった。

住団連、税制改正を評価

2009年01月26日 | 住宅業界
住宅生産団体連合会(住団連)の総会後記者会見が虎ノ門パストラルで行われた。
和田会長(積水ハウス)を中央に、左から小川(三井ホーム)・矢野(住友林業)・樋口(大和ハウス)3副会長と佐々木専務理事が並ぶ。
右、司会の矢部氏からユーザー向けに今回の住宅税制の優遇変更などを分かり易くまとめた[住団連プレス]も紹介された。
  
和田会長は「長期優良住宅購入者にはローン減税による控除額が最大600万円になり所得税だけでなく住民税からも控除できるようになった点、
またローンを使わない購入者には投資型減税で最大100万円所得税控除できるなど
今回、国交省には良く頑張って頂いた。」と評価。
併せて、住宅着工数が今期20年度も105万戸程度と低迷が予測される中
「仮に10%強の着工数引き上げとなれば、経済効果は約5兆円。雇用創出は約28万人という計算になる!」とアピール。
「マスコミ各社がもっとその事を書くべきで、書いた会社に広告を出すようにしたい。」各紙をチェックするとプレッシャーをかける・・・

会見後の懇親会では、国交省・和泉住宅局長(中)はじめ住宅生産課坂本課長なども参加され意見交換。
長期優良住宅の認定評価に07年の建築確認申請のような現場混乱で停滞しないよう
現在、評価機関などへの勉強会やシステム整備を徹底されているという事であった。 乾杯は住宅評論家の加藤憲一郎氏。
  
左、東急ホーム森社長を囲みジャーナリストの田中氏と加藤。右写真、中左がエス・バイ・エルの松川社長とミサワホーム竹中社長。
 
閉めのTOTO木瀬社長も「当社も記事の内容で広告出稿を考えたい」と追い討ち。

懇親会を後にして、お誘い頂いた2次会に某ホテルへ移動。高級な焼き鳥をご馳走になり・・・ 
 
 
その後のカラオケでは思わぬ展開が?!

内需の柱として期待を担う住宅産業。住宅不動産価格の低下と低金利、としてこの税優遇効果がどこまで市場を創出できるか。
国民一人一人が借金して内需を支えるしか無い時代。そして日本の高齢者がもっと貯蓄を使いたくなる環境が必要。
将来の幸せに投資するという価値を住まいに見出してもらうように、我々も頑張ってアピールしたい。

インテリア産業協会、ICコンテスト懇親会

2009年01月23日 | 住宅業界
インテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストの資格試験を運営するインテリア産業協会
その活躍を支援する「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」を毎年実施し21回目を迎えた。
その表彰式に併せて、会員企業との懇親会が京王プラザホテルで開催された。

加藤会長(カリモク家具)が「各店舗の来客数は良いが、購買単価が安いようだ。」インテリアで世間を明るくしたいとご挨拶。
 
中、経産省・住宅産業窯業建材課の渡邊課長からは「新築戸数は下がってもリフォーム市場は50万戸/年のポテンシャルがあると聞く。潜在需要を顕在化させるのはインテリアコーディネーターらの提案力」と期待の弁。
右、86歳になられた名誉会長・岡田徳太郎氏の乾杯で懇親会が始まった。

左から島村当協会事務局長と澤内専務理事。836作品の応募があったコンテストで経済産業大臣賞を受賞された[プレゼンテーション部門]の中村・浜本氏。
  
[学生プランニング部門]もあり、若い学生受賞者達の懇親会参加も多く初々しい雰囲気。将来の活躍に期待!

左から、家具デザイナーの岩倉榮利先生とライティングクリエーターの山中敏裕氏。
中、以前にセミナーの仕事でご一緒した三井のリフォーム住生活研究所の西田所長と。

閉めは、三井デザインテック和田社長の三三七拍子。皆さん、少しでも明るくと景気の‘気’に配慮。

今年も経産省の[sozo_com]プロジェクトとして日本のインテリアデザインをミラノサローネで展示する予定で
世界市場を意識した企業が増えてきているが、デザイナー個人で成功している人は多いのに
まだ日本企業で世界のインテリア業界に確立されたブランドは無く、自動車・家電業界に負けずに頑張りたい所である。

ポルトガル料理とポルトガル語

2009年01月22日 | Friend
銀座6丁目の南ポルトガル料理店「VILAMOURA(ヴィラモウラ)」へ、
某有名イタリア・ブランドのインテリアを扱う商社Mにお勤めの、藤原さん(右)と和田さんが誘って下さった。

人気店のようでお店は満員だった。前菜イロイロ、レバーもトマトで食べやすく。グラタンはお魚の鱈。

こちらは、マデイラ・ワイン(マデイラ島のポルトワイン)。テイスティングセットで4種を楽しめる。
白からヴィンテージまで4種類
ムール貝を頬張る和田さんは高校の後輩。この鍋はカタプラーナと言って、魚介たっぷりニンニクトマト味。最後は雑炊、リゾット?に。

ご存知エッグタルトと、右はポルトガル・プリンというデザート。
「ご馳走様でしたぁ~!」

ポルトガルは日本と古くから交流があり、食生活も魚介類中心で親しみやすい国と
ポルトガル人と結婚し、大阪でポルトガル料理店を経営する元リクルートの友人も言っていた。
日本語になったポルトガル語も多く有名な[天ぷら]や[カステラ]以外に、[ブランコ][コップ][マント][チャルメラ]・・・もだと言う事。
私はまだスペイン止まりでポルトガルに言った事が無いが、住宅関連ではコルクの床くらいしかネタが無いからなぁ。




パナホーム×木下庸子

2009年01月22日 | 住宅業界
パナホームが重量鉄骨造[ソルビオス]シリーズの都心型狭小地向け3階建てを
建築家・木下庸子氏との共同開発で[ソルビオス<アーキモード>]として商品化、モデルハウス見学会が蒲田の総合展示場で開催された。(1月2日より販売中)
 
 渡部商品・技術本部長がご挨拶 
木下女史が今までに設計した都市で住まう共働き核家族向けの住宅で、好評だった‘オープンワードローブ’を紹介。
洗濯→干す→たたむ→しまう、が同じ場所でできるスペース(干し放っしでOK)をソルビオスにも提案。採光・通風に工夫。
  
構造が重量鉄骨なので大開口が可能、狭小敷地に業界最小の225mmグリッドピッチでフレキシブルに建築対応できる特徴も。
 
外観は、大開口の窓をアルミのシードスクリーンが覆うクール・モダンなデザイン。都心で採光・通風が可能。
一歩、足を踏み入れた室内にも採光を考えたデザインが。階段越しに光を通すパーテーション。
  フラットな天窓も開発↓
   

設備はPanasonicグループ、パナソニック電工の商品が並ぶ。キッチンは「Living Station」横3連のIHコンロ。でも冷蔵庫が浮いてる・・・
 
トイレは「アラウーノ」バスルームは「Cococino」と深澤沢直人デザイン。リビングには勿論「VIERA」TV。
  
極めつけは、木下氏が提案するオープンワードローブを「ホシ姫さま」で室内干し空間として実現!
 木下先生が物干し竿を出し入れ・・・電工さん嬉涙?! 

価格は坪単価約92万円(当モデルハウスは4280万円/133.54㎡)
顧客ターゲットは30代の新富裕層(年収1500万円以上)、都心では世帯シェア10%になると言う。
1月2日発売以来、Webからの問い合わせが多い所は今までに無い傾向で狙い通りという事だった。
今まで‘オール電化’‘省エネ・エコ’で売ってきたパナホームであるが、建築家デザインによって新顧客層開拓となるか。




ウィークエンドホームズ社の規格住宅

2009年01月20日 | 住宅業界
建築家・工務店と施主のコンペ方式のマッチングサイトとしては、全国規模で展開する最大手であるウィークエンドホームズ社
新宿にある本社で、新サービスの発表会&懇親会がマスコミ記者向けに行われた。
 建築家からの提案模型などが並ぶ 
創業9年、登録建築家も2300人を超え、設計コンペの実施は950回に至ったと森本社長から事業の経過報告。
今回の新サービスは規格住宅「W(ダブリュー)」。‘エッジのきいた100人に向けた住宅’というコンセプトハウス。
自社施工(ウィークエンド・エンジニアリンング)含め、‘One to One’のビジネスを‘One to 100’に広げて市場拡大を図る。
  
Webを利用した建築家と一般ユーザーのクロストーク(意見交換)から‘100人’レベルのニーズをデザインしていく。
今回の要素は、[天井高4mのリビング][庭に面したバスルーム][壁面に見せる収納棚]など。上、模型写真。
          ●延床100㎡都心型(12m×5m)・2×4工法・2000万円台前半を予定●2/15お披露目予定

今回併せて、工務店向けの設計コンペシステムも強化すると発表。デザイン力が弱い工務店に建築家コンペを活用し強化してもらう狙い。

発表会後は懇親会、写真左は馬場会長(元、東日本ハウス)と当山課長(元、リクルート!後輩デス)。
   乾杯は住宅新報の本多氏。
最後にはプレゼント抽選会、特賞のグアム旅行は某専門新聞のMさんがGet おめでとう!
参加者には漏れなく商品をご用意頂き、私もコーヒーなどを頂いて帰りました。 
  
実は私の家、ウイィークエンドホームズでコンペをして選んだ建築家に設計して頂いたのです。
もう5年前の事なので業界に増え始めたマッチングビジネスに興味を持ってTryしたのですが、それ以降の発展ぶりは目覚しいもの。
今回初めて新オフィスにも伺って、そのご活躍ぶりに感心して来ました。

工務店以上、大手ハウスメーカー未満の市場規模を狙い、ターゲットを尖った層に絞って展開するビジネス。
今後の住宅市場の変化で、どう存在感を高めていくのか興味深い企業である。


団地再生産業協議会

2009年01月20日 | 住宅業界
日本不動産ジャーナリスト会議の研修会、今月は団地再生産業協議会の澤田氏(明治大学教授)が
「団地再生の現状と課題」と題してレクチャー。前置きで「団地再生の市場規模は10年間で300兆円」と注目を促す。 
 
澤田氏は団地再生の世界モデルとして旧東独のライネフェルデを研究。
まちづくりについて、政府主導の日本とは違って、ドイツは市町村中心であるという。
また再生に重要なのは現状の正確な把握であると。ここが日本はまだ確立されていないようだ。
  
その2万人規模の団地再生は、住宅数を減らす事を市長が英断した事から始まったと紹介。
減築の手法は、建替えではなく6階建てを4階建てにし、エレベーター設置やカラーマネージメントで
住環境のクオリティを上げるのだが、デザインコンペをしっかり行う所がKeyであったと。
  1930年の団地を再生したブルンク団地
今後は日本でも高齢者向けの住まいサービスを研究し、再生する団地で実験しているようだ。

今後、協議会で団地再生のプロジェクト・コストの根拠を集め、事業主が計画しやすくなるよう支援していく予定。
新たな開発より環境保全や暮らしのクオリティが重視される中、団地再生の手法は益々注目されそうである。


トステム・INAX、新システムバス発表

2009年01月20日 | 住宅業界
住生活グループの事業会社、INAXトステム
共同開発したシステムバスルームの新商品発表会を銀座にあるINAXショールームで開催した。

2003年から2社の商品を統合してきたプロセスを紹介。
昨年、メインプロダクトとして統合された「ラ・バス」は戸建システムバスのシェアNO1.に。(約26%)

今回は、シンプルデザインの「ラ・バス テイスト」と高級ゾーンに「アライン」を投入し初年度19万2千台が目標。(INAX:トステム=6:4)

価格は「ラ・バス テイスト」標準仕様125.79万円(1620)・「アライン」標準仕様262.5万円(1620)、
発表会にトステムの吉田執行役員(左)とINAXの深尾取締役が顔を揃えた。

「ALIGN(アライン)」のドアは床から天井・壁から壁まで全開口の素通しドア。天井高も2400㎜と空間の広がりが特徴。
換気扇もスッキリ収まって。

「La・Bath・TASTE(ラバステイスト)」はシャープなデザインにカラーパネルは14色から選べる個性的なバス空間。
  トステム広報の布施木氏と小倉女史「お久しぶりです」。

住生活グループ下に経営統合して以来8年目を向かえ
商品の共同開発も進み、2社が同じ商品を違ったルートで売る形で販売数を上げてきた。
今後、建築市場が縮小する中、より経営効率を上げて競争力を高める為にも
2社の関係性はより深くなってゆくだろう。

逗子市ほととぎす隊

2009年01月18日 | 湘南・逗子の暮らし
地元逗子市でまちづくりの市民活動に私が参加している団体の一つ「ほととぎす隊※」は   
[逗子市まちづくり基本計画]を遂行するめに、行政と協働する市民組織。
今日は総会と新年会を、葉山の関東学院大学セミナーハウスで実施。 ※逗子市の花&逗子縁の徳富蘆花「ホトトギス」から
 
議題の一つにフォレストベンチ研究会の栗原光二氏による「フォレストベンチ工法」の紹介があった。
国土の70%が傾斜地の日本で、国が災害対策として進める‘コンクリート擁壁’固めは
緑の自然景観をどんどん失われていく工事で、多くの市民が危機感を感じている。
そこでこのフォレストベンチ工法は、斜面地を安全で活用できる緑のベンチ(階段)状に造成する手法として事例紹介。
 ザル状のネットで引っ張り支える、
水も透過するので水圧がかからずコンクリートより安全という側面も紹介された。

以前、住文化研究協議会のシンポジウムで東洋文学研究者のアレックス・カー氏が、
川も海も山も全て護岸・擁壁工事でコンクリートに固めてきた、日本(建設省)の土木事業を非難したのを思い出した。

さて、新年会の部に。 
今井ほととぎす隊会長の挨拶に始まり、平井逗子市長はじめ市の幹部も参加。乾杯は喜寿の梅村さん。
   
地元選出の近藤神奈川県議会議員や伊藤副市長、村上教育長も今日はカジュアルルックで登場。
  
このような市民活動組織は、リタイアした元気なオジサマ(オジイサマ?)が中心。副会長とは言え私などは浮いた存在・・・
市民活動が活発な逗子市の歴史は、約30年前の池子米軍住宅建設問題で市民の結束が高まり
以降、環境やまちづくりなど行政への市民参加が定着しているようだ。
  
 
そんな逗子の歴史をメンバーの方々に教えて頂きながら
新参者の私も次の30年に向かって、皆さんと理想を掲げながらまちづくりに関わらせて頂いている。
地元での活動は、東京での仕事とはまた違った面白さや充実感が得られるものである。

ワークス研究所主幹研究員、リタイア講義

2009年01月16日 | Friend
リクルートのワークス研究所の角方主幹研究員がめでたく60歳定年退職を迎えるという事で
定年祝賀会として角方さんによる「最終講義」がリクルート社内外の関係者や友人を招いて開催された。(本社のホールにて)

「私のリクルート人生とコレカラ」と題して、ご自身のキャリアをリクルートに34歳で中途入社する前の
学生時代にまで遡って語り、その過程でご自身が得た人生観などを紹介して下さった。
 
ワークス研究所から臨時発行?!「Works 60号」。表紙はゴールドで印刷された角方さんの横顔。
 
右はリクルートに入社した頃のお写真。理系だという事でI&N事業部(通信の新規事業)に配属され毎日出張状態だったという話には、同じ時代に同事業部で仕事をした私も懐かしく聞き入った。

私の前では本田取締役も熱心に受講。大久保ワークス研究所所長が乾杯のご挨拶、リクルートでは数少ない定年退職者を送る。
  
母校東工大の恩師(左)も駆けつけ、サプライズは花束贈呈にご子息の文春くん(三男)が登場。角方さん曰く「一番ボクに似てるの」。
 イケメンの大学生!
今後は‘株式会社大学改革’を設立するなど、第二ステージへのステップも歩み始めているようだ。

講義後はお酒も入れてお祝い。現在は人材教育のトレーナー、石原さん「飲めない私も飲んでるよ~」 
  こちらは、ワークス研究所の石原直子さん。育児休暇からカムバック、そっくりな息子ちゃんと!

近藤社長(左)はじめリアセック社から大勢参加、というのもリタイア後の角方さんはリアセックでもお仕事をする予定。
  
中、橋邊くん・中村くん、皆さん角方さんにお世話になりました。右は我が住宅総研の島原くん、リクルートリサーチ社時代からのメンバー。

私は編集長時代からのお付き合いであるが、調査アドバイスのみならず
社会環境を雇用動向などから教えて頂いたり、個人的なお願いにいつも快くアドバイス下さる大先輩!
定年されても角方会長率いる「でもって会」は、今後も続けて行きましょうねぇ~。 

大門「ざいまか」で近況を

2009年01月15日 | Friend
今日は飲み会をハシゴ・・・TOTO虎ノ門から、大門のダイエーが入っていた(いる?)‘軍艦ビル’向かい
ごはんとお酒の店「ざいまか」へ向かった。店主はリクルート同期入社の田中尚明くん。
  もう何年?頑張ってマスよね~

今夜は店主と同じ元リクルート・I&N事業(80年代にリクルートが社運を賭けた通信事業)の仲間と。
大阪でTVやWEBの製作会社P-CUBEを経営する池田由利子社長の東京出張に呼びつけられた
主森さん・灘くんの4人で近況報告。 20年強前に大阪のリクルート、凄まじい環境で仕事をした仲間達。
このI&N事業の卒業生はリクルート退社後も皆、波乱万丈の人生を楽しみながら雑草のようにたくましく生きている。
遅れて行ったので美味しいお料理を撮り損ねましたが・・・


個室とは言え、大きな声で笑い騒いでいたような・・・美味しいお酒を飲む大人の空間で、いつも楽しくやちゃってゴメンなぁ!田中くん。

TOTOの新春懇親会

2009年01月15日 | 住宅業界
TOTOのマスコミ各社との新春懇親会が、虎ノ門オフィスの側にあるレストラン「ケルン」で催された。
木瀬社長はじめ北九州市の本社からも12人の役員が参加した。

左、木瀬社長からは今年、初参加するドイツの建築見本市[ISH]から欧州マーケット開拓を展開する事、
今月の新商品発表などに期待して欲しいという話に加え「是非、記事は明るく!」と要望された。
岩崎広報部長&広報の皆さんと

左、マーケティング・販売推進担当役員の張本専務。岩崎部長と「CasaBRUTUS」編集長&マガジンハウスご一行方々。

お土産の中にも入っていた、この[TOTOトイレ川柳トイレットペーパー]は書店でも発売されているらしい。
最優秀作品など20句が掲載されたペーパー!

TOTOは中国で高級ブランドとして成功を収め、欧州でも付加価値商品としてホテルや商業施設にアプローチしてゆく。
現状、中国市場も高級ゾーンはそれほど落ち込んでいないようで、米国も為替の影響は受けるものの売上数自体は堅調に伸びているという。
グローバル展開と国内リフォーム市場で新築市場減をカバーするTOTOの戦略に注目してゆきたい。

[歩行者と自転車の会]も新年会

2009年01月14日 | 湘南・逗子の暮らし
昨年秋に地元、逗子市で立ち上げたまちづくり市民団体「歩行者と自転車のまちを考える会」。
幹事メンバーと新年会を、近所のお好み焼き屋「来楽(くら)」にて行った。

お好み焼きにウルサイ関西人の私は、東京へ出て10年以上になるが‘美味しい’お好み焼きに出会った事が無かった・・・
こちらのお店は、お好み焼き、焼きそば、焼き飯と全て自分で焼く方式(関西ではお店の人が焼いてくれる方が多い)。
大庭ママがもんじゃ焼きに挑戦!土手を作って上手・・・江戸っ子でも無いのに。
  
お好み焼きの味に関しては、関西人として「やっぱ、こんなもんかな・・・」という感じでしたが

話の方は、早退した大庭ママの他に菊池社長・松本議員・谷建築士と、
今日はこの分野の専門家、三浦氏を迎えて盛り上がった。

11月に主催した市民向けシンポジウムの来場者アンケートを基に、来期の活動計画を話し合い
小学生向けの自転車マナー講習会や市内サイクリングツアー、そしてカーフリーデーなどの企画を検討することにした。

車社会からの脱却と共に、徒歩・自転車のスピードで街並みや花木を眺め・耳を澄まし・香る・・・・
そんな暮らしの豊かさを実感できるような社会実験に挑戦していく予定である。