ミュージカル グレイ・ガーデンズ
11月20日 シアタークリエ
台本:ダグ・ライト
音楽:スコット・フランケル
作詞:マイケル・コリー
演出:宮本亜門
出演:草笛光子、大竹しのぶ、彩乃かなみ、川久保拓司、デイビット矢野、吉野圭吾、光枝明彦
実在した母娘のドキュメンタリー映画を基に作られたミュージカル。
セレブだったのに没落し、ごみ屋敷のように荒れ果てた家に猫と共に住む母娘。
離れたいと言いながらも、母から離れることができない娘。
娘の自立を邪魔する母。
お互いを厳しい目で見ながらも、底辺には愛情がある。
1部では、没落前の華やかな生活ぶり。
おかかえの作曲家を持ち、歌を歌うのが大好きな母。
娘の婚約パーティーの日、別居中の夫から届いた手紙を見て、娘の婚約をぶち壊す母。
母から離れて、自立しようと家を出る娘。
2部では、豪華な部屋が一転して、ごみ屋敷のように…。
何が起こったのかは、明らかにされないが、家を出た娘は精神に異常をきたし、家に戻ってきたらしい。
ストレスで禿げた頭をスカーフで隠し、独特なファッションに身を包む娘。
高齢になり、思うように身体が動かせない母。
辛らつな言葉を投げかけあうが、お互いがお互いを必要としてる。
家を出ようとした娘が思いとどまり、母の元へ戻った時に、母が娘にかけた一言「あなたが、決めなさい。」が、印象的でした。
他にも、印象に残るセリフがあったのですが、情けないことに忘れてしまいました
確か、「自分で食べていけない人には、自由はない。」だったか「自分で食べていけない人は、自立できない。」だったか?
親や夫に養ってもらっている間は、自由はない。自由が欲しければ、自分で食べていくように自立しなさい。って意に捉えたんだけれど…。
1部では母親を2部では娘を演じた大竹しのぶの表現力には感服です。
歌も上手でした。
草笛光子は、とてもきれい。白髪だし、シワもあるけれど、自然な美しさがありました。
76歳でミュージカルってギネスものらしいです。
親子のつながりをいろいろ考えさせられたミュージカルでした。
猫を映像で登場させた演出が、おしゃれでした。
川久保拓司は、はじめて観た俳優さんでしたが、とってもきれいなお顔の人でした。
彩乃かなみも、はじめて知ったのですが、宝塚の娘役っぽいとおもったら、やっぱりそうでした。(宝塚って、幼稚園の時に1回観ただけのまったく素人なんで、有名な人も退団した後に知ることが多いんです)
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