この写真の電車に乗ったわけではない。
写真は何年かぶりに行った水汲み場の近くで見た電車。
可愛いから撮ろうと思ったけれど、用意しているうちに走り去ってしまって、シャッターチャンスを逃した残念な写真。
水汲み場は綺麗な紫陽花が咲き乱れていた。
何枚も撮ったけれど、美しくは撮れなかった。
電車に乗ったのは1ヶ月半ぶり。
電車で二時間ほどの所にある歯医者に、クリーニングに通っているのだ。
体力の為と趣味で、一番先頭車両の窓から立ったままずっと先を眺めていた。
このところロルフィングとか言うのに凝って、試しているところ。
今回はスカイフック感覚で。
ずっと立ちっぱなしでも疲れない。
2年前に親不知を抜く予定でいたのだが、孫の出産里帰りで延期していた。
ところが、また次の孫が…
ただ、揺れていた歯がしっかりしてしまって、抜く必要も今の所無くなったようではあるが。
中村クリニック院長ブログ?だったかなぁ〜
に、歯周病はルンブルキナーゼとヴィタミンCで治ると書いてあったような気がしたので暫く試していたので、それが効いたのかも知れない 笑
帰りの電車を待っていると、頬にスマホを押し付けて話している婦人がいた。
あれが骨伝導とかいうのだろうかと思いながら、つい、注目してしまった。
聞こうとしたわけでは無いが、大声なので聞こえてしまう。
最近の線路事故とスマホの関係の話。
私は世知辛い世の中なので自殺者が多いとばかり思っていたのだが、そうでもなさそうな…
スマホに夢中になっての事故が多いとのこと。ホントだろうか。
「日本人がすっかり馬鹿になってしまった」と、怒りだか嘆きだか…
電車が来たので話はそこまで。
目的地まで早く行くには、乗り換えが必要だった。
やっと乗り換えて、座って本を読んでいるとバサっという音がした。
そちらに目をやると、ドアの前座席の仕切を背もたれにして立っていた若い女性が、ちょうど崩れ落ちるところだった。
ドア前の床に転がっている。
読みかけの本をバッグに押し込んで、走り寄った。
でも、どうしたらいいか?
すると別の女性が来てくれた。
落ち着いた方で、ようやく意識を取り戻しかけた若い女性に 優しく声をかけている。
私と2人で、とりあえず次の停車駅で降ろしましょうという事にした。
ドアが開く前に、また別の女性が来てくれて「私の降りる駅なので、駅員さんに知らせに行ってきます」と言って、呼びに行ってくれた。
水を買って来て飲ませようとした。
少し口に水を含む頃、駅員さんが数人車椅子を持って来てくれた。
私たちが通りがかりの者だと分かると、もう大丈夫と言うので終わり。
助けに来てくれた落ち着いた女性は、実は医療関係者だそうで、そうだろうなと納得したのだった。
彼女曰く「最近は、誰か倒れてもなかなか助けには来てくれない」とお褒めの言葉を頂いた 笑
今回たまたま私は、時間の制約のある予定が無かったので、関わっただけ。
早く帰りたいが為に、わざわざ電車を乗り換えたのだけれど、大幅に遅れてしまった。
これも私の人生の予定されていたことなのかも知れない。
制約のある予定だったら、申し訳ないけれど、見て見ぬふりだったかも知れない。
お互い様だから…と言うことでのんびりと帰った。