営業中。巷では、そろそろ桜が咲いているようなので、桜にちなんで。江戸刺繍職人、御年90歳近い辻口良保さんが刺した桜の花のがま口バッグ。
辻口さん曰く、刺繍職人は誂え仕事が本業なので、着物や帯などの途中の工程で、布に柄を刺して次の工程に渡して終わりだから、自分の思う通りに好きに刺して品物に仕立てることはやってこなかったそうです。
もう、いい年だし、好きにやるかと思い立ち、小品を刺しては知人の縫製職人に頼んで、製品化。その一つがこちらのがま口バッグ。
寄りで見ると、色のグラデーション、金糸銀糸の一筋のキラキラが繊細で柔らかな光沢で、優美。
辻口さんは、刺繍専門の職人仕事を請け負う稼業の3代目。何人も職人抱えていたそうですが、ほとんどが男性職人だったそうです。
昭和の頃の話と思ってくださいね。女性は出産のタイミングで、職人仕事を続けるのが難しくなるので、結果男性ばかりが残る職場だったとか。
てっきり、刺繍は女性の世界と思っていたので、意外なお話でした。
男性ばかりの職場から、次々と生み出される華やかな刺繍、あでやかな刺繍。晴れ着として身にまとう女性達。なんかそんな妄想をして感心したのを思い出します。
小さい頃から刺繍職人になるのが当たり前だと思って育ったし、刺繍が好きでずっとこの仕事をやってきた辻口さん。もしかすると、今が一番のびのびと自由に刺しているかもしれませんね。
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