やけたトタン屋根の上の猫
11月10日 新国立劇場 小劇場
作:テネシー・ウィリアムズ
翻訳:常田景子
演出:松本祐子
出演:寺島しのぶ、北村有起哉、銀粉蝶、三上市朗、広岡由里子、市川勇、頼経明子、三木敏彦、木場勝己
マーガレットと夫ブリックの間には、子供がいない。
元フットボール選手だったブリックは、親友の死後酒に溺れ、夫婦関係はなくなっていた。
マーガレットは夫を愛しているが、ブリックは、自分が親友に抱いていた感情が同性愛だったのではないか?と苦悩していた。
そんな状況を、マーガレットは「自分は焼けたトタン屋根の上の猫のよう」と感じている。
一代で財を成した義父の誕生日パーティーの日。
皮肉にも、実は義父がガンであり、余命いくばくも無いことがわかったが、本人にはその事実は伏せられている。
死の影におびえ、体の痛みに耐える義父。
夫の病状を知らされて、動揺する義母。
父の遺産を狙う兄夫婦は、5人の子供を使って義父のご機嫌を取る。
6人目を妊娠中の義姉の言動は、子供のいないマーガレットにとっては、すべてがあてこすりに思われる。
表面上は和やかに見せていても、その裏側に潜む心の闇。
誰もが、焼けたトタン屋根の上の猫のような中、一発の銃声が物語の終わりを告げた。
トタン屋根から飛び降りたのは…
このキャストは、もうたまりません
どの役もすべて、ぴったりとはまっていました。
寺島しのぶ、北村有起哉、銀粉蝶はもちろん、広岡由里子は、こういう役をホントにうまく演じますよね。
客席に数人の外国人が…
もしかしたら、寺島しのぶのご主人もいたのかしら?
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