Aonsiwate Blog

フライロッド・漆器製作と岩手のくらし覚書

偏頭痛

2015-09-14 19:41:39 | 日記・日常

ここしばらく天候が安定しない。

私は偏頭痛持ちで、特に天候が不安定だと、

きつい頭痛がくる。

 

市販の頭痛薬で一発で治まるのだが、

「薬が効かなくなったらどうしよう」という心配もあり。

 

 

昔(子供のころとか)はこんなに頭痛がすることはなかったと思うのだが・・・

歳なのかなあ。

 


曇天・低温

2015-09-08 20:22:30 | 日記・日常

先月は高気温・渇水。

今月は曇天・低気温。

今日は16度までしか気温が上がらず、

すでに寒いです。

 

太陽も青空も空のどこかにあるけれど、

遠くて小さいのだよな。

 

 

なんだか、天気が極端だ。

毎年こんなではなかったと思う。

 

 

もう少しで渓流釣りが禁漁。

釣りに行きたいけれど、天気良くならないものか。

 


私の常識を超える

2015-09-05 20:55:00 | フライフィッシング

本流の上流に架かるめがね橋。

明治24年に作られ、今も現役。

 

 

8年くらい前、この橋の下を釣っていると

岸から出ている何かを食べようとバシャバシャはねている魚を発見。

魚は岸にある「黒っぽいゴミのようなもの」から出ている何かを食べようと

しているようで、私の投げた毛鉤には反応しない。

しばらくすると黒っぽいゴミのようなものと一緒に

バシャバシャと暴れながら下流の私のほうに流れてきた。

 

この時点、私の常識で考えるこの状況は、

私より前に誰かがこのポイントを釣っていて、岸のゴミのようなものに毛鉤をひっかけ、

ハリスごと切ってしまう(回収できない対岸なので誰かは立ち去る)。

回収されずに残った毛鉤に魚が食いつく。

そして運悪く掛かってしまい、ゴミごと私のほうに流れてきた・・・

 

 

魚をすくおうと、流れてくる黒いゴミと魚にネットを構える。

ネットの直前で突然ゴミは90度角度を変えて川を横断し、対岸に上陸。

暴れる魚を抱えて排水管に入っていった。

しばらく排水管から暴れるヤマメの頭がでていたのだが、

ズイズイッと引き込まれる。

対岸に渡り、静かに排水管を覗くと真っ暗。

携帯電話についていたLEDライトで照らすと、

ヤマメの光る眼と、小さな動物の眼が。

 

 

黒いゴミの正体はネズミで、尻尾を水面にたらして虫にみせかける。

虫だと思ったヤマメに尻尾を食いつかせ、タイミングよく飛びかかる。

ネズミは最小限の水泳で、ヤマメを捕まえる・・・・・

 

追記

その後、年に一回はこの橋を釣るのですが、

橋の前後は工事で浅くなり、魚は少なくなりました。

排水溝も工事され、現在は直径2cmくらいのパイプが出ているだけです。

 

 


呂色

2015-09-02 17:12:59 | フライフィッシング

鏡面に磨きこんだ黒漆を呂色(ろいろ)と呼びます。

磨きこむ作業自体や、使う黒漆も呂色と呼びます。

よくピアノの塗装が例にあがりますが、

丁寧に作業された呂色は鏡のように硬質で、

静かな水面のようです。

「飛び込みたくなるような」仕上げが最上とされるようです。

黒色ですが深みがあり「漆黒」とはこのことかなと思います。

 

現在、フライロッドを呂色で仕上げています。

下画像は塗ってそのままの状態。漆は3~4回重ね塗りしてあります。

 

艶のない黒で、このままでも味わいがあるのですが、

研いで磨きます。

 

必需品は、炭です。

下の画像は専門に売られている「呂色炭」。

年輪のある断面が目の細かいヤスリのような効果を出します。

研磨に炭を使うと初めて知ったときはびっくりしました。

 

輪切りにして、断面を砥石に当て、釣竿の太さに合わせて溝を形成し、水研ぎします。

 

その後三種類の研磨剤で磨き、

擦漆(漆を擦りこんで磨く作業)を4~5回施します。

約一週間の工程・・・・

この後グリップを接着し、もう一度漆を擦りこんで磨きます。