VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

上海見聞録:「布市場」にハマル!

2008年02月29日 | 上海2008
グランド・ハイアット上海のハイソなシーンから、もう一方の、これも上海らしいシーン‘布市場’にやってきた。
 3フロアに小さな店舗がすし詰め
お客さんは一般人から買付けの業者まで誰でもOK、西洋人が多かった。他人のオーダーメイド品もサイズが合えば買えちゃう。

以前の市場が、陸家浜路のビルに移転したということ。マダムFloraの友人が日本からやってくると
「必ずハマってしまうの」と聞いていて少し不安に・・・その不安は的中! 時間が無いにも関わらず、次から次へと手を出し
 値切って110元に(1元=約16円)
とうとう、シャネルもどきスーツをお誂え、400元也。
何と今日採寸して、「明日の10時にはできるよ」と。 このお兄さんが6時に店を閉めてから縫うのである。

この力技でやり抜くガッツと、フレキシブル(いい加減とも思えるが柔軟なのだ)な上海気質が
高成長を支えている源であると、ここ上海で出会う様々な中国人から実感することになった。 


上海見聞録:新建築の吉田社長

2008年02月29日 | 上海2008
上海は3泊4日の短期滞在なので、ゆっくり寝てはいられません! 
早速、「新建築」吉田社長との朝食ミーティングに浦東地区へ向かって出動。
マダムFloraの自宅前でTAXIを取る・・・中国の道路は日本と逆、米国式。自転車(バイク)専用道路が左に分かれてある。

朝の渋滞はスゴイらしいが早めに出たので快調に走る・・・と思ったら、前の車が事故った!!上海人の運転はカナリ荒い・・・

道路に面して沢山立っている典型的な中国人アパート(6階建てまでエレベーター無しでOK)。ダウンタウンに近づくと超高層ビルが増えてくる。

建設中の森ビル〝上海ヒルズ(通称)〟も見えてきた! 待ち合わせのグランド・ハイアット上海は、これが竣工するまで最高層ビル。
キンキラのエレベーターホール
54階のロビー階から、下に見えるダウンタウン(87階までホテル)。

今回、上海行きのキッカケになった【「a+u 中国版」3周年記念イベント】を案内してくれた
in・store media社の西野さん(左端)が、新建築社の吉田社長と清本秘書(中)をご紹介して下さった。
豆乳と揚げパンに大きな餃子が付いた中国式セット

高級建築誌「a+u」(1500元)であるが、販売部数が好調で初年度から黒字だったという事。それほど建築界がHotな上海。
その3周年記念ベントが午後、同済大学で催される。後ほど再会するまで別行動、私はマダムFloraとホテルを後にした。


上海見聞録:一万円航空券!?

2008年02月28日 | 上海2008
急に上海行きを決めたにもかかわらず、航空券はYahoo!トラベルで見つけたエアーリンク社の
[成田ー上海(浦東)]1万円(燃料サーチャージ、空港税入れて2.5万円強)と驚きの価格。
その上、eチケットで当日空港まで手元に無く、旅慣れている私も飛行機に乗るまで本当に1万円で飛ぶのか不安・・・

夕方、成田空港ノースウエスト航空のカウンターに並びコンピューターで座席が確認された時にはホッとした。
(私の前の白人は「名前が無い」と言われていた!昨日購入したらしいが)
 
満員御礼の機内、行きは約3時間。評判が悪いノースウエスト機内食に備えて、サンドイッチを買って入ったが、十分許せる内容だったし(日本で作っている?)アテンダントも中国人と日本人で問題無かった。
機内販売はクリニークなど米国ブランドが安かった(ドル安効果大)。 という事で、ヤ~~ 一万円は安かったです!

さて、寝る間も無く上海・浦東空港に到着。Immigrationも広くて直ぐに通過できた。
知人に教わったように、空港を出て右手のタクシー乗り場へ、白タクの勧誘を払いのけながら進み
誘導係のオジサンに行き先を書いたメモを見せて、無事タクシーに乗り込んだ(ほとんど英語は通じません)。
 
強盗が多いのだろうか、プラスチック製のカバーで運転手は囲まれ、お金の受け渡しがしづらい。10時までショッピングセンターはOpen。
 
高速を飛ばし、国定路にある知人宅まで約1時間、150元(1元=約16円)と3000円しない程度。

さて、今回急な訪問を受け入れて下さったのは十年ぶりに再会するマダムFlora。
春節飾りの残る高層マンションからお出迎え!お変わりの無い美貌で登場。早速、お宅拝見状態(職業病)の私。
 
リビングの窓からはランドマークのテレビ塔も見えるらしい(省エネで平日は消灯中)。
2DKだが各部屋が広く天井高もあるのでゆとりのある空間。約80平米はあるだろうか。
賃貸のオーナーは30才位の若夫婦らしく、マンションは3件賃貸運用しているが、その都心の高級マンションには住まず
自分たちは郊外で質素に暮らしているようだと…若年層の不動産投資運用、これは特別なケースでないらしい。

美味しい中国茶を頂きながら、そんな上海住宅事情を伺った。(中国では茶葉をそのままカップに入れるが、マダムはティーバッグに入れて)
  
まだ中国はスケルトン売りが中心。こちらも投資用物件なのでオーナーのインフィル投資は抑え気味、「内装は安普請ヨ~」とマダム。
キッチンの色は中国人らしいオーナーの趣味、シャワー+トイレ・洗面ROOMも広いが浴槽は無し。

今回は、中国のスケルトン売りマンション現場や、インフィル(設備・内装)の販売シーンを見学たいと思っている。