幼稚園に入る前ごろまで、繰り返し同じ夢をみていたような気がする、十円玉のような色合いの地面が地割れをしてどんどんどんどん地割れがこまかくなり面積をましてくるそれはやがて巨大なゾウとなり、そのゾウを隔てているのは木製の古ぼけたオルガン、その情景が伸び縮みしながら繰り返し繰り返しあらわれ、あたかもそれは現実のようにも思えてくるほど繰り返し観たビジョン。
もうヒトツは夜中にハッと目覚めて前方を観ると般若の面がこちらを眺めている、ただ眺めている、木の額にかかっているお面なのかと思って翌日目覚めてからそのあたりをみてみるが、そこには何も無い、あたりを見回しても、そんな形跡はどこにもない。今も思い出すほど繰り返し観たビジョン。未だもってそのビジョンの意味するものが分らない。 . . . 本文を読む
民俗学.日本思想史.比較文明学を幅広く研究しておられる文学博士でもあり、京都大学名誉教授でありつつ、神道ソングライター、そして此の度は神話詩三部作を上梓なさった鎌田東二先生を塾長としてお迎えした「天空教室」第2講のお知らせです。
4月19日(金)満月夜、7月19日(金)17夜、北鎌倉の名刹円覚寺塔頭・龍隠庵において、「龍吟雲起1・2」を行ないました。2回目は「天空教室」開講式を兼ねて開催しました。いずれも、鎌田東二第一詩集『常世の時軸』(思潮社、2,018年7月刊)、第二詩集『夢通分娩』(土曜美術社出版販売、2019年7月)を朗読することを中心に、その芸能的表現や鼎談などを交えて行ないました。
このたび、9月1日に、第三詩集『狂天慟地』(土曜美術社出版販売)を上梓し、これにより「神話詩三部作」が完結しました。そこで、これまでの活動を踏まえて、「神話詩三部作」完結篇朗読会を開催させていただきます。ぜひ、11月15日(金)の18夜(居待ち月)、ご参会いただければ幸いです。
「狂天慟地」とは、言葉としては「驚天動地」のもじりであり、言い換えではありますが、昨今の地球の声をわたしなりに感受し、表現したものです。この30年近く、地球世界は「狂天慟地」、すなわち「天気狂い、大地が慟哭する」(天狂い、地慟(な)く)世界に日々変貌していっているように思います。
スサノヲやサルタヒコの嘆き、オルフェウスの悲しみ、ノアやモーゼや預言者たちの危機感、大乗菩薩たちの企投、さまざまな神話や物語や宗教的言説を織り込みながら、全33篇の詩篇を展開しました。
今回は、「狂天慟地」する世界を先回同様十字架のヨハネの神秘主義研究者の鶴岡賀雄さん、「狂(覚)」の禅味を体現する太田周文和尚さんとわたしの3人で、「狂天慟地」する世界の中での生老病死について語り合います。そしてそこにスタッフ仲間の芸能朗読朗唱や音楽家で映画監督の金大偉さんの音連れが加わります。ぜひ11月の居待ち月の一夜、龍隠庵の「狂天慟地天空教室」をお楽しみください。
2019年9月8日 天空教室塾長・鎌田東二
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「腰椎四番の圧迫骨折」と言う立派な病名を頂きました。久々にレントゲンを撮り、専用腰椎矯正コルセットを装着することになり、コルセット屋さんに採寸して頂くのだが、寸時に固まるゼリーをぬるとたちまち型がとれて一週間後にはスカーレットオハラ様ばりのコルセットが完成。チャンピオンベルトのように必要に応じて装着させて頂き、はや一ヶ月半経過、五割ほどは復活するも、未だ身動きはままなりません。古希古希と年を売り物にしてしまう事を大反省します、がヤッパリこれまでとは同じに行かないことを覚悟させられました、そして。落ち着いて、しかしボッとばかりはしていないで、深い呼吸でいまここを最善を尽くして生きる、それが 日々是好日であり、惺惺著というのだと今朝のラジオで精神科医で且つお坊様であられる若き和尚さまから学びました。
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年末年始、の三日間 夜間の勤務を無事終了、さてお正月、をあじわいましょう〜〜という前向きな気持ちでおったはずなのに、、、原因不明の足腰の痛み、ガクッと体力がおち、風邪症状でダウン、足腰の痛みは尋常ではなく、左臀部から座骨、足首まで痺れて痛く、、歩くのが容易ではなく、まな板を持つ事すら苦痛になり、古希を目前に一気に体力の衰えを実感! . . . 本文を読む
始めて先輩と出会ってからほぼ40年、何時もぐんぐんと前に進み、道無き道に道をつけ、草ぼうぼうだったところに豊かな果実を実らせて来た先輩。
健常者以上に、常に元気に走り回っていた。心臓に欠陥をかかえ、身障者手帳を常時携帯しておられるとは長い間気づかなかった程元気だった。
その心臓手術の不手際から半身不随となり、以後ベットの上が生活の場となってからも、かつての元気さを失わず、何時も毅然とし、社会を憂う気持ちも私たち以上で、時に、檄を飛ばす程の勢いだった、、、 . . . 本文を読む
NHKラジオ番組すっぴん金曜日は高橋源一郎さんがアンカー。源一郎さんの選曲する曲はメローでアンニュイでエレガントだし、源ちゃんの現代国語も、インタビューも、彼が繰り出す話題は文学的であり、社会的であり、政治的でありつつ、肩の力はぬけていてコブシを振りかざしてアジテーションするような風情がまるでなく、団塊世代よりグッと脱力している。
今日のお便りテーマは「私のヒーロー」勿論私のヒーローといえば、この方しかおりません。 . . . 本文を読む
神無月に入った途端にグット秋がふかまり、中秋の名月 満月 十六夜の月と神々しい月にウットリしているのもつかの間雨降りお月さんの日がそれからずっと続き、どんどん師走のような寒さの日までがあり、清々しい秋を味わう間もなくすでに師走の気分です。 . . . 本文を読む
東京移転、二週間がたちました。ご縁をいただき、墨田区のお茶室だったところに寄寓させて頂いております。
高齢の寡婦が都会で家探しをするという事はある意味不可能とも言える時代に、こうして住まいを
提供して頂ける幸いにどれだけ感謝をするかしれません。
これまでの人生で培った事を活かしてお役にたってゆきたいと
余生をそのように全うしたいと、、祈る日々です。 . . . 本文を読む
「人間はその生を輝かす為、溌剌といつも元気に生くるよう行動していると、その生は活発となる。
体が使えば逞しくなって行く構造をしているのはその為であろう。
愉快に生涯を生き抜く事が全生である。ジメジメして息していては全生はできない。健康に生きる為に愉快ほど大切なものはない。」
2016年月間全生9月号 巻頭文 野口晴哉 先生 . . . 本文を読む