オオワシ総集編① 山本山のおばちゃん
3/1 もう今年も3月だ。早い冬だった。今日は山本山のオオワシ おばちゃんをまとめてみよう。
10月の後半、渡りの観察中に決まってもうすぐオオワシ来るんやでと言って山本山を見ている。なぜかそわそわしてくる。
今年も来るやろか?と人は心配するが私には迷いが無い。来ると信じてる。そうやって16年来たから。
そろそろと思っていた頃仕事場に飛来の電話、急ぎ出かける。来てた。11/19
ねぐらは毎年の松だ。
この頃湖北の山々は晩秋だ。紅葉バックに飛ぶ姿が栄える。
かっこいい枝にも留まる。
沢山のカメラマンが一斉にシャッターを切る。まるで自動小銃みたいだ。
この冬は殊の外雪が少なかった。雪の日にもオオワシは獲物を狙っていた。
先シーズンの後半は狩り場がテトラでチュウヒの横取りや死骸拾いだったが今年は頑張って狩りをした。
凪の日はバスや鯉、ニゴイ等を獲った。
強風の日はオオバン・ハジロが餌食になった。
遠くまで狩りに出かけた。狩りの瞬間を激写しようとあちこちの湖岸に陣取ったが、びわ湖が大きすぎて、あちらと思えば又こちらの繰り返しだった。
と言うことを見ても今シーズンのおばちゃんはすごく元気だった。
みんながおばあちゃんと呼ぶので内心怒ってるのよと言っているようだった。
大きな獲物を運んできた。
低いところでハアハアと呼吸を整えてから食べ始めた。決まってカラスがやって来た。
食べ終わっての飛び出しで一斉にシャッターだ。撮れた、向いてた。離れてた。等々の声。
オオワシは海鷲だ。水の上にいるのが一番絵になる。どうだ、かっこいいだろうとポーズしてくれる。
湖面に羽がつきそうな位の高さで飛び出す。陰が映った美形だ。
ねぐらの松が糞で白っぽく成ってくるとそろそろ北帰の時期が近づく。
今年は私がマレーシアから帰ってくるのを待っていてくれた様に北帰が遅かった。
野鳥に詳しい人やベテランのカメラマンでも 暖かい南風が吹いたら北帰するという。
そんなこと無い。スキーのジャンプはどうだろう、グライダーはどうだろう。皆アゲンストだ。
今年もオオワシは上昇気流を捕らえて北風で帰って行った。 2月28日10時北帰。
しっかり見送りが出来た。
今年も沢山の夢とドラマを有り難う。元気で秋にまた会おうなー
最後にもう1枚
オオワシ優々だ。