お世話になっている木地屋さんから、
ヤマザクラのタンブラー木地を分けていただいた。
素晴らしい加工精度・・・熟練木地師の作とのこと。
需要はあるのかしらと思うと同時に、
どう仕上げようかワクワクしてしまう。
お世話になっている木地屋さんから、
ヤマザクラのタンブラー木地を分けていただいた。
素晴らしい加工精度・・・熟練木地師の作とのこと。
需要はあるのかしらと思うと同時に、
どう仕上げようかワクワクしてしまう。
GWに植栽した漆の試験林。
ぐっと成長し、葉が茂る。順調だと思う。
いくつか成長の遅い個体もあるけれど、
夏を越せばさらに立派になるはず。
やはり、ここは眺めが良い。
夕方、岩手山に沈む夕日は、とてもきれいだろうなあ。
フライロッドには、フライライン(釣り糸)を遊動させるための「ガイド」が装着されます。
このガイドは糸で巻き留められ、ほつれないよう、樹脂で塗装されます。
私の製作する漆塗竿はこの塗装にも漆を使います。
エポキシなどの化学塗料で塗装する場合には、
巻き留める糸にナイロンを使います。
漆で塗装する場合には、絹糸を使います。
漆塗装の場合には、
重ね塗りの際に表面を荒らして漆の食いつきをよくするのですが、
ナイロンの場合はみ出た毛羽立ちを平滑に処理するのが難しいためです。
絹糸の場合、スパッと表面を平滑にすることが出来ます。
スネークガイドという軽量ガイドの取り付けには、
「オリンピアン」「ゴッサマー」という英国ブランドの糸や
「スーパースレッド」という国産ブランドの糸を使います。
専門に作られたこれらの糸はは非常に細く(ミシン糸で#120くらい?)、
軽量に仕上げることができます。
ここは竿の調子に影響が出ないように軽さ優先。
ただ、作業はかなり細かくなります。
一番手元に近い「ストリッピングガイド」(一番チカラがかかる)と、
ジョイント部分の補強巻には#50の絹ミシン糸を使います。
ここは強度重視です。
この糸は太くて丈夫。また巻きやすい。
漆で塗装するとかなりの強度になります。
「HYOTAN」「オリヅル」「タイヤー」などの国産ブランドを使います。
ただ、現在は「HYOTAN」「オリヅル」は生産中止となっているようで、
「タイヤー」しか入手できないようです。
手芸店で「HYOTAN」「オリヅル」が売っていると
ついつい買いだめしてしまいます。
このガイドを巻き留める作業(ラッピングと呼ばれる)は好きな作業です。
最近は眼が悪くなってきたため、明るい時間に作業するようにしています。
また、手が荒れていると、絹糸の繊維を毛羽立ててしまうので、
ラッピング作業の前夜はハンドクリームを塗り、手袋をして寝ます。
曇天の昼休み。
熊を避けて国道脇の本流へ。
この流れは釣り人が多い。
餌釣りでも、ルアー釣りでも、
ドライフライ(水面に浮かべる毛鉤)の釣りでも釣りにくいポイントを選んで、
ニンフフライ+ウェットフライ(どちらも水中に沈める毛鉤)で探って歩く。
強い流れの、深くて狭いポイントで魚を掛ける。
ものすごいひきで寄ってこない。
ああ、ネットがたよりない・・・
体高のある大きなヤマメ。これはなかなか釣れないサイズ。
37cmありました。
熊が怖いので、最近は里に近い川を釣っています。
人の暮らしに近い川。すぐ横が国道。
熊は民家の庭や学校の校庭にも出ているので、
ここも出る時は出るのでしょう。
護岸の流れですが、川底には変化があります。
小ぶりな魚が、随分と釣れます。
ライズ(魚の水面にからむ捕食活動)も見られます。
ときおり大きな魚の姿も見えるので、
朝夕や増水時など魚の警戒心が緩むタイミングであれば、
大きな魚も釣れるかもしれません。