VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

インテリア産業協会、ICコンテスト懇親会

2009年01月23日 | 住宅業界
インテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストの資格試験を運営するインテリア産業協会
その活躍を支援する「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」を毎年実施し21回目を迎えた。
その表彰式に併せて、会員企業との懇親会が京王プラザホテルで開催された。

加藤会長(カリモク家具)が「各店舗の来客数は良いが、購買単価が安いようだ。」インテリアで世間を明るくしたいとご挨拶。
 
中、経産省・住宅産業窯業建材課の渡邊課長からは「新築戸数は下がってもリフォーム市場は50万戸/年のポテンシャルがあると聞く。潜在需要を顕在化させるのはインテリアコーディネーターらの提案力」と期待の弁。
右、86歳になられた名誉会長・岡田徳太郎氏の乾杯で懇親会が始まった。

左から島村当協会事務局長と澤内専務理事。836作品の応募があったコンテストで経済産業大臣賞を受賞された[プレゼンテーション部門]の中村・浜本氏。
  
[学生プランニング部門]もあり、若い学生受賞者達の懇親会参加も多く初々しい雰囲気。将来の活躍に期待!

左から、家具デザイナーの岩倉榮利先生とライティングクリエーターの山中敏裕氏。
中、以前にセミナーの仕事でご一緒した三井のリフォーム住生活研究所の西田所長と。

閉めは、三井デザインテック和田社長の三三七拍子。皆さん、少しでも明るくと景気の‘気’に配慮。

今年も経産省の[sozo_com]プロジェクトとして日本のインテリアデザインをミラノサローネで展示する予定で
世界市場を意識した企業が増えてきているが、デザイナー個人で成功している人は多いのに
まだ日本企業で世界のインテリア業界に確立されたブランドは無く、自動車・家電業界に負けずに頑張りたい所である。

パナホーム×木下庸子

2009年01月22日 | 住宅業界
パナホームが重量鉄骨造[ソルビオス]シリーズの都心型狭小地向け3階建てを
建築家・木下庸子氏との共同開発で[ソルビオス<アーキモード>]として商品化、モデルハウス見学会が蒲田の総合展示場で開催された。(1月2日より販売中)
 
 渡部商品・技術本部長がご挨拶 
木下女史が今までに設計した都市で住まう共働き核家族向けの住宅で、好評だった‘オープンワードローブ’を紹介。
洗濯→干す→たたむ→しまう、が同じ場所でできるスペース(干し放っしでOK)をソルビオスにも提案。採光・通風に工夫。
  
構造が重量鉄骨なので大開口が可能、狭小敷地に業界最小の225mmグリッドピッチでフレキシブルに建築対応できる特徴も。
 
外観は、大開口の窓をアルミのシードスクリーンが覆うクール・モダンなデザイン。都心で採光・通風が可能。
一歩、足を踏み入れた室内にも採光を考えたデザインが。階段越しに光を通すパーテーション。
  フラットな天窓も開発↓
   

設備はPanasonicグループ、パナソニック電工の商品が並ぶ。キッチンは「Living Station」横3連のIHコンロ。でも冷蔵庫が浮いてる・・・
 
トイレは「アラウーノ」バスルームは「Cococino」と深澤沢直人デザイン。リビングには勿論「VIERA」TV。
  
極めつけは、木下氏が提案するオープンワードローブを「ホシ姫さま」で室内干し空間として実現!
 木下先生が物干し竿を出し入れ・・・電工さん嬉涙?! 

価格は坪単価約92万円(当モデルハウスは4280万円/133.54㎡)
顧客ターゲットは30代の新富裕層(年収1500万円以上)、都心では世帯シェア10%になると言う。
1月2日発売以来、Webからの問い合わせが多い所は今までに無い傾向で狙い通りという事だった。
今まで‘オール電化’‘省エネ・エコ’で売ってきたパナホームであるが、建築家デザインによって新顧客層開拓となるか。




ウィークエンドホームズ社の規格住宅

2009年01月20日 | 住宅業界
建築家・工務店と施主のコンペ方式のマッチングサイトとしては、全国規模で展開する最大手であるウィークエンドホームズ社
新宿にある本社で、新サービスの発表会&懇親会がマスコミ記者向けに行われた。
 建築家からの提案模型などが並ぶ 
創業9年、登録建築家も2300人を超え、設計コンペの実施は950回に至ったと森本社長から事業の経過報告。
今回の新サービスは規格住宅「W(ダブリュー)」。‘エッジのきいた100人に向けた住宅’というコンセプトハウス。
自社施工(ウィークエンド・エンジニアリンング)含め、‘One to One’のビジネスを‘One to 100’に広げて市場拡大を図る。
  
Webを利用した建築家と一般ユーザーのクロストーク(意見交換)から‘100人’レベルのニーズをデザインしていく。
今回の要素は、[天井高4mのリビング][庭に面したバスルーム][壁面に見せる収納棚]など。上、模型写真。
          ●延床100㎡都心型(12m×5m)・2×4工法・2000万円台前半を予定●2/15お披露目予定

今回併せて、工務店向けの設計コンペシステムも強化すると発表。デザイン力が弱い工務店に建築家コンペを活用し強化してもらう狙い。

発表会後は懇親会、写真左は馬場会長(元、東日本ハウス)と当山課長(元、リクルート!後輩デス)。
   乾杯は住宅新報の本多氏。
最後にはプレゼント抽選会、特賞のグアム旅行は某専門新聞のMさんがGet おめでとう!
参加者には漏れなく商品をご用意頂き、私もコーヒーなどを頂いて帰りました。 
  
実は私の家、ウイィークエンドホームズでコンペをして選んだ建築家に設計して頂いたのです。
もう5年前の事なので業界に増え始めたマッチングビジネスに興味を持ってTryしたのですが、それ以降の発展ぶりは目覚しいもの。
今回初めて新オフィスにも伺って、そのご活躍ぶりに感心して来ました。

工務店以上、大手ハウスメーカー未満の市場規模を狙い、ターゲットを尖った層に絞って展開するビジネス。
今後の住宅市場の変化で、どう存在感を高めていくのか興味深い企業である。


団地再生産業協議会

2009年01月20日 | 住宅業界
日本不動産ジャーナリスト会議の研修会、今月は団地再生産業協議会の澤田氏(明治大学教授)が
「団地再生の現状と課題」と題してレクチャー。前置きで「団地再生の市場規模は10年間で300兆円」と注目を促す。 
 
澤田氏は団地再生の世界モデルとして旧東独のライネフェルデを研究。
まちづくりについて、政府主導の日本とは違って、ドイツは市町村中心であるという。
また再生に重要なのは現状の正確な把握であると。ここが日本はまだ確立されていないようだ。
  
その2万人規模の団地再生は、住宅数を減らす事を市長が英断した事から始まったと紹介。
減築の手法は、建替えではなく6階建てを4階建てにし、エレベーター設置やカラーマネージメントで
住環境のクオリティを上げるのだが、デザインコンペをしっかり行う所がKeyであったと。
  1930年の団地を再生したブルンク団地
今後は日本でも高齢者向けの住まいサービスを研究し、再生する団地で実験しているようだ。

今後、協議会で団地再生のプロジェクト・コストの根拠を集め、事業主が計画しやすくなるよう支援していく予定。
新たな開発より環境保全や暮らしのクオリティが重視される中、団地再生の手法は益々注目されそうである。


トステム・INAX、新システムバス発表

2009年01月20日 | 住宅業界
住生活グループの事業会社、INAXトステム
共同開発したシステムバスルームの新商品発表会を銀座にあるINAXショールームで開催した。

2003年から2社の商品を統合してきたプロセスを紹介。
昨年、メインプロダクトとして統合された「ラ・バス」は戸建システムバスのシェアNO1.に。(約26%)

今回は、シンプルデザインの「ラ・バス テイスト」と高級ゾーンに「アライン」を投入し初年度19万2千台が目標。(INAX:トステム=6:4)

価格は「ラ・バス テイスト」標準仕様125.79万円(1620)・「アライン」標準仕様262.5万円(1620)、
発表会にトステムの吉田執行役員(左)とINAXの深尾取締役が顔を揃えた。

「ALIGN(アライン)」のドアは床から天井・壁から壁まで全開口の素通しドア。天井高も2400㎜と空間の広がりが特徴。
換気扇もスッキリ収まって。

「La・Bath・TASTE(ラバステイスト)」はシャープなデザインにカラーパネルは14色から選べる個性的なバス空間。
  トステム広報の布施木氏と小倉女史「お久しぶりです」。

住生活グループ下に経営統合して以来8年目を向かえ
商品の共同開発も進み、2社が同じ商品を違ったルートで売る形で販売数を上げてきた。
今後、建築市場が縮小する中、より経営効率を上げて競争力を高める為にも
2社の関係性はより深くなってゆくだろう。

TOTOの新春懇親会

2009年01月15日 | 住宅業界
TOTOのマスコミ各社との新春懇親会が、虎ノ門オフィスの側にあるレストラン「ケルン」で催された。
木瀬社長はじめ北九州市の本社からも12人の役員が参加した。

左、木瀬社長からは今年、初参加するドイツの建築見本市[ISH]から欧州マーケット開拓を展開する事、
今月の新商品発表などに期待して欲しいという話に加え「是非、記事は明るく!」と要望された。
岩崎広報部長&広報の皆さんと

左、マーケティング・販売推進担当役員の張本専務。岩崎部長と「CasaBRUTUS」編集長&マガジンハウスご一行方々。

お土産の中にも入っていた、この[TOTOトイレ川柳トイレットペーパー]は書店でも発売されているらしい。
最優秀作品など20句が掲載されたペーパー!

TOTOは中国で高級ブランドとして成功を収め、欧州でも付加価値商品としてホテルや商業施設にアプローチしてゆく。
現状、中国市場も高級ゾーンはそれほど落ち込んでいないようで、米国も為替の影響は受けるものの売上数自体は堅調に伸びているという。
グローバル展開と国内リフォーム市場で新築市場減をカバーするTOTOの戦略に注目してゆきたい。

住宅広報連絡会、新年会

2009年01月13日 | 住宅業界
住宅広報連絡会は大手の住宅会社を中心に18社の広報担当が集まって、情報交換や勉強会を重ねている組織。
恒例のマスコミ関係者との新年会を開催して下さった。 司会は大和ハウス工業の知野氏(左)。

高原代表幹事(積水ハウス)から新年のご挨拶、今年はマスコミ関係者約80名が参加し140名ほどの盛会になったようだ。
  
右、乾杯はマスコミを代表し池上住宅産業新聞社長がご発声。懇意にしている皆様が一同に会しご挨拶ができる良い機会。

積水化学工業の月田氏とエコ・プレスの阿部氏(寝てます・・) 
  
住宅業界っぽくない雰囲気?住友林業の佐野氏とフリージャーナリスト田中氏。

今年の勉強会講師をされたサントリー濱岡広報部長は「山崎」を6本も贈呈下さった。ご馳走様です。
 
毎年お楽しみの各社提供のプレゼント大会!仕切りはポラスの明石氏、アシスタントに積水ハウスの美女2人を従えて?!
 「お花を頂きました!」 
閉めは創樹社の古川社長。

広報担当者の会というだけあって、いつもお気遣いが行き届いているのだが
商売上の競合各社が助け合いながら切磋琢磨する自主的な集まりは、なかなか他業界でも珍しいのではないだろうか。
先人の方々の功労を世代が変わっても引き継がれているようだ。
‘長期優良住宅’を推進する住宅産業、まず業界自体がこのように長期優良な人・企業であると期待したい。

プレハブ建築協会、H21年賀詞交換会

2009年01月13日 | 住宅業界
プレハブ建築協会は大手ハウスメーカーはじめ建材メーカーなど役150社が加盟する団体。
平成21年の新年賀詞交換会に各社社長やお役人など関係者が集まった。 (ホテルオークラにて)

樋口協会会長(大和ハウス工業会長)からご挨拶。
「丑年についてはあまりエエ事書いてないですが、己丑(つちのとうし)は忍耐が大事のようです。この時期に磐石な基礎を築かないかんワケですが、ユニクロのように大きな成長を目指す会社もある。安くて良いもの、お客様が必要とするものを提供すれば伸ばせるという事・・・」と
住宅産業に「着工が減っても‘まだ100万戸’あるじゃないか」と前向きに見れるかどうかだと発破をかける。
71歳になられる樋口会長、体調も万全になられたようで昨今は環境事業にも精力的。好奇心はまだまだ旺盛のようだ。
 
来賓のご挨拶に、国交省から和泉住宅局長(左)。国会通過を待つばかりの投資減税を含めた住宅優遇税制ではあるが
今年10月住宅瑕疵担保履行法の施行が混乱無く実施できるよう現場への周知指導に行政側も奔走されているというお話。
 
経産省からは細野製造局長(右)、‘復活’をキーワードにバッハを復活させたメンデルスゾーンなど音楽家のストーリーが紹介された。 

建設省ご出身、元参議院議員の先生方もご出席。
上野公成氏(左)は、65歳以上人口の4.7%分しか施設が無い日本を、デンマークの10%レベルを目指して
シニア向け施設や住宅を充実させるべきと、病院経営者などと研究会を推進していると「社会保障で内需拡大」をアピール。
 松谷蒼一郎氏もお元気。
乾杯の御発声は旭化成ホームズの波多野社長。中、珍しく海外経験のある住宅業界人YKK-APの吉田社長と住友林業の矢野社長。
  
右は、プレハブ住宅発祥の地、大阪の住宅会社からパナホームの上田社長と大和ハウスの樋口会長。

左から積水ハウス平林常務取締役・日本建築センター社本社長・積水化学工業大久保社長。
右はミサワホーム竹中社長・小川日本2×4建築協会会長。
 
プレハブ建築協会の菊田専務理事と住宅リフォーム推進協議会の畠事務局次長。
 
建築技術教育普及センター副理事長になられた浅野さん(左)とご一緒するのは現「HOUSING」編集長の小野さん。
右上、私の左は坂本国交省・住宅生産課長と村上大和ハウス工業社長。

プレハブ建築は戸建住宅のほか低層の賃貸住宅のシェアも高く、
上野氏が話されたシニア向け住宅でもクオリティが高いものを供給できる。
樋口会長の言う‘ユニクロ的’に、安くて良いものがシニア向けに提供できれば
今後20年、団塊の世代を中心に必要とされるお客様は相当あるはずである。


住友林業、賀詞交換会

2009年01月06日 | 住宅業界
今日が私の2009年仕事初め。 リクルートのオフィスに向かい、ビル入口で最初に会ったのが
リクルートの柏木社長! ナンカ気分の良いもので、ご挨拶ついでにお願い事まで持ちかけてしまった!?
(見かけは大きくて強面風だが、とてもフランクで話しやすい方なのです。関西系のノリも!)

その後は例年、住友林業の賀詞交換会で業界の方々とも顔を合わせるのが年の始まり。
         (ちなみに、積水ハウスの賀詞交換会は今年中止に・・・厳しい環境による判断と)
 東京會舘にて
矢野社長はじめ、役員が金屏風前でお出迎え。 住団連の佐々木専務理事(左)、住友林業の鈴木役員と。
 「住宅に消費税はおかしい!」
塩崎住宅事業本部長(左)と広報の佐野氏。中、リクルートのメンバーも熱心に商況を伺う。右、サンウエーブ工業の織田社長と吉野石膏の須藤社長。
  
私が連載を書かせて頂いている「建材マンスリー」ご担当の木材建材事業部荻本氏。中、高橋役員を挟んで織田サンウエーブ社長と三協アルミの川村社長。
   
右上、奈良ご出身というジャパン建材の野島社長と大建工業の井邉会長、私の本籍が奈良県吉野という事で話が弾んだ。(真ん中は、澤木大建工業社長) 

こちらは山本寛斎さん住宅業界の経営者の中では異彩を放つ。
住友林業が寛斎さんのイベントの支援をするお付き合いから、今年はご自宅建築を請け負う事にもなったようだ!
「隈研吾さんにデザインしてもらってね・・・」と楽しみにしておられた。隈さんは木を使うのがお上手だし面白いコラボになりそうだ。

景気減退の中、今年も盛況で明るかった業界の皆様。笑う門には福来る!Yes We Can! ポジティブに行きますよ~!


YKK-APの08年と09年

2008年12月15日 | 住宅業界
YKK-APでは毎年年末に吉田社長から、今期の総括と来期の目標を記者発表してくれる。
秋葉原の本社にて、広報の皆さんが受付。山内さん(右)が司会で社長の会見が始まった。

今年はYKKグループ第2次中期経営計画の終了、第3次中期経営計画が来期から始まるという節目。
グループの09年3月期決算予想は前期比で売上▲5%、経常利益▲29%と
グローバルに展開しているファスニング事業中心に円高の影響を受け厳しい内容に一転。

YKK-AP(建材事業)では、売上▲6%(3603億円)営業利益▲40%(33億円)
海外事業の目標であった売上500億円を早期に達成はしていたものの、こちらも為替の影響を受けた。

サッシメーカーから窓メーカーへの転換を掲げ、「APW」商品としてこの4年推進してきた。
一方米国で展開している樹脂窓は、環境商品としても特徴を出せる商品であり私は日本への商品投入を期待している。

次期計画では更に米中のみならずアジア・ブラジルなど海外事業を拡大するのが目標に。
また技術力を強化すべく‘YKK黒部テクノロジーセンター’構想を計画。
世界のR&Dセンターの総本山として研究者が集まる場にしたいというお話だった。

会見後の懇親会にて、吉田社長とGoodリフォームの田中編集長(リクルート)と一緒に。

「善の巡環」を経営哲学に置くYKKグループは、近年続いた不祥事に対して
その原点に立ち帰って行動する事も、中期経営計画に加えて目標とされた。

YKK-APは日本住宅産業では数少ないグローバル企業、来年は更に業界を牽引して欲しいと思うのである。


パナソニック・リビング・ショールーム

2008年12月15日 | 住宅業界
今年10月から社名変更したパナソニック電工(旧、松下電工)。
ショールームもPanasonic Living SHOWROOMとしてリニューアルされているので立ち寄ってみた。

‘Panasonic’のロゴや家電商品の展示が飾られた1階エントランス。中ではカフェ・スペースもありRichな空間デザインに。

まず企画展示スペースで、今年4月に私も取材に行ったミラノ・サローネの再現展示が見れる(左)。
その奥には(右)リビングルームのインテリア提案から、キッチン(リビングステーション)に続く。

寝室の提案はタイマー調光で演出する照明。お隣にはジョーバ(販売はパナソニックに移行)。トイレ、アラウーノは現在も好調と。

マンションリフォームの展示、土間空間に‘畳が丘’とテーブルチェアでアクティブシニア向けデザイン。3連のIHヒーター。

オーディオルームでは、7.1chというスゴイ音響でプレゼンテーションしてくれた(左)。右のキッチン展示は地下1階、和洋の座提案。

内装からキッチン、照明そして家電とグループでトータル提案できる強みを見れるショールームだった。

パナホームも[eco ideas]

2008年12月15日 | 住宅業界
パナホームが新商品を発表、「エコアイアディアのくらしを提案する住まい」をキャッチフレーズに3商品を1月から販売する。(「ソルビオス<アーキモード>」の紹介は来年ということ)

パナソニック・グループが取り組む『エコアイディア』と共に、グループが認定する『グリーンプロダクツ(GP)』として
住宅分野として、この3商品が厳しい基準を設定しGP認定を得たという事。

NEW「エルソラーナ」は、最も環境性能に優れた環境リーディング商品という位置付け。(坪単価66.96万円)

アルミ樹脂複合サッシ・Low-e高断熱服装ガラスなど断熱性を高め、ソーラー発電システムを搭載。
(パナホームにおけるソーラー発電システム搭載は今年度で1万棟を超える)
2階(寝室)に涼換気ファンを付け、床下の冷気を利用し夏28℃超の日を半分にするシステム。
セスフクリーニング効果のある外壁タイル・キラテックで耐久性と共にメンテナンスコスト削減もアピール。

「ユールキアWe」は、‘家事楽(パナホームの商標登録)’をコンセプトに30代後半の有職主婦がターゲット。(坪単価61.5万円)
洗濯物の室内干し習慣に注目し、リビングの吹き抜け部分を換気システムによる風の通り道として活用し
室内洗濯干し場として提案・・・リビングの風景が気になるが外出の間という前提・・・約8時間で乾くようだ。

また大塚家具と共同開発したダイニングテーブル(約20万円)で、収納や家事協力の提案もしている。

面白かったのは、家事楽を可視化するツールとしてPC上で現在の間取りと新居を比較する。
家事導線(冷蔵庫とシンクなど)距離の合計を比較し、約30%減と表現。
それを年間トータルだと‘100㎞!この距離’と同心円で見せる・・・関西的なオチの作り方?!

家事導線は主婦だけでなく、住人がストレスを溜めないようにプランする事はとても重要。
実際、私も何箇所かで回遊できるプランで、住んでみてその良さ快適性を実感した。
ただ、ダイエット的には少しでも動いた方が良いという場合もあるが・・・

納得工房→石橋信夫記念館、研究所めぐり

2008年12月05日 | 住宅業界
住宅会社大手の積水ハウスと大和ハウス工業、どちらも大阪を本社に置きプレハブ建築の歴史を築いて来た両雄。
その両社共に、京都・奈良の県境に大規模な研究所施設を持っている。
住宅業界の仕事をしていて、見ずには務まらない施設?!そんなリクルートの仲間と東京から勉強に訪問した。

まず積水ハウスの総合住宅研究所内にある「納得工房」へ。(写真撮影不可の為、詳しくはHPにて
今年で19年目になる納得工房
私はオープン当初に一度見学して以来2回目だったが、環境に対する紹介が充実するなど
当時から進化しながらも、施設の役割など運営スタンスは変わらず充実していて
今日も、社内関係の研修らしきグループから一般見学者の団体まで来場者で賑わっていた。

次に、京都府エリアから隣接する奈良エリアに移動し、大和ハウス工業の総合技術研究所に伺った。
こちらは15年目になるが見学させて頂くのは初めてで、楽しみにしていたのは「石橋信夫記念館」。

記念館に入ると、創業者・石橋信夫オーナーの豪快な写真に迎えられる!
「夢」 を語り続けたプレバブ生みの親
シベリアでの病床写真など石橋オーナーの人生と共に、
パイプハウス・ミゼットハウスに始まるプレハブ住宅の歴史が紹介されている。
30年以上前の手帳なども展示され、細かく記されたスケジュールが生々しい。
弊社役員も携帯で撮影中

研究所内には‘Endless innovation’と掲げられたロボット開発など新規事業の展示が。
これらも、石橋信夫記念館を見てからは、大和ハウスの多角経営も
その背景や意志を良く理解することができた気がする。ご案内頂いた小池室長(中)、峰岸リクルート常務執行役員と。


2社の研究施設を見ると、住宅会社の商品・サービスである‘住まい’の奥深さと
それを追求する企業の懐の深さを知ることができる。
そこにはディベロッパーやゼネコン、住宅流通会社とは違った世界があるのである。


ダイワラクダ工業のリノベーション事業

2008年12月05日 | 住宅業界
大和ハウスグループの内装インテリア事業を行うダイワラクダ工業
大阪の千里ニュータウン界隈にある築26年の某大規模マンションで、リノベーション事業の物件を公開しており
船津会長自らご案内頂く事になった。(当住戸の販売価格3580万円、売主ダイワラクダ工業)

[Before]は74.39㎡の典型的な3LDK間取り。『DoMa(土間)』と名付けられたリノベーションルームは
マンションの既成概念を越えた、玄関まわり! 全開放の土間空間は珪藻土も使って風合いを出している。
  
設計はアトリエKUU(熊沢信生)とのコラボレーション。 土間にある窓際のPCスペースが憎い!
ターゲットは築26年のマンションに多い、夫婦2人だけのアクティブ・アダルト。

土間からつながる和室に、にじり口があって茶室の趣きを演出。 大人の琴線に触れるデザインだ。
 照明提案にも力を入れている

大き目のダイニングセットは質の高い木製だが、ナチュラル系白木なので白のキッチンと共に若々しく清潔な雰囲気に。
 ダイニングの隣に和室 

四角いBOXの囲みは、近藤典子とコラボの収納システム。上部を空けて照明、空間に広がりが出る。
 
このプランの提案は、‘夫婦の語らいはリビングでなく寝室’という事で
広い寝室に、2ベッドとリラックスチェアーのセットを置いている。夜は夜景を眺めてゆっくりと・・
   
大胆だったのは、バス・パウダールーム。ホテルライクな洗面スペースに、何とシースルーのバスルーム!?
竹のスクリーンの先にはキッチンが・・・でも、入る時はブラインドを下ろします。
ガラス張りのおかげで、広間はバルコニーから玄関までキッチンも通って太陽の光が入ってくる仕掛け。

流石、建築家のデザイン!と唸らされたが、もっと感心したのは営業戦略。
企業秘密なので詳しくは書けないが、大手住宅会社らしい戦略に納得させられた。

現在、リノベーションはじめリフォーム事業が各社の伸ばすべき事業と注力されてるが
自社の戸建オーナーが主になっており、他社の物件やマンションには保証などの問題もあって中々踏み入れられない大手も多い。
そんな中今回の物件は、一歩踏み込んだ事業展開として興味深く見せてもらった。

三井ホーム記者懇親会

2008年12月03日 | 住宅業界
12月に入って忘年会なども始まる頃、住宅業界でも懇親会などの場が催される。
今日は三井ホームさんの懇親会、住宅専門誌の記者を集め新宿三井クラブにて。
 
島崎広報グループ長はじめ、日頃お世話を頂いている仮屋さんや枝野さん広報の方々が各テーブルに着いて。
 
フリーになって頑張っている田中さんが最後に閉めの三本締めで。
花嫁募集中の田中さん!面会希望はVivien研究員まで

三井ホームの受注状況は市場全体より好調であるが、
まだ土地購入からの新築層が多く、建物の規模は小さめになっているようだ。
私の近所で竣工間近の三井ホームは、30才代だが親御さんの大きな土地に建つ白亜の‘The三井ホーム’。
それを見て、「やっぱり良いお客さん掴んでるなぁ・・・」と思っていたが。

実は私の家の周辺では、この三井ホームの他、積水ハウスの2世帯住宅、崖に建つ設計事務所系&工務店と建築ラッシュだった。
建築中の現場を毎日見ていると、その企業の姿勢や信頼性が見えて面白い。‘大手は高いだけの事はある’というのも満更ウソでない。