飼育している幼虫を
遊歩道に植栽していたホウライカガミに移してからしばらく経った。
成虫の番(つがい)も放していたら
卵を産んでくれて
それが幼虫になっていくのを確認していたが
植えていた20本ほどの食草の葉っぱを食べつくしてしまいそうな勢いで
増えていた。
嬉しい悲鳴・・・、
自生のホウライカガミに移してあげることにした。
一頭のメスが産卵するのは100個ぐらいはあるようで、
それがすべて成虫になり
交尾を繰り返して繁殖してくれたら
これでもう大丈夫」と思ってたのが去年のことである。
去年の今頃同じようなことをしたのだが、
夏の終わりごろから次第に見かけなくなって
秋になって
一頭の成虫が確認されたあとの報告がなかった。
飼育して増殖することの良し悪しは兎も角として、
絶滅させるには忍びないので
是非のことは頭に置きながら
飼育して増殖する計画を実行することに踏み切った。
いまのところ順調に行っている。
島内の海岸端に自生しているホウライカガミの場所は10年前に調査した。
秘密にしている場所に一年ぶりに行ってみたら
ちゃんと生えていた。
移動した場所は
ウドゥヌスーの浜とフバマの間の岩礁に自生している大株
昔はこちらあたりをゆったりと飛んでいた。
珊瑚の再生がみられるので
オオゴマダラ蝶も 一緒に蘇る。
オオゴマダラ蝶再生の軌跡
それは ないしょです。