一般的にジャスミンと呼ばれているのはモクセイ科ソケイ属の植物の総称的な名前なのです。
だから単体のジャスミンという花はありません。
ウォーキング中に見つけた2種類のジャスミンです。
「アラビアンジャスミン」
この白い清楚な花は「アラビアンジャスミン」と呼ばれています。
ただ単にジャスミンというと、このアラビアンジャスミンを指すようです。
数あるジャスミンの中でも食用にできるのはこのアラビアンジャスミンだけで、ジャスミンティーなどに利用されています。
7月~9月ごろ開花するこの花は、クチナシに似たような香りが特徴になっています。
花は一重咲き、八重咲きがあります。
「ハゴロモジャスミン」
「ハゴロモジャスミン」です。
このジャスミンは5月ごろに咲いていたのを見つけました。
アラビアンジャスミンよりも開花は少し早い時期で4月~5月ごろ。
花の外側はピンク色、内側が白色になっているのが特徴です。
花はアラビアンジャスミンに比べると少し小さいのですが、花数がとっても多くて、それが一斉に開花するのですから、見応えは十分。
もちろん甘い香りもありますが、この花数ですからちょっと強すぎるくらいです。
ジャスミンには偽物もあります。
名前はジャスミンでも全く関係のない花も多くあります。
『カロライナジャスミン』、『マダガスカルジャスミン(アフリカシタキヅル )』、『スタージャスミン(トウテイカカズラ)』などです。
本物のジャスミンはモクセイ科ソケイ属なのですが、これらは花が似ているからジャスミンとなっているけれど、全く別の種類なのです。
以前に書いたカロライナジャスミンのこと→→カロライナジャスミン