いきなりウンチの格好で失礼いたしました。
でも、これが今日の最高の出来事なのです!
リース犬が心臓弁膜症の治療を止めたのは2年前の6月4日。
「いつ死んでもおかしくない。 これから夏になるから危ない」
でも最後までりぃらしいりぃでいて欲しいから・・・
あと二年は生きて欲しいとの願いから、カウントダウンを開始しました。
それだけ有れば、こちらの覚悟も出来るだろうと・・・・
2年たっても元気でした。嬉しかった。
それが梅雨に入ってから急に様子がおかしくなってきたのです。
そして、13日の土曜の夜、散歩をねだるリース犬に「雨だからダメ」と。
日曜の朝、ご飯(ドッグフード)を食べさせた時、水を飲みませんでした。
そのまま娘を送って行ってお泊まり。
その間に具合が悪くなって、目を見開いたまま反応も無くなりグッタリ。
看病していたのですが、こちらも少しは眠らないとと思い布団に入りました。
すると夜中に這いながら夫の布団の足元に倒れこんで来たのです。
でも顔は目を見開いたまま無表情で動かず、不規則な鼓動が聞こえるだけ。
私はそれから眠れませんでした。涙が止まらない。
月曜はまた車で移動してこちらに帰って来ました。
葬式はどうしよう? 友人のお坊さんに相談しようかとか、
お墓はどうしよう? 昔みたいに庭に埋めようか?・・・・
死ぬのは引き潮の時だから、とりあえず9時まで持てば大丈夫。
6時半まで持てば大丈夫。と、次々に峠越えさせてはホッとしていました。
そして今日。
リース犬を見ながら夫と二人で泣いてしまいました。
カウントダウンを3年にしておけば良かった。
もう一度、以前のりぃの姿に戻ってほしい。
恫喝する夫を初めて見ました。
ハスカップを買ってあったことを思い出しました。
コロナ騒動で北海道が大変だというので、お取り寄せしてあったのです。
ハスカップは心臓に効くということを思い出して、スポイトで飲ませました。
飲んでくれました!
一日中、知通とか味噌汁とかスポイトで飲ませていました。
他に何もする気が起きないのです。
覚悟なんて出来ていなかったんだと思い知らされました。
そしてリース犬の存在の大きさにも気づいていなかったんだと・・・
半ば諦めのうちに夫と夕飯の時、りぃがまだ生きているお祝いにビールをのみました。 つまみに食べた乾物をかむ音に反応したと夫がいうので、試しにりぃのおやつを口元に持って行くと…食べました!
それからりぃは立ち上がり、少し食べ始めたのです。
その後おしっこをして、後ろ足で耳をかき始めたのです。
ビックリ!
夫が「抱っこして散歩に行こう」と言うので出かけました。
いつものコース。
そっと草の上に降ろすと、すぐにウンチ体制。
でもなかなか出ません。
家に来たばかりの時、一週間便秘で病院に行ったことが有りました。
その時、先生にどうやって出させたのかとお聞きしたら教えてくれました。
その教え通り私もりぃのお手伝いをしました。
当たり前のことを当たり前に出来るということがどんなに素晴らしいことか!
何もない平凡な日常がいかに素晴らしいか
改めて分かりました。
家に帰って改めて ”乾杯” “弥栄”