ウォーキング中にフェンスに絡まって「ムベ(郁子)」の実がたくさん生っているのを見つけました。
春に花が咲いていた木で、その花が実に変わっていたのです。
この実もアケビのように食べられるとのことで、1個いただいてきました。
教えられた通り、2つに割って中のゼリー状の果肉をスプーンですくって食べてみました。
初めて食したムベの味、果肉はトロリと甘かったのですが、なにせ食べるところが少なく、タネばかり。
「味はこんなものなのかな・・・」といった感想です。
ムベはアケビによく似ていますが、2つの違いははっきりしています。
ムベの葉は落葉しなくて、一年中緑です。
そして実は一回り小さいサイズで、完熟しても割れません。
葉の枚数について、アケビは「三つ葉」と「五葉(ごよう)」ですが、ムベは若木の時には3枚、生育していくうちに5枚、実ができる頃には7枚になるのです。
だからとっても縁起の良い木で「七五三の木」と言われ、それとは別に葉の数が増えていくことから「無病息災の木」とも言われています。
学名:Stauntonia hexaphylla.
英名:Stauntonia vine , Japanese Staunton Vine
別名:トキワアケビ、ウベ、野木瓜(ノボケ)
科名・属名:アケビ科 ムベ属
原産地:中国、朝鮮半島、日本