見上げるほど大きな「タケニグサ(竹似草)」の群落を見つけました。
大きな群落だったので、遠くからでもよく目立っていました。
ちょうど花と蕾が入り混じっている時のようでした。
花は花弁がなく、雄しべだけしかありません。
裏が白くなっている大きな掌のような葉っぱと白く粉を吹いたような茎が特徴です。
タケニグサという名前の由来は、
① 竹に似ているから
② 竹細工をする時に竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなって細工が容易になるから
③ 茎が空洞になっていて、竹に似ているから
などという説があるけれど、竹には全く似ていないし、煮ても柔らかくならないようなので、③の茎が空洞だからという説が一番説得力があるような気がします。
別名では『ササヤキグサ』。
これは秋になると鈴なりの実ができ、風が吹くとその実がぶつかり合ってシャラシャラ(カサカサ?)と音が鳴って、その音が人の囁いている声に聞こえるからだとか。
[タケニグサの実]
学名:Macleaya cordata (Willd.) R.Br.
英名:Plume poppy
別名:チャンバギク・ササヤキグサ
科名・属名:ケシ科 タケニグサ属
原産地:日本、東アジア