日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

チェリーセージ・ピンク

2023-08-20 07:00:00 | 植物

ウォーキング中に、ピンク色の「チェリーセージ」の花を見つけました。

赤、白、紅白の花は良く見ていますが、ピンク色の花でした。

これと言って珍しいものではないのかもしれませんが、初めて見た花色でした。

チェリーセージと呼ばれているのは3種類ほどあり、主にサルビア・ミクロフィラ、サルビア・グレッギー、その2種が自然交配したサルビア・ヤメンシスです。

それらの総称がチェリーセージとなっています。

ピンク色の花について調べてみたところ、ピンクでも濃い色から薄い色、サーモンピンクなど数多くあるようです。

そしてチェリーセージと呼ばれている3品種(ミクロフィラ、グレッギー、ヤメンシス)のそれぞれにピンクの花があるのです。

そんな訳で、今回咲いていたピンク色の花の品種が何かは特定できませんでした。

 

 

 


 

学名:Salvia microphylla、Salvia greggii、Salvia jamensis

英名:Cherry sage、Baby sage

科名・属名:シソ科 アキギリ属

原産地:北アメリカ南部一帯、メキシコ

 

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ジニア

2023-08-18 07:00:00 | 植物

昔は夏になるとあちこちの庭先で、枝の先端に大きな花をつけているヒャクニチソウ(百日草)が植えられているのを良く見ていました。

ヒャクニチソウはお盆の花、お墓参り用の花として定番だったからなのか、夏はいつでもどこかの庭で咲いていたというイメージでした。

そして名前からしても日本の花だとばかり思っていました。

ところが、ヒャクニチソウ(百日草)は和名で、本当の名前は「ジニア」といって、メキシコ原産の花だったのです。

そして、昔からあるこの品種は「ジニア・エレガンス」という名前のようです。

 

[ジニア・エレガンス]

 

いつの頃からか、庭先で見たヒャクニチソウの花はあまり見かけなくなって、花壇やコンテナなどでその矮性種が植えられているのを良く見かけるようになりました。

花は長い間咲いているし、花付きも良いのでガーデニングの素材としてちょうど良いのでしょうね。

ホームセンターや園芸店ではその矮性種の花は和名のヒャクニチソウという名前ではなく、本来の名前の「ジニア」となって販売されています。

このジニア、最初はメキシコの植物学者のエンリケ・ヘンケルがヒャクニチソウ属の原種を交配して、さまざまな色や形の花を咲かせる品種を作り出したと言われています。

今では花色もオレンジ、黄色、白、複色などや咲き方も一重咲、八重咲、ポンポン咲きなどさまざまな品種が開発されたようです。

 

ウォーキング中に咲いていたジニアです。

 


 

学名:Zinnia

英名:Zinnia

別名:ヒャクニチソウ(百日草)

科・属名:キク科 ヒャクニチソウ属

原産地:メキシコ

 

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マトリカリア

2023-08-16 07:00:00 | 植物

夏の初めからずっと咲いている花、「マトリカリア」です。

こぼれ種で増えたのでしょうか、大きな株が地面を覆うように広がっていました。

このまま秋口まで咲いてくれるのでしょう。

「マトリカリア」は別名では「ナツシロギク(夏白菊)」と呼ばれています。

最近ではカタカナ名の花が多くなって、名前を覚えるのに苦労します。

日本語の名前があるとホッとします。

特にこの花などは見たままの姿の「夏白菊」なので覚えやすいですね。

 

小菊と間違えそうな花ですが、画像のように真ん中の黄色い部分が少し盛り上がっていて、葉っぱの形が菊よりもシダに似ているように見えるが特徴です。

これは一重咲きなのですが、他には八重咲きや丸っこいポンポン咲きの品種もあります。

キク科の花なので、香りはやはり菊の香りです。

 

この花は『カモミール』と良く似てますよね。

[カモミール]

カモミールとどう違うでしょうか?

見た目で一番の違いは葉の形です。

カモミールは、細くて細かな葉の形ですがマトリカリアはそれよりも大きめで広く菊のような葉の形です。

花の違いはカモミールは黄色い花芯の部分が盛り上がっていて、花弁は夜になると反り返ってしまいます。

対してマトリカリアはの花芯の部分は平らで、花弁は夜になってもずっと同じままです。

そしてカモミールはハーブの一種なので食用、マトリカリアは観賞用となっています。

よく似ているのも当然で、マトリカリアとカモミールの両方ともがもともとマトリカリア属だったのです。

その後、マトリカリアはヨモギギク属になりましたが、以前の名残のままマトリカリアと呼ばれているようです。

 


 

学名:Tanacetum parthenium

英名:Matricaria、Feverfew

別名:ナツシロギク、イヌカミツレ、フィーバーフュー、タナセタム

科名・属名:キク科 ヨモギギク属

原産地:バルカン半島~コーカサス地方

 


別名「フィーバーフュー (feverfew)」、これはラテン語の解熱剤という意味からきているように、この花は薬草なのです。

古くから頭痛や吐き気、目まい等の薬として利用されてきたようです。

ところが、近年になって薬草としての効能を調べてみると、摂取した一部の人には アレルギー反応 や 消化器系の不調 を引き起こす副作用が出ることが分かりました。

まさか直接この花を薬草として利用する人はいないと思いますが、何らかの形で薬に含まれている場合もありますので、副作用には要注意です。

 

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ウエストリンギア

2023-08-14 07:00:00 | 植物

近くにオーストラリアの植物だけを植えてある場所があります。

珍しい花や木が植えられているのですが、その中でいつも白い花が咲いている木があります。

その木の名前がやっと分かりました。

「ウエストリンギア」という木でした。

この木は季節に関わらず、いつでも小さな白い花が見られます。

本当の花期は春だということらしいけれど、1年中咲いているのを見ています。

 

この画像は同じ木を1月末、冬に撮ったものです。

葉っぱは枯れたように茶色くなっているのに、花は咲いていました。

 

これは夏のウエストリンギアです。

 

オーストラリア原産の低木なのですが、花や葉がローズマリーに似ていることから、別名では「オーストラリアン・ローズマリー」といわれているようです。

だからといって、ローズマリーとは全くの別物で、ローズマリー特有の香りなどは全くありません。

いつでも花が見られるのは南半球の花だからなのでしょうか?

季節が逆だから? 花が季節を間違えているから?

何故かは分かりませんが、1年中花が見られるのは嬉しいですね。

 

ウエストリンギアにも数種類あって、この木の種類は「ウエストリンギア・フルティコサ」という名前のようです。

派手さはありませんが、可愛い白い花が咲くので、最近では他の種類のウエストリンギアと同じように園芸店やホームセンターなどで扱われているようです。

 


 

学名:Westringia fruticosa

英名:Australian rosemary

別名:オーストラリアン・ローズマリー

科名・属名:シソ科 ウエストリンギア属

原産地:オーストラリア

 

 

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アメリカノウゼンカズラ(アメリカ凌霄花)

2023-08-12 07:00:00 | 植物

真夏の暑い日差しの中でもオレンジ色のノウゼンカズラがあちこちで木から垂れ下がって頑張って咲いているのが見られます。

そんな中にちょっと毛色の違った「アメリカノウゼンカズラ」も混じっていました。

それほど興味のない人には同じ花に見えるかもしれません。

 

ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラ、名前は同じようでも別物です。

どこで見分けるのか?

今は花が咲いている時期なので、花を見ればすぐに違いが分かります。

一番の特徴は、アメリカノウゼンカズラは花の筒部が長く、ガクは花と同じ色になります。

花色は個体にもよりますが、ノウゼンカズラ方が濃いオレンジ色です。

花の開き方もノウゼンカズラの方が大きく開きます。

 

花以外で見分けるのとしたら葉です。

アメリカノウゼンカズラ の裏面の葉脈上には毛がありますが、ノウゼンカズラは無毛です。

小葉の数も異なっていて、アメリカノウゼンカズラの方が多く、9~11枚ほどで、ノウゼンカズラは3~6枚くらいです。

アメリカノウゼンカズラは北米原産、ノウゼンカズラは中国原産です。

 


 

学名:Campsis radicans

英名:Trumpet creeper 、Trumpet vine

別名:コノウゼン

科名・属名:ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属

原産地:北アメリカ

 

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