漂着した種が浜辺で芽を吹いて生えているのを目にしている。
一年や二年、運が良ければ数年も生き延びた植物たちが浜辺の植生を守ってきた。
50年、60年に一度とか言われる表現を最近やたらと聞くようになったが、
まさしくそのような大型台風が与論島を襲い、大木や古木が痛めつけられ、
浜辺の植物も高波に根こそぎさらわれてしまった。
島中の緑の中に枯れ木の無残な姿が見られていたが、
次第に元の緑の景観が修復してきているように感じられる。
台風被害で処分されたゴミを拾ってきて使っていたが、
活かしきれないものがついに、
私にとってもゴミになってしまっているのもある。
ゴミ博物館と笑われはしないかと気にしているが、
またもや
大きなゴミをもらうことになった。
ひと月前かそれとも二月前か、
写真を取り込んだ日にちを確認すればわかるのだが、
ツイッターにも載せた漂着船、取得物届をしなかった。
渚でいつものように石を積み上げていたら漂着船が打ち上げられていた。
遭難船ではないようなので、
こんなゴミ拾ったら処理するのが大変だからと思い、
数日放置していたが、
作業の邪魔になる場所だったので、
波打ちぎわに引き下ろして、船を起こして浮かべて、沖に押し戻しておいた。
数日、
そんなことを繰り返していたらとうとう、
海岸のはずれの西の砂浜に打ち上げられ、
案の定の船の墓場になって、
誰にも助けられないで放置されているの目にしていた。
漁船登録の文字が読めたので、
外国のものではないこと、!の頭文字だったので
沖縄の糸満だと思っていた。
何と、ITは岩手だった。
岩手漁協によると持ち主が取りに行けないので、
地元で処分をしてくれるようにとのことらしい。
私との縁があったのだから
この船に命を吹き込んでみようと引き取る手続きをすることにした。
三陸沖地震災害から何年経っただろう。
日暮里のエカツーリズムセンターの会議に参加したとき、
ボランティアに行った話を聞いて恥ずかしい思いをしたことを思い出した。
ちょっとお金はかかるが
修理したら使えるかもしれない。
私のボートも台風で流されたが、
その代わりにやってきたのかもしれない。
ミュージカル映画の「南太平洋」(チャタヌガ・チューチュー)
「パピヨン」のすt-ぶまっくいーん、と
ドガ役のだすてぃんホフマン。
そして、キャスト・アウエイ」のサバイバル生活。
天使との出会いがあるかもしれない。
南の島のリバイバル生活。
座間島からウーファーを受け入れて、
新しい年を迎える。