日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

カラーリーフカンナ

2023-08-10 07:00:00 | 植物

これまで、色々なカンナの花に出会いましたが、これは初めてです。

花は終わりに近づいていますが、それよりも葉の方に目を惹きつけられました。

 

 

葉の美しいタイプのカンナ「カラーリーフカンナ」と言うようです。

緑の葉に黄色の斑がストライプ状に入っている品種を調べたらいくつかありました。

ベンガルタイガー、プレトリア、ストリアタ、パリダ、ビューイエローなどの品種です。

そして調べた品種のすべてが黄色のストライプ、花がオレンジ色でした。

だからこの見つけたカンナの品種は特定できませんでした。

品種は分からないのですが、この緑、白、クリーム色の葉の様子がとっても綺麗です。

これならば、花が咲いていない時期でも葉だけで十分楽しめるのではないでしょうか。

 

 

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メカルドニア

2023-08-08 07:00:00 | 植物

小さな公園の花壇が黄色く染まっていました。

遠目にはカタバミが咲いているのかなと思いましたが、「まさか公園の花壇にカタバミは植えないでしょう」、と近づきました。

咲いていたのはメカルドニアの小さな花でした、それもびっしりと広がっていたのでした。

[メカルドニア・ゴールドダスト]

 

花弁が5枚のカタバミとはちょっと雰囲気の違った花のメカルドニアです。

この花はよく枝分かれして地面を這い、覆うようにして広がるので、グランドカバーにはぴったりの花です。

それにこの花の優れたところは、セルフクリーニングの花なのです。

セルフクリーニングの花とは、花がらが自然に落ちて次の花が開花するという、手間いらずの花なのです。

要するに花がら摘みの手間がかからない花なのです。

しおれた花がらをそのままにしておくと結実したりして勢いが衰えたり、次の花が咲かなくなったり、咲いても次の花は小さくなってしまったりします。

だから花がら摘みはなくてはならない作業なのすが、それが必要ないのは嬉しいですね。

 

この先、秋までずっと咲き続けます。

 


 

学名:Mecardonia

英名:Axilflower

別名:キバナオトメアゼナ、アメリカシソクサ

科名・属名:オオバコ科 メカルドニア属

原産地::東南アジア、北アメリカ、南アメリカ

 


ホームセンターの園芸コーナーに夏にオススメの10選と題し、売上げ順の草花の表が貼ってありました。

1位-ポーチュラカ、2位-ニチニチソウ、3位-インパチェンス、4位-ベゴニア、5位-メランポジウムでした。

ここまでは良く知られている花です。

その後、6位から続き、何と最後の10位にはメカルドニアが入っていました。

まだまだポピュラーではないようですが、最近だんだんと知られてきたようですね。

オススメで人気のある花のほとんどがセルフクリーニングの花になっています。

やっぱり手間いらずの花が好まれるのでしょうね。

 

 

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アメリカフヨウ

2023-08-06 07:00:00 | 植物

「アメリカフヨウ」の大きな花が目立っていました。

フヨウ(芙蓉)やハイビスカスにによく似た大きな花です。

見分け方はフヨウは木になりますが、アメリカフヨウは宿根草です。

だから、別名では草フヨウ(草芙蓉)とも呼ばれています。

草ですから冬になると地上部は完全に枯れてしまいます。

 

アメリカ原産で、フヨウに似ていることからこの名前になりました。

直径が20~30cmもある大きな花でも一日花なので、朝に開花したら夕方には萎れてしまいます。

この花は雌しべは先端が5つに分かれてカーブするように上に曲がっています。

これが大きな特徴で、フヨウと同じ姿です。

同じような花のムクゲやアオイなどの雌しべの先端は分かれていなくて、真っ直ぐになっていることで見分けがつきます。

葉はハート形または卵形で裂けていなく、葉縁に鋸歯があります。(後に述べるタイタンビスカスとの違いです)

花の色は赤、ピンク、白、複色など多くの種類があります。

 

ウォーキング中に見つけたアメリカフヨウを貼っておきます。

 


 

学名:Hibiscus moscheutos

英名:Common rose-mallow 、Mallow-rose

別名:クサフヨウ(草芙蓉)

科名・属名:アオイ科 フヨウ属(ハイビスカス属)

原産地:北アメリカ

 


「タイタンビスカス」

アメリカフヨウは近縁種と交雑しやすい性質のようで、最近になって三重県津市の赤塚植物園がモミジアオイとの交雑種を開発しました。

それが『タイタンビスカス』という名前になって多く出回っているようです。

特徴としては、葉はモミジアオイに、花はアメリカフヨウに似ています。

そして、アメリカフヨウとモミジアオイの良いところを選抜してありますので、育てやすくとても丈夫な品種になっているようで、大きな花が1株に200輪も咲くそうです。

 

タイタンビスカスだと思われる花です。(葉がモミジアオイに似ています)

 


タイタンビスカスの大元になった「モミジアオイ」です。

[モミジアオイ]

草丈が2mにもなる大型の草花で、冬には地上部が枯れる宿根草です。

5枚の花びらは径15cm~20cmで色は鮮やかな緋色、花びらの幅はやや細くて重なりません。

最大の特徴は葉が大きく5つに裂け(正確には3裂~7裂くらいまで差がある)、線の細いモミジ(カエデ)のような姿をしていることです。

モミジアオイの名前はその葉の様子から付きました。

 

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ランタナの実(タネ)

2023-08-04 07:00:00 | 植物

「ランタナ」は「世界の侵略的外来種ワースト100」の一つで、日本でもつい5年前くらいまで環境省の「要注意外来生物リスト」の一覧の中に入っていた植物なのです。

それはなぜかというと、繁殖力が強すぎるからというのが理由のようです。

でも、「世界の侵略的外来種ワースト100」と「要注意外来生物リスト」はただのリストで、植えたからと言って別に罰則もなく「この外来種のために、在来種が滅亡しないようにしなさい」ということのようです。

 

ランタナの和名は「七変化」。

花が開いてから時間が経つにつれて花の色が変化していく様子を見ていくと、そう言われるのが分かる気がします。

 

ウォーキング中、ランタナに実(タネ)ができているのを発見しました。

茎の先端部分には新しい花が咲いていて、その下には花が終わってしまったのでしょうか、花と同じ形のまま、小さなぶどうのような丸い実ができていました。

その実も最初は緑色で、熟すと黒色に変わっていくようです。

ランタナの繁殖力がハンパないというのは、この実(タネ)がこぼれてすぐに芽が出てしまうからなのですね。

 

ところが、ウォーキング中、目に留まったランタナを全部見たのですが、同じような色の花でも、実が全くできていない株も多かったのです。

なぜなのかと思って、調べてみました。

そうしたら、ランタナには実のできない種類が既に開発されていたらしいのです。

きっと、あまり増えすぎることのないように研究されていたのですね。

ランタナの「ブルーミファイ」という種類はタネを作らないようになっていました。

ブルーミファイはシリーズとなっていて、花の色によって、レッド・ローズ・ピンク・マンゴーなどがあって、最近ではこの種類が人気になっているようです。

タネを作らなければ増えすぎると言うことはなくなりますものね。

ウォーキング中に見た、実のついていないランタナはきっと「ブルーミファイ」なのでしょうね。

 

 


 

学名:Lantana

英名:Lantana

和名:七変化(シチヘンゲ)

科名・属名:クマツヅラ科 シチヘンゲ属

原産地:熱帯・亜熱帯アメリカ

 


ランタナの未熟な実(タネ)には『ランタニン』という毒が含まれているそうです。

家畜等が食べると肝障害を起こしてしまうようなので、要注意です。

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マツヨイグサ(待宵草)

2023-08-02 07:00:00 | 植物

マツヨイグサ、宵待草、月見草となじみ深い名前があります。

全部同じ花なんだろうか、それとも全部違う花?、と思ったことはありませんか?

この時期、空き地や道路際などにたくさん咲いている黄色い花、本当の名前は何だろうとずっと思いながら調べることもせずに今日まで来てしまいました。

この際、はっきりさせようと思い、調べてみました。

最初から①マツヨイグサ、②宵待草、③月見草と3つの候補があったので、それぞれについて調べました。

 

そうしたらこの黄色い花の本当の名前は①の「マツヨイグサ(待宵草)」なのだと判明しました。

 

②の『宵待草』とは大正時代の詩人竹久夢二の詩のタイトルで、この花のことを書いたのようなのですが、最初は『待宵草(まつよいぐさ)』と書かれていたものを、語感の良さから『宵待草(よいまちぐさ)」と書き換えたようです。(Wikipedia)

次に③の『月見草』とは、マツヨイグサと同じ科の花で、夏の夜に一晩だけ咲く花、その姿はマツヨイグサと同じでも白い花なのです。

最初は白く咲き、朝には萎みますが、その時にはピンク色になっています。

どうして月見草がマツヨイグサと間違えられるようになったのか考えてみました。

多分、太宰治の「富嶽百景」の中で『富士には、月見草がよく似合う』という有名な言葉からきているのかもしれないと思いました。

太宰治の月見草は黄金色と表現されていました。

だからこの場合の月見草がマツヨイグサのことを指しているのだとされているようなのです。

きっと太宰治が間違えた月見草が一人歩きしてしまって、そのままずっと後世まで引きずっているのかもしれませんね。

 

月見草は夜に開花するため、一般的にはあまり目にしない花なのかもしれません。

でも、そっくりな花の『ヒルザキツキミソウ』があります。

写真は道ばたなどでよく見る『ヒルザキツキミソウ』です。

月見草によく似ていますが、昼間に咲くことと、花の色が最初からピンク色なのが違う点です。

 


「マツヨイグサ」にも数種類あることが分かりました。

マツヨイグサ、コマツヨイグサ、オオマツヨイグサ、メマツヨイグサなどです。

花の大きさや花が咲き終わったときの色、葉っぱの形などが各種類によって違っているようなのですが、区別がつきません。

 

[コマツヨイグサ]

茎が這うように伸びるのが最大の特徴のコマツヨイグサだけは分かりました。

 

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